SSブログ

追悼・ポールニューマン・「THE COLOR OF MONEY」 [映画(洋画)]

去年の5月に、俳優から引退すると発表したポール・ニューマンの訃報が届いた。あれから1年ちょっとしか過ぎていないのに訃報が届いたということは、かなり(病状が)重かったということなんでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。

ということで、月曜の1番は洋楽アルバムとなる所を、追悼ということで、P・ニューマン主演作を取り上げることにします。


P・ニューマンと言うと、「ハスラー」(1961年)、「明日に向って撃て!」(1969年)、「スティング」(1973年)、「タワーリング・インフェルノ」(1974年)などの作品の方が有名であり、それらから選ぶのが普通であろうが、それらの作品はこれまでに記しているということで、まだ記していない「ハスラー2」(1986年)を取り上げることにしました。(本作で、7度目のアカデミー主演男優賞ノミネートとなり、念願のオスカーを獲得した作品でもあり、本作も彼の代表作の1つということには異論はないでしょうし...)本作は、前作「ハスラー」から25年という時を経て製作された続編であり、物語の方もあれから25年後ということで描かれている。

作品データを記しておくと、1986年の作品で、時間は119分、原作はウォルター・テヴィス、監督はマーティン・スコセッシ、脚本はリチャード・プライス、撮影は ミヒャエル・バルハウス、音楽はロビー・ロバートソンである。そして出演は、ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ヘレン・シェイヴァー、ジョン・タートゥーロ、ビル・コッブス、ロバート・エイギンス、アルヴィン・アナスタシア、イギー・ポップ、フォレスト・ウィッテカー、たちである。また、本作でP・ニューマンが、7度目のノミネートで念願のアカデミー主演男優賞を獲得している。(それ以外にも、他の4部門でもノミネートされたが、それらは受賞とはなりませんでした。)

かつて、ミネソタ・ファッツと死闘を演じたハスラー・エディも50歳をすぎ、今では現役を離れ、鮭のセールスで生活をしていた。あの死闘から25年の歳月が流れていた。そんな中、エディはヴィンセントという若いハスラーと出会い、彼にかつての自分の姿を重ね合わせていた。それから数ヶ月後に、アトランティックシティーで大会があると言うことで、エディはヴィンセントとチームを組み、それに参加することにした。ヴィンセントの恋人・カルメンを加えた3人は、大会を目指して旅に出た。エディはヴィンセントを一流のハスラーに仕上げようとして、全てを教えようとするが、カルメンとの中を疑ったヴィンセントと別行動をした時もあったが、2人は勝ち進んでいって、アトランティックシティーの大会に参加し、共に勝ち進んでいく。そして準決勝で2人は対戦することになった。勝負は激戦になり、エディが勝利を収めた。が、翌日、ヴィンセントがわざと負けたと言うことを知ったエディは、自分の老いを知った。一方、ヴィンセントは次の大会のヒューストンを目指して旅立っていった。

映画の内容に関しては、やはり続編ということで、そのジンクス通りというものである。登場するハスラーたちに、前作のミネソタ・ファッツの様な貫禄と存在感のある相手がいないということが最大の敗因でしょう。が、ある意味では、年の功ということで譲ったという物語の展開は、中高年齢層に有機を与えたと言うことで、高齢化社会においては必要なのではないか、と思える所である。

また、本作で念願のアカデミー主演男優賞を獲得したP・ニューマンであるが、アカデミー協会では時々ある、功労賞としてというような感じがするのは筆者だけではないでしょうね。とは言っても、本作で受賞しているのだから、やはりP・ニューマンの代表作の一つである。

→NHKのBS-2「衛星映画劇場」が近いうちに追悼ということで、予定を変更して、P・ニューマン主演作を放送するのではないかと思われるが、やはり本作ということは無いでしょうね...

 

ハスラー 2

ハスラー 2

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD

ポール・ニューマン

ポール・ニューマン

  • 作者: エレナ ウーマノ
  • 出版社/メーカー: 近代映画社
  • 発売日: 1989/12
  • メディア: 単行本

ポール・ニューマン―ミスター・ブルーアイズ (デラックスカラーシネアルバム (13))

  • 作者: 梶原 和男
  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 単行本

少年の心を持った反逆児ポール・ニューマン

少年の心を持った反逆児ポール・ニューマン

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 近代映画社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 大型本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。