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ゴルゴ13#24 [アニメ]

今回の物語は、ある意味では利用されることになったスナイパーの悲哀さを描いた物語と言うことが出来るが、深夜枠らしいサービス一杯の物語といった方がよろしいかと。

砂漠の国モロッコにやってきた女スナイパーのブリギッダ。難なく仕事を終えた彼女に、次の仕事の依頼が伝えられる。依頼者はインターポールで、ターゲットはゴルゴ13だった。インターポールは増え続けるテロリストたちを片付ける作戦として、テロリスト同士が相殺し合うように考えたのだった。ブリギッダはゴルゴの腕を知っているので、まともでは勝てないとして、ゴルゴに接近、女の武器である身体を使って接触する。そして、ゴルゴに、ロスの近郊で砂漠の中にある町サンタ・アナのマフィアのボスの殺害を依頼する。サンタ・アナに入ったゴルゴだったが、それはブリギッダの耳に伝えられる。そしてマフィアの方にもボスの暗殺計画を流し、マフィアがゴルゴに向かって行くように仕組んでいた。マフィアの手下たちはボスを守るためにゴルゴの泊まっているモーテルを襲撃した。が、ゴルゴは一人、また一人と片付けていき、車で脱出する。後を追うマフィアたち。そしてある工場に追いつめる。が、殺られたのはマフィアたちの方で全滅。そこにブリギッダがゴルゴを暗殺するために現れた。砂漠の砂が風に乗り、それから逃れるためにゴルゴは工場の建屋内に逃げ、目が砂にやられていると考え、ゴルゴを始末するという作戦だったブリギッダ。が、彼女の前に現れたゴルゴはゴーグルをして目を砂から守っていた。そうなるとブリギッダはゴルゴの敵ではなかった。ゴルゴの銃弾がブリギッダを貫いた...

インターポールの、自分の手を汚さずにテロリストたちを片付けるという作戦といい、ブリギッダの女の身体を使った作戦といい、派手な(マフィア一味との)銃撃戦といい、今回はお楽しみがてんこ盛りでした。(アニメでなくて実写だったら、90分ぐらいの映画1本にできるだけの内容に肉付けできるでしょう。それだけのお楽しみとなり得ます。)

スタートしてまもなく半年になるが、ここのところは出来不出来の差が大きくなっているだけに、視聴者対策のためにこの物語を選んだと言うことですかね。毎回、この物語のようにサービス精神をたっぷり出してくれたらいいんですけどね...

 

↓この物語は「SPコミック76巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (76) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: コミック

ゴルゴ13(volume 76)

↓こちらは発売されたばかりの最新巻です。

ゴルゴ13 150 (150) (SPコミックス)

ゴルゴ13 150 (150) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2008/09/05
  • メディア: コミック

 


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