恋する日曜日・2nd.#5「魚」+α [ドラマ]
4月からは土曜日の午後に移動したBS-TBSの再放送「恋する日曜日」。現在は2nd.が放送されているが、今回は第5話「魚」(主演は黒川芽以さん。)ということで、2nd.の最初は前後編の物語が2本続いたので、2nd.になって初めての30分の物語です。今回の物語の本放送は2005/5/1ということなので、4年と少し前になります。これまでに何度も見ているが、久しぶりに見たので、ちょっと思ったことを記しておきます。
この物語の冒頭では、ヒロイン・なぎさが買ったばかりの刺身包丁を手に持って商店街を走る、というシーンがある(そんなに長くはないですけど...)のだが、この描写って、やっぱり地上波ドラマではNGとなるのではないですかね。(実際、包丁を手にして走っているというのは僅かで、人混みの中は走っていませんが...)本放送の時よりも後になって、(包丁ではないですが)ナイフを使った凶行が実際に起こり、銃刀法の改正で、刃渡り5.5cm以上15cm未満の剣(ダガーナイフなどが該当する)の所持が禁止された(所有していたら、7/4までに破棄するか、輸出しなければならず、それ以降に所持していたら、銃刀法違反で検挙されます。)だけに、それに引っかかる剣ではないとはいっても、それを匂わすだけに、ドラマであるとはいっても、自主規制でNGになると思います。→この辺りは、地上波よりも規制が緩いBSだからということなのでしょうが、ちょっと考えさせられるところでもある。
尚、こういうことを記しているが、ドラマの方はラブ・ストーリーであって、彼に一刻も早くバイト代で買った包丁を届けたかったという女心を描いているのであって、事件に繋がるようなものではないのですけど...
そういえば、子役時代の黒川さんが出演したNHKの「鏡は眠らない」(黒川さんの女優デビュー作で、1997年の作品です。)を2006年夏にNHKが総合テレビで再放送した時、少女(黒川さんが演じた)の包丁による殺人シーンの描写がリアルすぎるとして、第3話と第4話の一部のシーンが修正されて放送されている。2006年当時、未成年による凶悪犯罪が連続していたこともあって、NHKが社会に与える悪影響が大きいとして、指摘される前に自主的に修正している。BS-TBSがそこまでのことはしないだろうと思っていたが、こういうことがあったのを思い出しました。
尚、これは子役の黒川さんの迫真の演技があったからでもあり、演技力があると言われる彼女の力量を語るエピソードでもある。尚、上手くない子役が演じていたら、修正を行ったかは疑問のあるところである。(ちなみに、この時のドラマ内で殺されたのは佐藤B作さんです。)
来週は6月第1週となるので、「恋する日曜日」の再放送はお休みで、ネット配信されている「恋する星座」の2回目の放送となる。その翌週の6/13は大リーグ中継でもやるのでしょうか、「恋日」の再放送はお休みで、次の「恋日」は6/20となる。第6話は「誰より好きなのに」という物語であるが、これは中江有里さんの脚本家としてのBS-iドラマ・デビュー作でもある。(出演はしていない。主演は小山田サユリさん。)なかなかいい話の大人のラブ・ストーリーです。
「恋日」は、1st.は大人のラブ・ストーリーであり、殆どが20代のヒロインの物語であるが、2nd.になると少し低年齢化して、ティーン後半がヒロインという物語が増えていくことになる。(3rd.になるとヒロインはティーンが中心になり、20代のヒロインは少なくなる。)これを考えたら「恋日・1st.」の香りのする「恋日・2nd.」の名作の1つです。
見終わった後に、ちょっぴりだけ幸せを感じることが出来る「恋する日曜日」。やっぱり良いですね。
※おまけ・ふと思ったこと
MBSでは現在、BS-TBS(BS-i)製作ドラマの放送が無くなっている。(「女子大生会計士の事件簿」が終了して、それっきりになっていて、「東京少女」は放送されていない。)「東京少女」を始めると、全52話なので、1年かかることになるが、MBSの放送だと、番組改編期や年末年始にお休みが入ることになるので、おそらく13~14ヶ月かかることになると思われる。そのため、放送されないかもしれない。が、ようやく7代目・ケータイ刑事が発表され、岡本あずさが銭形を襲名するということなので、BS-TBSの放送が終了すると、MBSでも「恋とオシャレと男のコ」が放送されるような気がします。(また、「東京少女」の全ては放送しなくても、「東京少女・岡本あずさ」の全5話は放送するかも...→セレクションという形で、12人のヒロインから各1~2本程度のセレクションのような気もしますが...)
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