スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ#17 [アニメ]
今回の物語は、久しぶりのパドメとジャージャーが登場した物語で、しかも惑星ナブーの物語でした。ウイルスという目には見えないものを題材にしていただけに、恐怖を感じる物語でした。アメリカでは放送は2009年2月だったので、新型インフルエンザの前だったが、その大流行の後に放送されただけに、ウイルスの怖さということが頭に残る物語となりました。(民放だったら、感染者に配慮して放送しないということにしたかもしれないと思います。→民放は過剰反応をしすぎるだけに...)
ジャージャーは、今回もいつものようにバタバタしただけであったが、全てはよい結果に繋がるという悪運の強さは健在でした。→ジャージャーから結果オーライを取ってしまったら、本当に何も残らないですからね...
そんな中、「戦争という疫病を銀河中にばらまき、広めている。その連中こそ根絶させるべきではないのかね」と言ったヴィンディの発言には、なるほどと感じさせる所がありました。→AIDSにしてもそうだが、地球を蝕む人類という(地球にとったら)ウイルスのような存在を排除するために自然が生み出したもので、「毒をもって毒を制す」という考え方である。同じような考えとしては「喧嘩両成敗」という言葉があり、争う両者は共に排除するという考えもあるので、ヴィンディの考えは決して突拍子もない考えではない。ただ、考え方はともかく、それを実行するために自ら毒を生み出すというのは、「毒をもって毒を制すものを(更に)毒によって制す」ということで、結局は戦争をばらまいている連中と方法は異なるが、実質的には同じことをしようとしているだけですけどね...
ナブーでバトルドロイドが発見されたという連絡が入り、パドメとジャージャーはナブーに帰還する。泥まみれのドロイドを調べると、ウイルスを使った企みがあるらしいということで、ジェダイの派遣を依頼して調査に向かった。(オビワンとアナキンというリクエストに応えた評議会でした。)
パドメは途中で毒に汚染されている川を発見し、そこで出会ったペッピ・バウと共に上流に向かう。で、地下に秘密のラボがあることを突き止めたが、捕らえられてしまう。
そのラボはマッド・サイエンティストのヌーヴォ・ヴィンディが、何世代も前に死滅したブルー・シャドー・ウイルスを蘇らせていて、更により繁殖しやすいものに改造していた。そして、それを爆弾と一緒にして、銀河中の星々にばらまき、戦争と言う名のウイルスをばらまいている連中を根絶させようと考えていた。
ナブーに到着したオビ・アナの師弟コンビも活動を開始、パドメが捕らえられていることを知って、救出とウイルス爆弾の処理を行うという作戦に出た。アソーカーが囮となった陽動作戦でラボに侵入したアナキンはパドメの救出を、オビワンは爆弾処理を行おうとする。が、ヴィンディは完成させたウイルス爆弾を持って、ナブーから脱出しようとしていた。
パドメを救出し、ヴィンディを追うアナキン。ヴィンディは爆弾の時限スイッチを作動させていた。爆弾の在処を発見したオビワンはクローン兵に爆弾処理を任せてヴィンディを追う。結局、ペッピの活躍もあって、ヴィンディを逮捕、爆弾は残り1秒で解除して、ウイルスが広がることは防いだのだった。
ジャージャーのドタバタぶりと、結果オーライになる所、パドメのことになるとアナキンは冷静さが影を潜めてしまう、何だかんだでパドメは頼りになる存在である、など、お馴染みの展開で進んで行く。また、捕らえられたパドメもアナキンに助けられたとは言っても、ただでは転ばす背に皮肉混じりなことを口にするなど、お約束がたっぷりという物語でした。
尚、C-3POもそれなりに出てきたが、ジャージャーの前ではすっかり影の薄い存在になっていたが、同じようなキャラであるだけに、この部分はもう一工夫欲しい所でした。一方、クローン兵は爆弾処理も出来るということで、単なる兵隊でなく、戦争のプロで軍事的なことは何でも出来るということが分かったのは新しい発見でした。→戦場では何が起こるか分からないだけに、何でも出来るというのは大いなる戦力となるが、そこまで教育するというのもまた大変なことである。用途に応じたドロイドを用いる分離主義勢力と、万能選手(クローン兵)を作ろうとする共和国との違いがはっきりするところでもあって、面白い所でもありました。
次回は、今回の続きの物語となって、ヴィンディは逮捕されたものの、ウイルスはそのまま存在しているということなので、それに対して手を打とうとするが、何か大変なことが怒るようです。(特にパドメが...→でも、EP3の前で死んでしまう訳にはいかないので、アナキンがまたも助けることになって、2人の関係が更に恋仲の方に進むことになるのでしょうか???)
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