「GONE IN 60 SECONDS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1974年のアメリカ映画「バニシング IN 60"」である。2000年の作品「60セカンズ」は本作のリメイク作品であり、リメイク作によって改めて再評価された作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は98分、製作、原案、監督、脚本はH・B・ハリッキー(主演も含めて5役を務めている。)、撮影はジャック・ヴァセク、音楽はフィリップ・ハチャトゥリアンである。そして出演は、H・B・ハリッキー、マリオン・ブシア、ジェリー・ダウギルダ、ジェームズ・マッキンタイア、ジョージ・コール、ロナルド・ハリッキー、たちである。
表向きは保険調査員であるメインドリアン・ペース。だが、彼は高級車だけを盗むというプロの泥棒だった。彼には他に5人の仲間がいた。ある日、仲間の1人であるユージーンの結婚式のためにロサンゼルスからニューヨーク州ダンカークに来ていたペースに、盗んだ車が40万ドルで売れるという契約が舞い込んだ。しかし、これを実行するには仲間たち全員が力を合わせる必要がある。が、ユージーンは新婚旅行を理由に反対する。で、ユージーン抜きで決行することを決めたペース。が、5日間で複数台の高級車を盗み、港に届けなければならない。で、ロサンゼルスに戻ったペースは他の仲間たちと共に、ロールスロイス、キャデラック、リンカーン、ダッジ・チャレンジャー、オリー・ブロンコなどの52台の高級車を次々と盗んだ。が、エレナーという名前の付いた73年型の黄色いムスタング・マッハだけが盗み出せなかった。40万ドルを得るにはこれを盗み出さなければならず、エレナーを全力で盗もうとするペース。ついに警察が待ち伏せする事態になり、大量のパトカーに追われることになるが...
完成度の高さということでは、リメイク作の方が良いが、本作にはB級作品という雰囲気が漂っていて、特に後半のカーチェイスにはそういう所が出ている。また、随所に'70'sのカーチェイス作品らしい所が垣間見られていて、現在の超大作には無いノリを感じられる。
リメイク作「60セカンズ」と見比べてみるのもまたお楽しみというところですね。
↓リメイク作はこちら
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