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ケータイ刑事銭形泪8話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形泪」第8話「怪奇!よみがえったツタンカーメンのご近所さん! ~ミイラ男の呪い殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目(この物語については通算で7回目)の裏ネタ編となる今回は、この物語にはミイラが登場しているが、ミイラというと欠かすことの出来ない「」について、そして「木箱」について、「倉庫」について、そしてイカのミイラを口にした五代さんに対して柴田さんが口にした「賞味期限」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/9/18、20、23、25、10/1付けで記しています。)

」:「柩」と表記する場合もある。遺体を納めて葬るために使用される容器のことであり、主に木製の箱のことである。(「木棺」と言うこともある。)尚、木製以外のものもあり、石で出来たものは「石棺」と呼ばれる。また、それ以外では、陶製の棺として、エトルリアの陶棺や中国の瓦棺、また、アメリカでは人気の高い金属製の棺などがある。また、英語では「Coffin」または「Casket」という。

現在の日本では火葬されるため、使用されるものは木棺である。また、木製のものは作りやすいこともあって、火葬を行わない国であっても、火葬を行わない国、土葬が行われる国でも木棺が主流となっている。

「木棺」は大別すると、天然木棺と合板製のフラッシュ棺とがあり、前者は檜、樅、桐などの無垢材を使っていて、高級品ということになる。(古墳時代でも丸太をくり抜いて作られた木棺があった。)一方、後者は、薄いラワン合板の間に芯材を入れて貼り合わせ、表面に天然木を薄くカットしたものを貼った合板で作られている。

古代でも木棺が主流であるが、日本では古墳時代、また古代エジプト、ギリシャ、ローマなどでは石棺も多く使われていた。(古墳や王族の墓からは石棺がよく発見されている。)しかし石棺は重量があるため、容易に移動させることが出来るものではなく、墓の中に最終的に遺体を安置する際に、最終的に遺体を収容するものとして使用されていた。

中国では、遺体を長く保存することを目的としていたため、棺は大変頑丈に作られ、外部から何重にも保護するような棺・木槨墓がある。(古代の中国王朝の王族の墓から発見される。)やがて、身分によって棺槨の数が決められ、埋葬される人によって使用される棺の仕様が定められることになる。

古代エジプトの棺は、時代と共に色々と変化を遂げている。元々、棺は全体が、特に蓋が天空の女神・ヌトと同一視され、「天」と呼んだように、死者の魂が帰る場所が天と考えられており、重要視された。また、使用されたものは木棺と石棺であるが、やがて木棺が主流となる。しかし、古代エジプトでは小さな木片をつなぎ合わせて作った木棺が主流となった。これは、死者生きているときと同様な住居に住むと考えられていて、木片をつなぎ合わせて棺を作るということは、当時の住居の主流なものであった葦の茎で作った家を模したもの、という位置づけであったためである。で、完成した木棺は美しく彩色されるのが普通であった。これが紀元前20世紀頃になると、棺はシンプルなものになり、そこに死者の魂が出入りできる門が描かれたり、また呪文が描かれるようになった。

ちなみに、有名なツタンカーメン王の棺は三重の棺となっていて、美しい人形が描かれている。(その中に第二の人形棺が納められていて、更に黄金製の第三の棺が入っていた。)

ギリシャにおいては、墓地は市の門に通じる街道の両側に作られ、地下に石槨を作って遺体を埋葬したが、使用された棺は石棺である。また、ローマでは石棺に高浮彫りで飾ることが流行し、石棺に死者の生前の姿や神の姿が彫られることが一般に行われていた。しかし中世になると石棺彫刻は廃れるようになり、石棺の仕様というのは殆ど無くなり、木棺が主流となる。

