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ケータイ刑事銭形泪28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は、通算で第28話となる2nd.15話に突入です。と言っても、この物語は前後編となった物語の後編であるので、全話の物語が続いているという所もありますが...

で、2nd.15話「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(後編)」の初回となる今回は、「後編」ということで冒頭に「前回のおさらい」があったが、「おさらい」についてと、ちゃんが嘘泣きとして口にした「うれし泣き」について、カメラ目線で口にした「釈然」について、ちゃんがこれにされそうになった「生贄」について記します。

尚、約3年前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

おさらい」:学習したことを繰り返して学ぶこと、または練習すること、すなわち復習のことをいう。英語では「Review」または「Revise」という。また、「復習する」を「Go Over」または「Run Over」と言う。また、漢字表記をすると「御浚い」(または「お浚い」)と記す。

学習したことを再び学ぶということから、「過去を振り返る」という意味に転用することになり、前後編の「後編」の本編が始まる前に「前編」の内容を振り返ったり、連続ストーリーの作品の最初に前回までの内容を振り返ること、すなわち「あらすじ」を振り返ることを「おさらい」と言う様になった。

ちなみに「あらすじ」とは、漢字表記すると「粗筋」、英語では「Outline」と言うが、「概略」「あらましの筋道」「梗概(こうがい)」のことである。

尚、連続ドラマの場合、「おさらい」が冒頭にあるというものは珍しいことではないが、中にはその「おさらい」の部分がやけに長いものがある。(本編時間の1割を超えるというものもある。)が、そういう作品は作り方が下手というだけであって、時間の浪費でしかない。(こういうことで時間を稼いでいる、というこそくな手段ということも出来る。)まあ、「ケータイ刑事」では1話完結ではない物語は殆ど無いとはいうものの、「おさらい」の時間配分もまあ妥当な所である。(やはり長くても本編の5%以内で、1分程度にまとめるべきである。)

うれし泣き」:嬉しさのあまりに泣くことを言う。英語では「Cry for Joy」または「Weep for Joyと言う。(女性のデータであるが、感情によって泣く場合、悲しみが5割、喜びが2割、怒りが1割、その他(同情、恐怖、その他)が2割という。)特に、スポーツの世界に於いて、苦戦した末に優勝を決めた選手がこれをするというのは、よく見られることである。

「泣く」という行為は、精神的に辛いことを受けた場合や、肉体的な刺激(例えば怪我による痛みなど)に耐えきれずに行う行為である。(声を出す/出さないには関係なく、涙を流す行為である。→英語では「声を出して泣く」ことほ「Cry」、「声を出さずに涙を流す」ことを「Weep」と言うように使い分けされるが、日本語では使い分けはなく、「泣く」と言う。)特に、前者によって泣く場合は、感情によって泣くことであって、数多い動物の中でも人間にだけ見られるものである。(涙を流して泣く動物は人間以外にもいる。)何故、感情によって泣くのかということは、医学的にも研究されているが、はっきりと解明されていない。→一応、感情の違いによって分泌される成分が異なるそうである。

尚、「涙を流す」という行為は、何も泣く時だけに行われているものではなく、通常でも行われている。それは眼球の表面を潤すためであって、角膜に酸素や栄養分を供給すること、最近が眼の中に入らないように保護するためである。但し、これらの眼球のために供給される涙と、感情によって泣く場合に流れる涙とは成分が異なっている。

釈然」:疑い、迷い、恨みなどが解けて、心がさっぱりすることを言う。が、この言葉を使う場合は、普通は否定語が入った形で「釈然としない」という使い方がされる。

この物語でも泪ちゃんは「釈然としない」と言っていたが、これは「納得できない」「心の整理が付かない」という意味になる。英語でも「Cannot understand」とか「Be not satisfied with」と言うように、否定語が入った言葉として使われるのが一般的である。→納得できた、さっぱりしたというような「満足した」という意味だったら、取り立ててその意思を伝えなくても、事はそれで終息するが、まだ納得できないのに、事をそこで終わらせようとするから、不満の気持ちを伝えようとするのである。特に泪ちゃんの用に謎を解いていこうとする立場に入ると、納得できないことが心に残っていると、それが気になるものですから...→何でもかんでも完全に納得できるまで突き詰めていくとなると、それこそ時間がいくらあっても足りなくなってしまいますけど...

