ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めです。で、今回は愛ちゃんがこの物語で披露した「銭投げ」についてと、「銭投げ」と言えばこの作品ということになる「銭形平次」について、そして愛ちゃんが五代さんを誘った「オペラ座の怪人」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「銭投げ」:「投げ銭」ともいう。野村胡堂の原作小説に登場する岡っ引きの平次(「銭形平次」というのは通称である。)が主人公の「銭形平次捕物控」及びその映像作品である「銭形平次」ににおいて、平次が得意とする技であり、銭(寛永通宝)を投げて、逃げる悪人を追いつめる業である。
「銭形平次」:野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」のTVドラマシリーズのタイトル、及び映画のタイトルである。(映画のタイトルは原作小説のタイトル「銭形平次捕物控」というものが中心である。)
テレビドラマは888回という放送回数(ちなみに「ケータイ刑事」は現在(「海」終了時点)で183話なので、5倍近くということになります。)を誇る大川橋蔵主演のシリーズが1966年5月から1984年4月まで放送された。当初は白黒作品であり、途中からカラー作品になったということで、テレビ史そのままというようなシリーズである。尚、大川橋蔵の平次は初回から最終回まで変わっていないが、平次の妻・お静や八五郎は途中でキャストが変わっている。(お静は3人、八五郎は2人が演じている。)
その他、テレビでは若山富三郎、安井昌二、風間杜夫、北大路欣也、村上弘明たちが平次を演じている。
映画は、戦前(昭和初期)からサイレント映画で登場し、嵐寛寿郎、市川猿之助が平次を演じてきた。そして、一番有名なのは長谷川一夫主演で、1949年から1961年の間に、全18作が製作された人気シリーズである。(第1作は新東宝、第2佐久目以降の17本は大映京都の制作である。)第2作が「銭形平次」というタイトルであるが、他の17本は「銭形平次捕物控」という文字が入っている。シリーズ作品のタイトルを記しておくと、シリーズ第1作「銭形平次捕物控 平次八百八町」(1949年)、シリーズ第2作「銭形平次」(1951年)、シリーズ第3作「銭形平次捕物控 恋文道中」(1951年)、シリーズ第4作「銭形平次捕物控 地獄の門」(1952年)、シリーズ第5作「銭形平次捕物控 からくり屋敷」(1953年)、シリーズ第6作「銭形平次捕物控 金色の狼」(1953年)、シリーズ第7作「銭形平次捕物控 幽霊大名」(1954年)、シリーズ第8作「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」(1955年)、シリーズ第9作「銭形平次捕物控 死美人風呂」(1956年)、シリーズ第10作「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」(1956年)、シリーズ第11作「銭形平次捕物控 まだら蛇」(1957年)、シリーズ第12作「銭形平次捕物控 狐屋敷」(1957年)、シリーズ第13作「銭形平次捕物控 八人の花嫁」(1958年)、シリーズ第14作「銭形平次捕物控 鬼火燈籠」(1958年)、シリーズ第15作「銭形平次捕物控 雪女の足跡」(1958年)、シリーズ第16作「銭形平次捕物控 美人蜘蛛」(1960年)、シリーズ第17作「銭形平次捕物控 夜のえんま帳」(1961年) シリーズ第18作(最終作)「銭形平次捕物控 美人鮫」(1961年)である。
また、テレビドラマで主演を務めた大川橋蔵主演の映画「銭形平次」(1967年)を東映京都が制作している。
「オペラ座の怪人」:1910年にガストン・ルルーが発表した小説、及び、そのミュージカル作品と映像化作品がある。それぞれ複数の作品があり、いずれもが大ヒットを記録している。
ミュージカル作品は1976年のものと1986年のものがあり、後者は20念を超えるロングラン作品となった。また、日本でも劇団四季が上演を1988年から始めている。
映画はこれまでに都合8回制作されている。最初は1925年のサイレント、白黒映画である。2度目からはカラー、トーキー作品となり、1943年、1962年、1974年、1989年、1990年、1998年、2004年に製作されている。中でも1943年版はアカデミー賞を2部門(撮影賞、舞台装置賞)を獲得していて評価の高い作品であり、1974年版はB・デ・パルマ監督作で、原作からは大きくかけ離れた内容であるが、人気が高い作品であり、1989年版はホラー映画という部分強調した作品になっている。(筆者のお薦めは、1943年版であり、翻案作品ということでは1974年版と1998年版というところです。)
物語の方は、説明する必要はないと思うが、簡単に記しておくと、パリ・オペラ座を舞台にしたもので、謎の怪人が住みついているという噂から繰り広げられるミステリアスな作品である。
世界的に人気の高い作品であり、何度も舞台公演が行われ、映画も多数あるので、一度は見ておきましょう。
↓一度は接してみましょう。
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