ケータイ刑事銭形泪14話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
6回目となる「銭形泪・2nd.1話」の「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」の「裏ネタ編」であるが、今回でみの物語についての「裏ネタ編」は終わりです。で、今回は殺された「鼻タレ・クイーン」に関する事柄から、「遺影」について、「整形」について、「シリコン」について、そして「クレオパトラの鼻」について記すことにする。
尚、約2年8ヶ月前(2年9ヶ月に近づいてきている...)のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「遺影」:葬儀の時に用いられる故人の肖像や写真のことである。祭壇に飾る写真は、一般的にモノクロ写真が普通である。(最近ではカラー写真が使われることも珍しくなくなっている。)葬儀社が、カラー写真からモノクロ処理をして引き延ばしてくれる。また、少々ピンぼけ写真であったり、遺影に使うのには相応しくない衣装であっても、修正してくれる。(葬儀社と相談しましょう。)
「整形」:「整形」とは、形を整えて正しくすることである。よって、ある物に対して、その形を整える場合に使う言葉である。が、一般的には「美容整形」のことを指す略語としての浸透度の方が高い。
「美容整形」は、容貌や容姿を美しくするために施す臨床医学の一つであり、形成外科の一分野という認識もされているが、見た目の改善を目指したものであるので、疾病の治療ではない。(このため、「形成外科」とは認められないという考えもある。)
二重まぶたにする、シワ取り、隆鼻、豊胸などが一般に知られているが、これを行うのは形成外科的な方法が用いられる。しかし、形成外科と違うのは、生物学的には正常である組織に手術を行うことになり、疾病の治療ではないということである。(このため、医療保険は適用されない。)
「シリコン」:英語では「Silicon」、原子番号14番のケイ素(元素記号:Si)である。非金属元素であり、地殻中に、酸化物、もしくはケイ酸塩として大量に存在している。原子量は28.0855、比重は2.33である。半導体に使われる素材であり、工業的にも重要な物質である。
また、このケイ素と酸素の結合を骨格とする人口高分子として「シリコーン」(英語では「Silicone」)という物質がある。美容整形で用いられるのはこちらである。(分子レベルで見ると、「シリコン」が主体であることに代わりはないですが...)が、美容業界ではこれも「シリコン」と呼んでいる。(→半導体技術者が、豊胸手術でシリコンを注入すると聴いて、半導体の材料となる固体を入れると勘違いした、という笑い話があります。)
耐油性、耐酸化性、耐熱性に優れていることから、様々なものが作られている。その一例としては、シリコーンオイルは不燃性オイルとして利用され、プロジェクターの冷却液としても利用されている。シリコーングリースやオイルコンパウンドは電子機器の放熱板に半導体素子を取り付ける際、熱伝導性を高めるために用いられている。ゴム状に加工したシートは、耐熱性や放熱性が良いことから、ゴム系部品として色々と利用されている。そして、親水性ゲルと配合したものは、酸素透過型コンタクトレンズとして、また、形成外科や美容整形において、充填剤として利用されている。
「クレオパトラの鼻」:17世紀のフランスの数学者、物理学者、哲学者、思想家、宗教家であるブレーズ・パスカルが、著書「パンセ」の中に記した有名な一節「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていたであろう」のことを指している。
尚、「パンセ」はパスカルが晩年に、キリスト教護教論の溜めに書き綴った断片的なメモ、ノートを、彼の死後に編纂されて出版された瞑想録である。発刊されたのは1670年である。(パスカルが亡くなったのは1662年である。)人間の本性の矛盾に関する深い洞察と、信仰に対する鋭い分析がされている著書として有名である。また、「パンセ」とは、フランス語で「思想」「思考」という意味である。
↓一応こういうものを...
↓参考まで
新しい有機ケイ素ポリマー (高分子新素材One Point)
- 作者: 石川 満夫
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1991/11
- メディア: 単行本
- 作者:
- 出版社/メーカー: 化学工業日報社
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
↓時間があれば、勉強のために読んでみるとよろしいかと...
コメント 0