アメリカでは、独立前から木棺が使用されていたが、死者の地位によって使用される木材の質が異なっていた。(金持ちはエルムまたはオーク材、貧者は松の木)また、19世紀中頃になると、医学の発達により、解剖用の遺体として埋葬されている遺体を盗掘するということが起こり、それを防ぐために頑丈な棺として金属製の棺が登場した。更に、生きたまま埋葬されるという恐れが持たれるようになり、棺の中に鈴や笛という音を出すことが出来るものが備え付けられた棺が生まれている。

尚、近年では「火葬」に対して、環境問題が起こっており、欧米ではそれに対応した棺も登場している。(木棺を火葬することによって、木材資源の消費と大気汚染という問題が生じている。)代表的なものは、リサイクル可能な材質を使った棺と、火葬の際は木棺毎火葬するのではなく、仮装用のシンプルな別の棺を使って行う、などである。→合理的な考えでありますね。(ただ、欧米での火葬は、日本の火葬と異なり、死者の遺族が火葬に立ち会わないのが一般的である。)日本でも、いずれは火葬に対しても規制が行われるようなことになったりして...???

木箱」:「箱」とは物を中に入れるための容器のことである。そして、その物を保管したり輸送する際にそのまま利用されるものである。物には様々なものがあり、また大きさ、用途なども様々であるため、様々な種類の「箱」がある。使用される材質も色々なものがあり、「木箱」は木製の箱のことである。(木以外の「箱」としては、紙、ビニール、布という薄い物から、プラスチックや金属のような固い物で作られた箱などがある。また、木材でも、各種木材から竹、更には植物の(大きな)葉を使った箱などがある。)

また、中に入れる物は固体だけではなくて液体や気体という場合もある。(これらの「箱」では密封性が重要となる。但し、一般的には「箱」とは呼ばれることは殆ど無く、液体であれば「瓶」「ボトル」などと呼ばれ、気体であれば「ボンベ」などと呼ばれるのが一般的である。→現象的な捉え方をすると、「瓶」や「ボンベ」も「箱」である。)

特に木箱は、倉庫に長期保管する物を収容したり、輸送の際に用いられる箱として古くから利用された。これは、木は加工がしやすい素材であることと、保管や輸送を効率よく行うためには一定の大きさの箱を使った方が良くなり、規格サイズの箱を大量生産するには都合が良かったためである。現在では、大型の箱と言うことでは金属製の箱であるコンテナなどが、小型の箱ということでは紙製のダンボール箱が広く利用されているが、それでも木箱は一定の利用がある。これは、木箱が最もフレキシブルであり、簡単に異なる大きさの箱を作ることが可能なためでもある。→それぞれの箱には特徴があるため、TPOに合わせて使い分けされているということで、いずれもが共存していくことでしょうね。

倉庫」:貨物を貯蔵したり保管するための建造物のこと、またはその施設のことである。「物置」「小屋」「収納庫」「貯蔵所」などという言い方もあり、古くは「倉」または「蔵」と呼ばれたものもこれに該当することになる。

また、倉庫業者が事業で使用する倉庫もこれに含まれるが、法的には色々と規定されている。(「建造物」でなくても良いことになっている。)ちなみに、「トランクルーム」も「倉庫」の一種であるが、これはあくまでも個人の物を保管するためのものであり、「倉庫」とは(法的には)区別されている。

古くは「蔵」または「倉」と言い、穀物、商品、家財道具などを保管、貯蔵するための建物である。尚、「蔵」は大事な物、貴重品を保管しておく建物のことを指し、主に土蔵のことを指し、「倉」は単に物を収納しておく建物という意味であり、上位概念となる総称である。

また、車用の「車庫」(「ガレージ」)や電車の「車庫」、航空機などの「格納庫」、軍隊の「弾薬庫」「武器庫」なども「倉庫」の仲間である。(車庫や格納庫は「貯蔵」ではなくて「保管場所」ということでの倉庫である。)また、普通の物品を普通に(常温で)保管する倉庫だけでなく、冷蔵/冷凍食品などを保管する冷蔵/冷凍倉庫や、美術品を保管するために温度と湿度を一定に保った定温/定湿庫なども、用途を限定した倉庫である。

