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「THE LAST CASTLE」 [映画(洋画)]

表題の作品は2001年の映画「ラスト・キャッスル」である。サスペンス作品であり、'90's後半は製作や監督としてという作品が多くなっていたR・レッドフォードが久しぶりに役者に専念して出演した作品である。

作品データを記しておくと、時間は132分、原案はデヴィッド・スカルパ、監督はロッド・ルーリー、脚本はデヴィッド・スカルパとグレアム・ヨストの2人、撮影はシェリー・ジョンソン、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、ロバート・レッドフォード、ジェームズ・ガンドルフィーニ、マーク・ラファロ、デルロイ・リンドー、スティーヴ・バートン、ポール・カルデロン、クリフトン・コリンズ・Jr.、たちである。

輝かしい戦歴を持ち、誠実で聡明なアーウィン中将だったが、ある出来事で部下を死なせたということで、軍法会議に掛けられて、軍刑務所に収監されることになった。軍刑務所はウィンター大佐が支配していて、囚人たちを虫けらのように扱うとんでもない場所だった。戦場の英雄であるアーウィン中将であっても例外ではなく、一兵卒として扱われる。出所後の家族との生活を夢見るアーウィンは黙々とそんな日々を送っていた。アーウィンに距離を置いていた他の囚人たちとも次第に打ち解けていく。が、あまりに非人間的で理不尽な懲罰に対して、アーウィンは思わず抗議をしてしまった。これによって軍刑務所のアーウィンに対する扱いは、より陰湿なものとなって、エスカレートしてゆくことになる。そんな中、ある事件が起きる。これを契機にして囚人たちはウィンターを失脚させるために、アーウィンを中心にして団結して立ち上がったが...

軍刑務所が舞台になっているが、刑務所を舞台にした物語としたら良くある設定の物語である。が、登場人物が全て軍関係の人間ということで、個性が出ている。刑務所ものであれば、脱獄などが描かれることが多いが、本作はこの点が少し違っていて、これが本作の魅力である。ただ、如何にもアメリカらしい描き方にはちょっと嫌気を感じるのも事実である。

クライマックスはちょっとご都合主義的な所があるものの、出来はなかなかのものである。サスペンス仕立てで、アクションもしっかりと見せているが、人間ドラマがしっかりとしているので、じっくりと見ることの出来る作品でもある。

それにしても、本作出演時のR・レッドフォードは還暦を過ぎているにも関わらず、肉体の方は随分と若いですね。

 

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