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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.14話」の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」は9回目となるが、この物語については今回で打ち止めです。で、今回は50年前のもろこし村の事件がこれになったということで「迷宮入り」について、「窒息死」について、もろこし村の村長の名前が難波清張ということで、名前の元ネタとなった「松本清張」について、そしてこの物語でたっぷりと'80'sアイドルしていたちゃんのバックにいた女の子たちから「スクールメイツ」について記します。尚、「窒息死」については、「・10話[裏ネタ編]PART 4」で「窒息」について記しているが、それをベースにして加筆しました。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

迷宮入り」:事件が解決せず、真相が分からないままになったことをいう。「未解決事件」と言うが、一般には「迷宮入り」または「お宮入り」と言う。普通には「未解決事件」と言うと、犯人を検挙できていない事件の全てが該当することになる。つまり、発生したばかりでこれから捜査を開始するという事件も含まれることになる。が、「迷宮入り」と呼ぶ事件は、捜査を行ったが、様々な理由から容疑者を特定出来なくなった事件を指し、解決出来なくなった事件のことを言う。(犯人を特定出来ずに公訴時効が成立した事件はその典型例となる。)尚、犯人が特定出来て指名手配を行ったが、逃亡していて未逮捕の状況にある事件は「未解決事件」であるが「迷宮入り」とは呼ばない。(そのまま公訴時効が成立してしまっても「迷宮入り」とは言わない。)

尚、ここで言う「迷宮」とは、一度中に入ると、出口が分からなくなるように作られた宮殿のことである。それは、迷宮に入ると出られなくなるということから、事件を解こうとして事件の中に入ると、全く解明することが出来ないということが転じたものである。

尚、「迷宮」として有名なのは、クレタ島にあるクノッソスの迷宮でしょうか。世界最古の迷宮と見られており、ギリシャ神話でミノタウロスが閉じこめられた場所として知られている。

尚、英語ではこのような言い方は存在せず、「事件が迷宮入りした」ということを「The case went unsolved.」と言う。→「Solve」を否定形にした「Unsolved」、つまり「解けない」「未解明」「未解決」という言い方であり、合理的と言えば合理的である。(が、言い方としては面白くないですね...)

日本で有名な「迷宮入り」した事件は、1968年の東京・府中で発生した「三億円事件」、1984年から1985年にかけて発生した「グリコ・森永事件」(一連の事件を含む)などがある。(他にもあるが、省略します。)また、外国では、1888年のイギリス・ロンドンで起こった切り裂きジャック事件、1968年~1974年にアメリカ・サンフランシスコで発生したゾディアック事件などは広く知られている「迷宮入り」した事件である。

窒息死」:窒息が原因で死亡に至ったことをいう。原因としては、異物を喉に詰まらせて気道確保出来なくなった場合に起こる事故によるもの、首を絞められたことによって気管が閉鎖した状態となって死に至る場合(首吊り自殺のような自殺と、他人に首を絞められた絞殺の両者がある。)、溺れたことで気管に水が入り、気管が閉鎖された場合(溺死)がある。

「ケータイ刑事」では、これによる死亡という被害者が多く、お馴染みの言葉でもある。また、英語では「Suffocation」または「Choke」と言う。(「Choke」というのは、プロレスで首締めの時に良く使われる言葉でもある。)

窒息死に見られる特徴としては紫色の「死斑」がある。死後、そんな二時間が経過しない頃から、比較的広い範囲に現れる。絞殺された場合は顔面は腫れて、鬱血も見られるのが特徴である。一方、首吊り(自殺)の場合は鬱血はあまり見られないのが特徴である。

窒息状態がある時間継続すると人をはじめ、動物は死に至る。特に、異物を喉に詰まられて窒息状態に陥るのは、幼児や高齢者には多く見られる。特に、高齢者が餅や饅頭などを喉に詰まらせるとか、幼児がゼリーや飴玉を喉に詰まらせるということが多く起こっている。これらは処置が早く行われることで死に至ることを防ぐことが出来る。(注意して食して、喉に詰まらせないようにするというのが先にくるものですけど...)

異物を詰まらせて窒息状態に陥った場合の応急手当は、肩甲骨と肩甲骨の間の背中を掌で4回程度叩くという「背部叩打法」というのが知られている。しかし、これでも異物が詰まったままの場合(何度も繰り返えして行うのではなく、4、5回叩いてもダメな場合)は、大人だったら「上腹部圧迫法」を、幼児や妊婦、または肥満度の高い人に対しては「側胸下部圧迫法」を行うのがよいとされている。

また、溺れて窒息状態になった場合(海やプール、皮、湖などの行楽地でなくても、自宅の浴槽で溺れるという場合もあり得ます。)は、まず、誤嚥を防ぐために顔を横向きにして意識レベルを確認する。そして呼吸をしているかをチェックして、していなければ人工呼吸を行い、脈がなければ心臓マッサージを行うのが適切な応急手当である。(この時、胸を圧迫して水を吐かせる必要はない。)

「窒息」(窒息死を含む)に至可能性は、日常生活の中にもいくつかあるだけに、万一の応急処置のやり方は頭に入れておいた方が宜しいかと...(ものを食べる場合、呑み込むのではなく、出来るだけ噛むという基本を実戦するのは言うまでもないですが...)

松本清張」:「まつもと・せいちょう」、日本を代表する小説家の一人である。1909年福岡県企救郡板櫃村(現北九州市小倉北区)生まれ、1992/8/4、82歳で没した。→今年2009年は生誕100年ということで、色々と盛り上がっているので、彼の小説を何か1冊でも読んでみる、というのがよろしいかと思いますが...

