MICHAEL JACKSON『THRILLER』 [音楽(洋楽)]
マイケル追悼として、もう一枚、彼のアルバムを記しておきます。で、取り上げるのは、全世界で1億枚を越える売り上げを記録した彼の代表作です。(以前にこのアルバムについて記していたと思ったのだが、記していませんでした。尚、筆者は本アルバムよりも「OFF THE WALL」の方が好きなのだが、そちらは過去に記しているので、改めて記すことはしません。)
このアルバムは1982年11月に発表されると、シングルが大ヒットとなり、アルバムもバカ売れをした。そして、当時はまだLPの時代だったが、最も売れたアルバムとなり、全世界で3000万枚を越えるセールスを記録した。その後、LPからCDの時代となり、リマスターされたものがリリースされたり、25周年盤がリリースされるなどで、1億枚を越える売り上げを記録した。(世界の人口を考えると、65人に1人が買ったことになるが、この数字は、音楽を聴く人であれば、誰もが持っていると言っても過言ではない数字である。(ただ、LPとCDの両方とも買ったという人がかなり多くいると言えるでしょうが...)
1982年リリースのオリジナル版以外にも、様々なバージョンが存在しているが、やはりオリジナル版で述べることにする。で、オリジナル版の収録曲は以下の全9曲である。『Wanna Be Startin' Somethin'』『Baby Be Mine』『Girl Is Mine』『Thriller』『Beat It』『Billie Jean』『Human Nature』『P.Y.T. (Pretty Young Thing)』『Lady In My Life』。
この中からは『Baby Be Mine』と『Lady In My Life』以外の7曲がシングル・カットされて、『Billie Jean』『Beat It』の2曲が全米No.1となり、5曲が全米TOP 5入り、7曲全てが全米TOP 10入りを果たす超ヒットの連続となった。→これだけのヒット曲が生まれた本アルバムは、オリジナル・アルバムであるが、「ベストアルバム」の構成と言っても過言ではないものとなった。(ベスト・アルバムと考えると、収録曲数が少ないということになっちゃいますが...)
しかも、MTVが開局した当時にリリースされているということで、本アルバムはPVに関しても先駆的なものとなり、特に『Thriller』のPVは短編映画と言ってもよい内容であり、実際、アメリカでは映画館でも(有料)上映されている。
お薦め曲は、早い話「全部」ということになってしまうので、あえて記すことはしないが、強いて言うと、後にWEIRD AL YANKOVICのパディ・ソングとして使った『Beat It』は、別の意味でも印象に残る曲であり、PVである。(ALの曲は『Eat It』(邦題:今夜もイート・イット)はBillboardで最高位12位を記録していて、パロディ・ソングとしては異例の大ヒットとなった。)
'80'sの音楽シーンを変えただけでなく、それ以降の音楽シーンを変えたアルバムであり、知っていて当たり前というアルバムである。(例えば、「ベートーベンって誰?」「モーツァルトって何?」と言うのと同じである。)色んなバージョンのアルバムがリリースされているが、どれを選ぶのかはご自由に。(→こういうことも、アルバム・セールスを押し上げていることになり、良くも悪くも商業主義に走った'80'sを象徴している所でもある。)
↓全9曲のオリジナル版
↓SACD版
↓その他、各種バージョン
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- アーティスト:
- 出版社/メーカー: EPIC/LEGACY
- 発売日: 2008/02/12
- メディア: CD
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