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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その75) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「」です。(言うまでもなく、高くそびえる建築物の「塔」です。仏教用語の「塔」ということに限定すると、両作とも、該当する物は無くなってしまいますから...)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.10話」と映画第1作「ケータイ刑事THE MOVIE」(「M1」と言っているもの)の2本、「007」からは「ワールド・イズ・ノット・イナフ」です。

今回、初めて「ケータイ刑事」も映画を取り上げますが、これは「・2nd.10話」と名前の繋がりがあるためです。また、「007/美しき獲物たち」にはエッフェル塔が出てくるが、これは使われ方が少し違っているのと、これ自体が余りにも有名なので、外すことにしました。

ケータイ刑事」:「・2nd.10話」。この物語は「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」という物語で、「ケー刑事」の得意とする「BS初」という企画ものである。タイトルが示すように、劇中に台詞は無く、サイレント映画の手法で作られた作品である。

この物語に登場する「塔」は「下北沢バベルの塔」と呼ばれるものである。(所在地は当然のことながら、下北沢である。)といっても、ただの建物の名称として出てきたものであり、外観などは劇中には出てきていない。入口はごく普通のビルのようでした。また、内部に入るのには地下から入って行くことになっていて、まるで工事中のビルの地下室という感じの一室が劇中に登場した。

ちゃんと五代さんが別れて探していると、ちゃんが発見し、一人で中に入っていった。そして中に爆弾が仕掛けられていたのを発見した。爆発までの時間が少ない中、犯人を引き連れた五代さんと柴田束志さんもやってきて、色々とあって、時間ぎりぎりで爆弾を解除して無事でした。

「塔」が出てきたものの、犯人に利用された建物としての登場であり、別に「塔」である必要はなかった形での登場でした。犯人のアジトでも無かったですし... まあ、「M1」のネタを引っ張り出すということでは一応有用でした。

ケータイ刑事」:「ケータイ刑事THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状」。2006年の劇場版作品で、シリーズ初の劇場作品である。が、TVシリーズの延長線上に仕掛けがある楽しい作品でもある。

本作に登場した「塔」は、タイトル(長いタイトルですが、「ケータイ刑事」としたらこれぐらいは当たり前です。)にもあるように「バベルの塔」である。旧約聖書の「創世記」第11章に登場するあのバベルの塔ではなく、品川の港近くの倉庫街にある塔である。但し、この塔は縦向きに作られたのではなく、横向きに作られた塔である。(この辺りは、流石は「ケータイ刑事」である。)

お姉ちゃまが監禁されているということで、ちゃん、ちゃん、ちゃんはその場所を探すが、泪ちゃんが発見し、一人で中に入っていくるすると、キング・アンドリウが挑んできて、ちゃんと対決する場所となった塔である。一応、敵のアジトということになるのだが、ラストの大どんでん返しを考えたら、「敵のアジト」というのには語弊があるが、物語のクライマックスでの対決の舞台になった場所ということでは、「007」シリーズのクライマックスに登場する敵のアジトと同じポジションとなる。J・ボンドも敵のアジトに一人で乗り込んだ作品が何作かあるが、襲撃舞台を組織して乗り込むことも多いだけに、ちゃんは一人で乗り込んだというのは、やっぱり凄いことです。(でも、お姉ちゃまのことが心配で、妹・を待っていられなかったということも出来ます。)

007」:「ワールド・イズ・ノット・イナフ」。1999年のシリーズ第19作、20世紀最後の「007」シリーズ作品で、5代目ボンドの第3作である。(やっぱり、ソフィー・マルソーが出演していることが一番、という作品です。)

この物語に登場する「塔」は「乙女の塔」と呼ばれる塔である。所在地はイスタンブールであり、アゼルバイジャン共和国のバクーにある世界遺産の「乙女の塔」とは別物である。が、イスタンブールのボスポラス海峡にある、あの古代の灯台である。また、エレクトラとレナードの本拠地である。また、地下には潜水艦の秘密ドックがあった。

Mが監禁されていたのもここであり、更に拉致されたクリスマス・ジョーンズ博士(=ボンドガール)が連れてこられて監禁されていたのもここである。ボンドは単身で乗り込んでいったが、エレクトラの前に19世紀のオスマントルコ帝国の拷問椅子に座らされることになった。何とか難を逃れたボンドは、エレクトラを一発で射殺、核爆弾を爆破させようと潜水艦を追った。

尚、敵のアジトであれば、ボンドはそこを破壊するのが任務の一つであるが、この乙女の塔は破壊することはなく、原爆を積んだ潜水艦がレナードとの最後の対決の場となった。

共通点は、いずれもが(犯人)のアジトとして使われたということ、主人公(銭形/ボンド)が単身で乗り込んでいったということ、敵のアジトは爆破されなかったということ(「M1」の爆発はCGによる映像でした。)それぞれの物語のクライマックスの対決の場所となったということがある。特に「007」では、敵のアジトであったにも関わらず、爆破されていないというのは特筆されることである。(このことによって、それ以外にも共通点があるが、更に別の1つの共通点が生まれている。)また、「M1」の「塔を横に作った」という発想は、「007」の敵ボスも真っ青になってしまう発想であるが、突拍子もないものをアジトにするということでは、同じ発想と言うことが出来る。

違いは、「ケータイ刑事」ではあくまでも架空の建築物であるが、「007」は実在する建築物という所ですかね。(潜水艦の秘密ドックは架空ですけど...)

次回も「ある物」シリーズということで続ていきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

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