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ケータイ刑事銭形命3話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形命・裏ネタ編]は第3話の「猛スピードで移動する死体! ~競輪選手殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「猛スピード」について、「競輪」について、そして「競輪選手」についても記しておくことにします。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

猛スピード」:「猛」は「たける」の意味であって、激しいことである。(後に続く言葉の修飾語であって、その単語の意味をより強めるものである。)

「スピード」は一般的には「速さ」「速度」「速力」「早いこと」を指す言葉であるが、それ以外にも多くの意味がある。(機械用語では「変速装置」のこと、スポーツでは「スピード・スケート」(これも省略された言葉であって、省略しない言い方は「スピード・スケーティング」である。)のことである。トランプには「スピード」というゲームがあり、映画の宣伝チラシにも速報版のことを「スピード」と呼ぶ。更には覚醒剤の一つである「メタンフェタミン」の俗語でもある。それ以外としては、音楽グループ、映画タイトルなどでもある。)この物語での「スピード」は言うまでもなく「速度」のことである。(前に「猛」という修飾語が付くため、名詞としての「スピード」ということになる。)

よって、「猛スピード」と言うのは「より早い速度」ということになるが、具体的にはどのぐらいの速度のことを言うか、ということになる。が。これは基準となるものによって全く異なることになる。例えば、徒歩であれば一般的には時速4km/hが標準的な速度であるため、この倍の速度となる8km/hであるけば、それは「猛スピード」で歩いていることになる。しかし、8km/hであれば、自転車の速度ではゆっくりということになる。(更に車にすると、半分止まっているような速度であり、新幹線で考えると、動いているの?という速度となり、「猛スピード」とはかけ離れた速度である。)

また、車でも、高速道路を100km/hで走行していれば、(高速道路ではょ普通であるが、この速度で一般道を走るとなると、「猛スピード」ということになる。しかし、F-1などのレース・カーでは100km/hはコーナリング時ならばともかく、直線を走っていれば遅すぎる速度である。

よって、「猛スピード」というのは状況によって具体的な数値は変化することになる。が、共通しているのは、その状況時に於いて、通常では考えられないようなより早い速度のことを指している、ということである。

「猛スピード」で移動すれば、時間短縮が出来るのは事実であるが、それだけ危険度も上がることになる。また、通常の速度で移動する場合に比べてより多くのエネルギーを消費することになり、ロスが増えることになる。「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く?」という標語があるだけに、スピードはほどほどにしましょう。

競輪」:2つのものがある。1つは、自転車競技法によって定められたものであり、公営ギャンブルの1つとして行われるものであり、もう1つは賭けの対象としてではなくて、自転車による競技として行われるスポーツのことである。前者は「競輪」(英語では「Bicycle Race」と言う。)と記すが、後者はそれとは区別する意味もあって「ケイリン」というようにカタカナで表記する。(英語では「Keirin」と言う。)また、「ケイリン」は日本の公営ギャンブルとして行われている「競輪」を元にして生まれた競技である。(2000年のシドニー五輪からはオリンピックの正式競技にもなり、2012年のロンドン五輪からは女子の競技としても正式採用されることになっている。)

「競輪」は、1948年に北九州市の小倉競輪場で行われたものが最初である。自転車競技法によって指定された自治体(都道府県及び特定の市町村が指定される。)が開催するものであり、自転車競技を行う際に、その結果を賭けの対象とするとして、勝車投票券(所謂「車券」)を販売し、結果を的中させたさせた人に売上金の75%を上限にした相当金額を分配して払い戻すものである。(残りの25%は、必要経費を差し引き、その残りは自治体の財源として入ることになる。)

当初は、色々とトラブルが出る事が予想され、自治体の財源が確保できるのか?という疑問の声があったが、競馬よりも控除率が低いことをはじめ、好評となり、成功を収めるレベルとなった。これによって各自治体が財源を得ようとして、次々と競輪に参入するようになった。(地方自治体の財政を支えるものとなり、経済の活性化、更には自転車産業の振興に役立った。)

しかし、競輪を行う自治体が増えると、次第に問題も発生するようになり、1950年9月の鳴尾競輪場(後に「甲子園競輪場」に改名、2002年に廃止された。)で起こった鳴尾事件によって開催が暫く休止されることになり、更にギャンブル性が問題視されるようになっていく。そして自粛や徹底が増えていくことになり、後楽園競輪場(現在は東京ドームのある場所にあった。)などいくつかの競輪場が廃止されている。

一方、「ケイリン」は「競輪」を元にしているだけに、似ている部分もある。競輪と同様に、選手とは別に先頭を走る先頭誘導員(電動アシスト自転車またはオートバイを使用する。)が先頭を走って選手達を引っ張り、最後の1周で誘導員は(トラックの内側に)退避する。そして最後の1周をスプリント競技として競い合って勝敗を決める、というものである。

現在では、これ以外にもいくつかの競技が生まれていて、個人で競うものと団体(チーム)として競うものがある。

競輪選手」:公営競技の競輪に参加する選手のことであり、賞金を獲得するプロ選手のことである。(プロでないと「競輪」には参加できない。ちなみに「ケイリン」はアマチュアでも参加できる。)国家試験である選手資格検定に合格しなければこれになることはできない。(なろうとすると、日本競輪学校に入学して、そこで学び、国家試験に合格しなければならない。)

トップクラスの選手であれば、年間の獲得賞金が億を超えている。また、1億円を超える賞金を獲得した選手が生まれたのは1980年のことであって、他のプロ選手よりも早かった。

日本にはいくつかのスポーツでプロ選手がいる(プロ選手が多い競技は、野球、サッカー、相撲などがある。ゴルフはそれほど多くない。また、人数は少ないが、数十の競技にプロ選手がいる。)が、選手数が最も多いのが競輪選手である。(その数は約3500人いる。ちなみに野球などの他の競技のプロ選手は1000人に満たず、700~800人程度である。)

また、競輪選手は、ゴルフと同様に選手寿命が長いことでも知られている。(選手寿命が短い競技では30歳前後で引退する選手が多く、40歳を超える選手は殆どいないが、競輪選手は40代でも一線で活躍している選手も多い。(さすがに、ゴルフのシニア・ツアーのように50歳にならないと参加できないというものではありませんが...))尚、過去には60歳を過ぎて出走した選手も複数いる。(これを考えたら、松山さんもまだまだ若いということになりますね...)→この物語に登場した元競輪のチャンピオンだった土屋(この物語の真犯人)は比較的早く(若く)引退したということになりますね。

 

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