まあ、だからこそ言葉というのは非常に難しく、まただからこそ面白いところでもあるのですけどね...

生贄」:生きたまま贄(にえ:神に供えたり、朝廷や王に捧げるもののことをいう。「もの」であるが、一般的には魚や鳥、家畜などの生物である。)として神に捧げる生きもののことを言う。(ここで言う「生きもの」は人間を含んでいる。)

英語では「Sacrifice」「Offering」「Victim」などの言い方がある。また、宗教によっては特別な名称で呼んでいたこともあった。

尚、日本語で「犠牲」という言葉があるが、元々この言葉は「生贄」という意味であった。身命を捧げて身替わりとなり、神を鎮め、他人のために尽くすという生贄の果たした行為のことも指す言葉となった。それから後に、自分の意思によらずに災害、戦争、事故などに巻き込まれて命を落とすことほ指す意味が生まれた。

古代から、災いが起こると、それは神の怒りと考えられていたため、災いを取り除くには神の気を鎮めることが必要で、そのために神に供え物を行う、という行為は洋の東西を問わず、どこでも一般的に行われていたことである。また、王や朝廷も神と同等のものと認識されていたので、捧げ物を差し出すと言うことも一般的なことであった。

また、一部の宗教では、災いを鎮めることに関係なく、神に願い事を叶えて欲しい時に生贄を捧げて祈る、ということが行われてきた。

基本的には家畜として飼っている動物や、狩猟で得た動物、または魚などが用いられる。生きたまま供えて、儀式を行ってその場で殺し、心臓などを取り出し、また血を使うということは一般的なこととして行われていた。また、その延長線上で、生きたままの人間を生贄として使うということも行われていた。(この場合、生贄となる人のことを「人身御供」または「人柱」と呼ばれる。)

人間が人身御供として生贄になったものも世界各地に見られていて、日本でも「魏志倭人伝」に、邪馬台国で女王卑弥呼が死んだ時に100人以上が用いられた記述があったり、茨田堤の人柱、諏訪大社の御柱、倭文神社の大蛇伝説などに見られる。また、中国でも幾つもその例はあって、人型(馬の形をしたものも同様)をした埴輪を墓地に埋葬するのは殉死者の代わりとされたものである。

また、中南米では、アステカ、インカ、マヤなどでは人間を生贄にすることが行われていて、アステカでは人間の新鮮な心臓を神殿に捧げるのは日常的に行われていたことであった。(雨乞いでも同様であった。)

インカでは生贄となる人を保護して、神への供物として一定年齢に達するまでは大切に育てられていたという記録がある。(一定年齢に達して、生贄から外されて普通の生活をするようになった人というのも当然いる。)

尚、人間を生贄として神に捧げるのは、生きものには全て霊魂が宿っているという考えがある所では当たり前の用に行われている。色んな生きものがいるが、人間の霊魂が生き物の霊魂の中でも齊城のものであり、人間を捧げることが神に対する最上級の奉仕という考えがあったためである。古代では、近くの国々であれば交流があったものの、南米とアジアというような距離があれば、交流はない。が、そういう交流の無かった隔たれた所にあった古代王国の間で、同じように人間を生贄としていた歴史があるというのは、なかなか興味深いところである。

ちなみに、現在、人身御供として人間を生贄にするという行為を行えば、当然のことながら殺人罪が適用されるのは言うまでもない。(人身御供に直接手を下した人は言うまでもないが、おそらく、その儀式に参加した人は、幇助をふくめて何らかの罪に問われることになるでしょうね。)

 

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怪異の民俗学〈7〉異人・生贄

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↓「反復学習」という意味で、こういうものも拾っておきます。

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