ばんばひろふみ『バンバン+ばんばひろふみ~GOLDEN J-POP/THE BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のベスト盤は1998年にリリースされたベスト盤である。フォーク・サウンドがブームになった当時、「バンバン」としてヒット曲『「いちご白書」をもう一度』を放ち、ソロになってからも活動を続けている彼であるが、4年に一度ヒット曲を飛ばすことから「オリンピック歌手」と呼ばれていたこともあり、思ったほど曲が無いということで、ベスト盤のリリースも殆ど無いのだけに、本ベスト盤は貴重なものと言うことになる。しかも、時間的にも70分弱に達していることから、たっぷりと堪能することが出来るめ、非情な価値の高いものである。
収録曲は以下の全18曲である。『何もしないで』『こころの花』『永すぎた春』『冬木立』『「いちご白書」をもう一度』『冷たい雨』『霧雨の朝突然に…』『縁切寺』『青春のラストページ』『今君だけに愛を』『最終フライト05便』『想い出をさぐる君』『女は天使なんかじゃない』『グッド・ラック・マドモアゼル』『SACHIKO』『21才の君へ』『速達』『真夜中のロンリーハー』。
この中では、『「いちご白書」をもう一度』と『SACHIKO』は大ヒットを記録した曲であり、お馴染みの曲でもあるので、当然という選曲(看板になる曲)であるが、隠れた名曲が収録されているのが嬉しい所である。
筆者のお薦め曲は、『「いちご白書」をもう一度』と『SACHIKO』も(一応)ピックアップしておくが、それよりも『こころの花』『冬木立』『冷たい雨』『霧雨の朝突然に…』『縁切寺』『青春のラストページ』『21才の君へ』『速達』という曲の方をよりプッシュするということにしておきます。
バンバンの創生期からソロになってまで、彼の歴史を知る上でも大変貴重なアルバムであり、(バンバンの)デビュー・シングル、『何もしないで』から始まる年代順に収録されているというのもポイントが高くなる所である。'70'sのフォーク世代の方は、当時を懐かしむということでも、ライブラリーに加えておきたい所であり、当時を知らない方でも、資料性が高いだけに、お手元にあってもよろしいかと...
バンバン+ばんばひろふみ~GOLDEN JーPOP / THE BEST
- アーティスト: ばんばひろふみ,荒木一郎,有川正沙子,岡田冨美子,小泉長一郎,兼松正人,竜真知子,高山弘,谷村新司
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1998/08/21
- メディア: CD
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