必殺仕事人2009 #7 [ドラマ]
今回は殆ど生かされていないキャラがいて、つまらない物語でした。(よくもまあ)、こんなにも無駄な物語を書くことが出来ると関心してしまいます。で、そのあおりで、涼次と藤戸との関係を上手く描くことが出来ず、結局は都合良く仕事にしてしまっただけというだけ。
相場を操って藤戸を食い物にするということも、藤戸の無念さが今ひとつ描くことが出来ないで終わってしまったため、ここも「恨み」ということが伝わりにくく、ダメですね...
そんな中、今回は源太の順ちゃん化が進み、火薬を使っていたが、そういう方ばかりは過去作品を思わせる所を次々と出していくということで、娯楽性ばかりを押し進めていくのは何とかならないんですかね...
物語が密度のあるものになればいいのだが、余りにもお粗末な脚本では、方向性が間違っているとしか言いようがない。遊びを入れるのは良いが、それは物語がしっかりしているのが前提である。今の内容では、柱がぶれていて何もないに等しいだけに、ますます殺しのシーンのエンタテイメント性だけが進んで行くとなると、ただの殺しショーというだけになってしまうだけ。本当に後に何も残らない駄作である。
主水の「旋風編」化は相変わらずだが、他のキャラも悪評が高い作品の特徴をドンドン吸収していくのは、いい加減にして貰いたいところである。
いずれにしろ、余りにも酷くて「必殺シリーズ」としては認めて貰えない「必殺始末人」よりも酷い内容というのは変わらないし、今回も当然のように、リアルタイムで見るのは時間の無駄で、早見再生で時間を短縮して見るだけで十分な物語でした。(「昔の名前で出ています」状態で、昔の名前だけが一人歩きしているようだし、ボチボチ見るのも止めようかなぁ...)
それにしても、ここまでの物語で仕事人に始末されるのは全て男キャラばかりであるが、7話にもなると、これも不自然に思えるようになってくる。(悪事の裏には女がもっと絡んでいるものだし...)が、今の本作脚本陣だったら、悪の後ろで女が糸を引いているというような物語を書こうとしても、キャラを活かせずずにズタボロになってしまうだけというのは言うまでもないでしょうし...
↓こういう路線よりも
↓こういう路線の物語は出来ないものなのか...(期待する方が間違っているような気がするけど...)
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