本名も漢字表記は同じであるが、名前の方を「せいちょう」と読むのはペンネームであって、本名は「きよはる」と読む。

作家としての活動を始めたのは遅く、40歳を過ぎてからである。朝日新聞に勤務しながら書いた処女小説「西郷札」が入選し、1953年の「或る『小倉日記』伝」が第28回芥川賞を受賞し、1956年に朝日新聞社を退社して作家に専念する。1957年には「顔」が日本探偵作家クラブ賞を受賞した。また、1958年には「点と線」「目の壁」がベストセラーとなって、「社会派推理小説」のブームを巻き起こし、人気作家の仲間入りを果たす。1960年にはノンフィクションの「日本の黒い霧」を発表し、「黒い霧」という言葉は流行語となった。また、社会派推理小説だけではなく、歴史小説や時代小説、随筆なども発表している。(当然、短編小説も発表している。)→こういうキャリアの彼が日本を代表する小説家になるのだから、40代の人でも、これから小説家に転身しようとしても決して遅いということにはならない。(但し、才能があるか無いかは全く別問題ですが...)

主な作品(前出分は除く)は、社会派作品では「ゼロの焦点」「黒い画集」「霧の旗」「球形の荒野」「わるいやつら」「砂の器」「けものみち」「黒の回廊」「黒革の手帖」「迷走地図」、歴史物では「無宿人別帳」「鬼火の町」「西海道談綺」「信玄戦旗」、随筆では「随筆 黒い手帖」等がある。また、多くの作品が映画化やドラマ化されている。

スクールメイツ」:元々はタレントを養成する学校であり、そこで学ぶ中から優秀な人材を集めて結成したグループである。

1963年に「東京音楽学院」として発足した芸能界への教育機関から生まれたものであり、その歴史は40年を超えている。当然、メンバーは固定ではなく、入れ替わりが激しい。(中には親子二代にわたってスクールメイツのメンバーという人もいる。)メンバーは本格デビュー前の研修生たちの集団ということであるので、当然と言えば当然である。で、この中からソロとして、またはグループを組んでデビューしていったタレントや歌手は多数いる。

スクールメイツ出身というタレントを紹介すると、男性では布施明、森進一、野口五郎、あいざき進也、吉川晃司、フォーリーブスの青山孝史、高岡健二、湯原昌幸、笑福亭笑瓶、水島裕、たちがいる。一方女性では、平山三紀、鶴間エリ、ホーン・ユキ、高橋真梨子、麻生よう子、太田裕美、三木聖子、石川ひとみ、川島なお美、ザ・ヴィーナスのコニー、谷山浩子、渡辺美里、五十嵐夕紀、市地洋子、森口博子、さこみちよ、という名前がある。また、男性グループのハイ・スパンキー、女性グループのキャンディーズ、キャプテンもスクールメイツ出身者のグループである。

'60's後半から、テレビの歌番組を中心に、アイドルのバックで踊りを踊るということが増え、活躍の場(=修行の場)も多くあり、次々とソロとしてデビューしてスターの仲間入りを果たした人も多くいる。特に'70'sから'80'sはアイドル全盛期であり、アイドルの歌う曲のバックダンサーとして、スクールメイツの存在は欠かせないものとなり、当時のアイドルを支える存在となる。

コスチュームの方は、メインのアイドルを食ってしまわないように、アイドルよりは地味であるのは当然であるが、女性の場合は(主に白の)ミニスカートに原色系のトレーナー(赤や青、黄色などが多い)、男性も基本的に、女性と同じトレーナーとズボンという、おそろいの格好をしていて、女性メンバーは手にチアリーダーが使うポンポンを持っていて、華やいだ雰囲気を出していた。(ポンポンは彼女たちの必需品であり、この姿はスクールメイツの制服である言っても良いでしょう。)

この物語でも、ちゃんのバックダンサーとして、おそろいの服を着ていて、お約束のポンポンを持って踊っているが、この姿はちゃんを'70'sから'80'sアイドルということにして、当時の姿を見事に再現しているものである。(ちゃんの歌の中にシャボン玉が飛んでいたが、これも当時では定番の演出の一つであった。→現在でもシャボン玉を使った演出は行われている。)

現在は、当時より歌番組が減り、アイドルの方向も変化しているものの、り歌番組のバックダンサーとして、または音楽PVに登場したり、各種イベントにも登場している。

また、'60's終盤から'70's初頭には、スクールメイツがシングル曲(基本的にカヴァー曲である。)を発表したり、アルバムもリリースしている。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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新装版 迷宮入り! (宝島SUGOI文庫)

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迷宮入り!?未解決殺人事件の真相―真犯人たちは、いまどこにいるのか? (別冊宝島Real (053))

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
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迷宮入り!―昭和・平成未解決事件のタブー (宝島社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
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迷宮に死者は住む―クレタの秘密と西欧の目覚め (1975年)

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日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)

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ゼロの焦点 (新潮文庫)

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  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1971/02
  • メディア: 文庫

黒革の手帖〈上〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫

黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫

けものみち (上) (新潮文庫)

けものみち (上) (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

けものみち (下) (新潮文庫)

けものみち (下) (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

砂の器〈上〉 (新潮文庫)

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  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1973/03
  • メディア: 文庫

砂の器〈下〉 (新潮文庫)

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  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1973/03
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松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/11
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黒い画集 (新潮文庫)

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