物品を収納しておく場所ということでは、家庭にある押入れやクローゼットなども、家屋という建造物の一部であることから、広義では「倉庫」ということになる。(勿論「物置」も倉庫である。)一方、タンスや貴重品や現金を入れる持ち運び可能な「金庫」もしくは設置式の「金庫」は「建造物」とは呼べないため、「倉庫」ということにはならない。(但し、銀行の「貸金庫」は建造物または施設となっていることから「倉庫」と言うことになる。)

英語では「Warehouse」と言うが、「Storehouse」と言うこともある。更に「Shed」には小屋という形での「倉庫」という意味があり、「Magazine」には弾薬庫/武器庫という形での「倉庫」と言う意味があり、「Store」には貯蔵所という形での「倉庫」という意味がある。(一般的には「Warehouse」という言葉で事足りますけど...)

賞味期限」:加工食品に於いて、梱包状態で所定の感許可に保管した場合、美味しく食べられることができるとする期日を意味する日時のことである。日持ちのする食品に対してこれの表示画義務づけられている。尚、3ヶ月以上日持ちのする加工食品(缶詰やレトルト食品など)の場合は年月日ではなくて「年月」までの表示で良いため、「日」まで表示されていない食品もある。(尚、数年以上品質保治が可能な食品の場合は「賞味期限」を省略しても良いことになっている。→冷凍食品のやアイスキャンディなどに「賞味期限」が表示されていないのはこのためであり、法律的に表示されていなくても問題は無い。但し、製造メーカー側の判断によって表示をしているメーカーもある。)

以前は「品質保持期限」という言い方もされていたが、2003年の法改正によって、現在では「品質保持期限」は「賞味期限」に統一された。

尚、「賞味期限」と同じようなものとして「消費期限」というものがある。「消費期限」は品質が急速に変化する加工食品に対して使用される表示であり、安全性を欠くことになる恐れがないと認められる期限となる日時である。これには生鮮食品、弁当、惣菜、調理パンなどが該当する。また、「賞味期限」との境は、製造から概ね5日以内に品質の面で明かな劣化が見られるかどうかということであり、製造後早く消費する必要のある食品(5日以内に品質に問題が生じる可能性のある食品)に対して「消費期限」が、日持ちのする食品(5日以上問題のない食品)に対して「賞味期限」の表示を行うことが義務づけられている。また、「消費期限」を表示する場合は、年月日だけでなく、時間も表示される場合もある。(それだけ鮮度の劣化が激しいものということです。)

以前は、加工食品には「製造年月日」が表示されていたが、食品によって品質劣化の速度が異なること、また、鮮度競争には知り、廃棄や返品という無駄が生じること、更には配送に時間のかかる輸入食品が不利になるということから1995/4/1から改正された表示方法である。

尚、「賞味期限」を過ぎたから、即座に食べられなくなるということではない。「消費期限」の場合は劣化が激しくなるので、その日付(日時)を過ぎていたら食べない方が良いが、「賞味期限」の場合は特に問題がある訳では無いので、食べても特に問題はない。(ヨーグルトの一部では、賞味期限を過ぎていた方がより美味しくなっているという場合もあり得ます。(フルーツ果肉などが入っていないものである。また、プレーンヨーグルトでは、美味しくなる場合もあるが、発酵が進んで酢っぱくなってしまうこともある。))但し、そのまま食べるのではなく、多少手を入れて調理した方が良いですよ。(と言っても、あくまでも食べるかどうかは各自の自己責任の上で判断されたし。)

この物語では、柴田さんは「賞味期限を700年以上過ぎている」と言っていたが、劣化の起こるような食品でなければ700年どころではなく、1000年が過ぎていても、食べるのに特に問題はないですが、実際、数百年前に製造された加工食品なんて存在しないでしょうし...(数十年前に製造されたものであれば、ワインや缶詰ということであり得ますけど...)

 

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