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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その92) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「時限爆弾」です。(「爆弾」ということにしたら、あまりにも広くなってしまいますから...)で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1st.10話」「・2nd.13話」「・1st.13話」の3本、「007」からは「ゴールドフィンガー」と「オクトパシー」ということにします。(両作とも、これ以外にも何本かあるが、一応これらを代表と言うことにします。)

ケータイ刑事」:「・1st.10話」。「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」と言う物語で、爆弾魔が開運手錠に見せかけて(柴田さんに)贈った時限爆弾を、ちゃんと五代さんが填めてしまい、爆発までのスイッチが入り、残り時間は2時間ということになる。犯人の挑戦するクイズを解き、殺人事件を解決したちゃんだったが、爆弾を作った男は既に殺されていて、爆発を止めるには白、青、赤のいずれかのリード線を切るしか無いが、どれを切ればいいのか分からない。まもなく爆発という所で、全てをちゃんは託され、そして1本のリード線を切断した。で、残り時間1秒という所で、カウントダウンは止まり、爆弾は爆発しなかった。→ちゃんが選んだのは「白」だったが、その日がホワイトデーだったということ、また、爆弾魔は白い服ばかりを着ていたということからの選択でした。

ケータイ刑事」:「・2nd.13話」。「さよなら、柴田さん ~無差別爆破事件」という物語である。海王星団が、かつての首謀者である荒畑任五郎を消すために時限爆弾をセットしたということで、ちゃんたちの活躍が見られる物語である。で、残り時間も少なくなり、爆弾を前にしたちゃんたちであるが、3本(白、青、赤)のコードの内、どれを切断したら良いのか分からないで...、ということで、何処かであった展開であるのだが、これが「ケー刑事・テイスト」でもある。何だかんだで、ちゃんがリード線を切ることになり、1本のリード線(青)を切り、残り時間1秒と言う所で事件爆弾のカウントダウンは止まった。

ちゃんはこの他にも「M1」でも、同様に時限爆弾のリード線を切ることを行っているが、ある意味では爆弾処理班よりも上手に処理しているということが出来ます。(銭形姉妹の仲では爆弾のエキスパートと言っても良いかも...)

ケータイ刑事」:「・1st.13話」。「バーボン刑事、死す?! ~無差別連続爆破事件」という物語。展開は先に記した「」の物語と同様で、白、青、赤の3本のリード線の内、正しい1本を切れば爆弾は止るということである。で、爆弾処理を仕様とする高村さん。残り時間は5分を切っているが、どれを切ったらいいか分からない。(それをジローさんがTVレポーターとして実況している。)で、何だかんだと言っている間に時間はなくなり、遂に爆発してしまう。それをTVで見ていたちゃんは泣きじゃくり、爆弾犯人のカルーセル智美に問う。「どれを切れば良かったんですか?」これに智美は「赤」と答える。すると、ちゃんの表情が変わり、「赤」ということを高村さんに伝え、高村さんは「赤」を切って、爆弾は停止した(残り時間は5分3秒でした。)。→爆発したというのはCGで作った画面であり、爆弾処理をTV中継していて、現場にいないということを利用したトリックで、犯人を騙して爆弾を解除したということでした。

007」:「ゴールドフィンガー」。(前回に続いてまたも登場ということになっちゃいました...)1964年のシリーズ第3作、初代ボンドの第3作である。この物語で使用される時限爆弾は核爆弾である。ゴールドフィンガーが立てた計画は「グランド・スラム計画」というものであり、アメリカの金塊保管所(フォート・ノックス)の内部で核爆弾を爆発させることで、アメリカの保有する金を放射能で汚染してしまえば、ゴールドフィンガーが所有している金の価格は10倍に跳ね上がる、という算段である。(そのために、かなり大がかりな計画を立てていた。)

で、フォート・ノックス襲撃計画が実行に移され、ゴールドフィンガーの一味はメインゲートを爆破して侵入、金庫室の鋼鉄製のドアもレーザー兵器で破り、金庫室に侵入し、核爆弾をセットした。で、爆発までカウントダウンが進んで行く。が、ゴールドフィンガーの計画が失敗したのは、2つの計算違いがあった。まずは、フォート・ノックスの防衛へ威力を排除するために、プッシー・ガロアの軽飛行機隊が神経ガスを散布することになっていたが、プッシーが寝返り、計画を通報したため、神経ガスではなく、無毒のものを散布した。そしてボンドを始末するために、核爆弾に手錠でボンドを繋いだということである。で、ボンドはゴールドフィンガーの用心棒であるオッド・ジョブとの死闘を制し、爆弾を解除しようとするボンド。が、解除することが出来ず、まもなく爆発という所に、アメリカの専門家が現れて、速やかに解除して、爆発を防いだ。尚、この時の残り時間は7秒ということで、「007」という数字が出ました。(→試写会では「003」ということで、残り3秒でした。→お遊びでもあるが、試写会用のフィルムではそれをわざわざ変えたということで、これも徹底したお遊びである。)

007」:「オクトパシー」。1983年のシリーズ第13作で、3代目ボンドの第6作である。この作品で使われた時限爆弾もやはり核爆弾(原子力爆弾)である。これもまた壮大な計画で、ソ連のオルロフ将軍が考えた作戦である。西ドイツのアメリカ空軍基地に核爆弾を持ち込み、そこで核爆発を起こさせる。するとアメリカが核爆弾を誤爆させたと西側諸国は考える。で、混乱が起き、その隙に乗じてソ連軍はヨーロッパに侵攻し、全面戦争を仕掛ける、というものだった。ボンドの必死の追跡劇の末、ピエロの姿のまま現場に現れたボンドは、起爆装置を素早く解体し、難を逃れたものの、ボンドが起爆装置を外した瞬間、残り時間がゼロとなり、間一髪、核爆発を防いだ。

共通点は、「・1st.13話」はともかく(残り5分強ということで余裕があったと考えるのは間違いである。)、本当に間一髪という所で爆発を防いだという点である。(ちゃんと「オクトパシー」は、あと1秒遅かったら爆発していましたからね。→ちゃんと「オクトパシー」の更なる共通点としては、共に3代目ということがあります。)残り時間が10秒を割っていたというのは、一呼吸入れていたら爆発していただけに、正に絶体絶命の危機だったということになる。(が、物語としたらギリギリまでハラハラさせる方が盛り上がります。)

一方、違いは解除方法であり、リード線の切断という「ケータイ刑事」と、スイッチの停止/起爆装置を外すという「007」でした。また、爆弾の種類も、「ケータイ刑事」では普通の爆発物という範疇であるが、「007」では核爆弾ということで、爆発した場合、被害状況に余りにも大きな差が生じるのは明かである。

次回も「ある物」シリーズの予定ですが、この連載も8クール目(22ヶ月目)に突入ということになるので、別の内容のものにするかもしれません。

 

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