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ケータイ刑事銭形泪13話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今週の日曜日の再放送「銭形海」はお休みということなので、ピンチヒッターとして「銭形泪」の裏ネタ編に登場して貰うことにしました。で、「銭形泪」の方は、54回目でようやく1st.シリーズの最終話に辿り着きました。(1話当たり4.5回数弱記していることになる...)が、2nd.シリーズの26話が残っているので...

ところで、日曜朝にBS-iで「ケータイ刑事」の再放送が行われるようになったのは、2006年4月からであり、ちょうど今回から述べていく物語からでした。(こういう偶然というのが恐ろしい所です。)


銭形泪[裏ネタ編]」の1st.13話「助けて、五代さん! ~銭形泪冤罪事件」の初回は、サブタイトルに含まれている「冤罪」について、そして五代さんが口にした「濡れ衣」について、そしてこの物語でポイントとなっている「記憶喪失」について記すことにします。

尚、約2年8ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

冤罪」:無実なのに犯罪者として扱われることをいう。司法用語であり、冤罪に問われた事件のことを「冤罪事件」という。

無実の人間が逮捕されて裁判にかけられるというのは、典型的な「冤罪事件」であるが、無実の者が被疑者として取り調べを受けるのも「冤罪」である。

冤罪には、いくつかのパターンによって生まれる。以前、自白を最優先していた時代には、取り調べの際に自白を強要することで、やってもいないのに虚偽の自白をしてしまったことから冤罪事件になることが多かった。

また、ある意図が捜査機関や国家にあった場合、誰かを犯人に仕立て上げることで冤罪事件が生み出されることがある。中世の時代の「魔女狩り」は典型的なこのパターンである。(また、この物語の冤罪はこれに該当する。)

捜査の過程で、先入観や思い込みがあって、十分な科学的捜査が行われずに冤罪事件となる場合もある。

日本で昭和の時代に起こった冤罪事件としては、免田事件(1948年、熊本)、財田川事件(1950年、香川)、米谷事件(1952年、青盛)、島田事件(1954年、静岡)、松山事件(1955年、宮城)、甲山事件(1974年、兵庫)などがある。

濡れ衣」:文字通り、濡れた着物という意味であるが、以下の伝説から「無実の罪」という意味を持つようになった。法律用語では「冤罪」と言う。

昔、継母が先妻の娘の美しさを妬み、海水に濡れた漁師の衣を娘の寝室に置き、父親に対して、娘が密かに通じていると告げ口をしたことから、娘は全く身に覚えのない疑いをかけられることになった、という伝説。

尚、「濡れ衣を着せられる」と言うように、無実の罪を受けることをこのように言うが、その汚名を晴らす場合は「濡れ衣を脱ぐ」とは言わず、「濡れ衣を晴らす」と言う。

記憶喪失」:一定の事柄に限定された想起の障害であり、記憶の一部、または全てを思い出せない状態になることを言う。健忘症の一つとして知られている。(「健忘症」と言うと、「物忘れが激しくなる」という印象があるが、その中の一つとされる。)

原因としては、精神的ショックや極度のストレスやトラウマに出くわした場合に起こる心身的なことが原因となって起こる場合と、脳への外傷があった場合(例えば、交通事故などで頭を打った場合など)に起こる場合とがある。(当然、両者の複合的なことが重なって起こることもある。)

前者は心身的な問題であるため、いつ回復するのか分からない場合があって、回復まで長時間かかる場合もあるが、後者の場合は、大抵は一日程度の時間が経過すると、自然と回復する。(脳に回復不能なほどの障害が発生した場合はこの限りではない。)後者は一日程度で回復することから、「一過性健忘症」と言われることもある。(交通事故の被害者によく見られる症状の一つでもある。)

「記憶喪失」は、小説やドラマ、映画などのフィクションの世界では、こういう設定の登場人物が登場することが多いため、フィクションの世界の出来事というイメージがあるが、「一過性」の「記憶喪失」は意外と身近な所でも起こっていたりするものである。尚、フィクションの登場人物が何らかの病状を持っているという設定は定番であるが、「不治の病」と共に「記憶喪失」はポピュラーな設定である。

尚、英語では「amnesia」と言う。

 

 

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