ラストメール2~いちじく白書#3 [ドラマ]
前回のズタボロな物語からはマシになった今回の物語は「言葉遊び」をしていた物語でした。要は「ひらがな」で表記すると、違った意味に解釈することが出来る、ということで、「漢字」は見るだけで意味が分かる表意文字であることがよく分かる物語でした。でも、前回のラストで用意した伏線は全く生かされておらず、今回も同じようなシーンをラストに用意していたことで、前回が完全にゴミになった物語でもありました。
今回のバーチャルメールの配信は7通ということで、携帯電話キャリアを儲けさせるレベルが少し減ったものの、無くても良いようなレベルのものが多いのはいつもの通りでした。(終了後の待ち受け画像も一希ではなく静香の画像にしてくれなきゃ...)
「さらわれたのでたすけてください」というメールが届き、静香は「掠われた」と解釈し、乗り気でない一希を引っ張って依頼人の家に向かった。依頼人「せばすちゃん」の家には琴美という女性一人しかおらず、話をすると「私がイケナイ」と言う。更にこれを渡せば解決すると言って78万円が入った封筒を見せた。身代金が78万円とは安すぎると思った静香だったが、これを、相手も切羽詰まっていると解釈する。で、相手がやってくるというので、物陰から様子を見ていた。
一方、次のメールには「あんたのちかくでさらわれてるよ なんどもさがせばみつかるよ」とあって、一希は家の中に拉致されていると考え、家の中を捜すが発見できなかった。
相手がやってきて「あと100万」と値段をつり上げるが、琴美はどうしたらいいか分からず、隠れていた静香と一希を男に晒した。静香はとっさに「この人、警察よ」と一希のことを言い、お金は絶対に渡さないといって、封筒を持って逃げ、男は静香を追った。
一希も後を追おうとするが、琴美が全てを言い、納戸から割れた皿を見せた。セバスチャンは陶芸家で、一週間前に死亡していた。既に売ることが決まっていた皿を琴美が割ってしまったのだった。琴美は別の皿(失敗作)を渡そうとしたが、それも出来なかったということだった。
そんな所に、静香が電話が入り「さらわれた」ということで、男に捕まっていた。駆けつけると縛り上げられていた静香。(それでも何とか抵抗しようとしていた。)静香救出作戦が始まるが、失敗作の皿が絡み、それを割ってしまった一希。結局、全てはパーになり、静香は一応助けられた。
家に帰った一希は、じっちゃんが死んだときに自分のアドレスを問われたことを思い出していたが...
「さらわれた」が「皿割れた」を意味していたのに「掠われた」と勘違いしたことから始まった騒動ということで、コメディらしい物語でした。また、それ以外に「なんどもさがせば」(「納戸も捜せば」の意味で「何度も捜せば」ではない。)も出てきたが、こちらはちょっと空振りという感じだったになってしまい、寒い所でした。
コメディということでは今回は良かったが、メールの文章を漢字変換していれば済んでしまうだけだったので、セバスチャンが騒動の原因というだけで、内容としては低調でした。(それでも一応赤点ではない。→今回での離脱は中止、一応次回も見てみようと...)
それにしても、相変わらずなのはバーチャルメールの使い方が下手という所である。今回は騒動の原因を作っただけであり、ひらがな表記のメールが今回の諸悪の根源でした。一応、静香の早とちりもあるものの、「皿われた」としていれば、それだけで違った展開になったでしょうに...
ここまでメールを使いこなせていないようならば、メールを使わない物語を作っても良いかも知れませんね。(それぐらいの発想の転換をしないと、という意味である。そもそも、メールを使わない物語は本作の設定を蒸ししたものになる。→静香のおもしろ日記という物語にすれば良いかも...???)
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