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TIFFANY『HOLD AN OLD FRIEND'S HAND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼女の2nd.アルバムである。前年に彗星の如く登場した彼女が、勢いのあるままに発表したアルバムである。一応、前作の勢いによってそれなりのヒットを記録しているが、期待外れという部分もあったアルバムでした。(それでもBillboardでは最高位17位を記録していて、1989年の年間アルバム・チャートでは48位にランクインしており、イギリスでは最高位56位を記録している。ちなみに、前作は全米1位、イギリスでも最高位2位を記録している。また、次のアルバムからはBillboardのアルバム・チャートでも、イギリスでもランクインしなくなる。)

収録曲は以下の全11曲である。『All This Time』『Oh Jackie』『Hold An Old Friend's Hand』『Radio Romance』『We're Both Thinking Of Her』『Walk Away While You Can』『Drop That Bomb』『It's The Lover (Not The Love)』『I'll Be The Girl』『Hearts Never Lie』『Overture』。

この中からシングル・カットされたのは5曲である。『All This Time』はBillboardで最高位6位、イギリスでは最高位47位を記録し、1989年のBillboard年間シングル・チャートでは78位にランクインしている。続く『Radio Romance』はBillboardでは最高位35位、イギリスでは最高位13位を記録したが、勢いはここまでだった。その後、『Hold An Old Friend's Hand』『It's The Lover (Not The Love)』『Oh Jackie』がシングル・カットされているが、チャートにランクインしていない。

本アルバムからのお薦め曲はヒットを記録している『All This Time』とイギリスの方がより大きなヒットとなった『Radio Romance』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーの『Hold An Old Friend's Hand』、更に『I'll Be The Girl』をピックアップしておく。

音楽の世界では「一発屋」という存在が多いが、彼女は決して一発屋ではない。(少なくともデビュー・アルバムからは2曲の全米No.1ソングが生まれていて、更にもう1曲が全米TOP 10入りをしている。)が、彼女は「一発屋」に近いものがある。(「一発屋」というのは、大砲のように一発放ったらそれだけで終わりだったということであるが、彼女の場合は単発式ではなくて連発式の大砲だったと言ったら的確かも...???)

また、日本ではアメリカ以上に人気もあったのだが、ライバル視されたDEBBIE GIBSONにアメリカでは(セールスや人気で)敗れ、更にスキャンダルでイメージが失墜したのも大きく影響することになってしまったが、歌以外の所で消えてしまうことになったのは残念な所でした。→が、当時はティーンのアイドル的なシンガーいなかったことで、ブームだったと思えば、数年で沈静化してしまったのも納得できますが...

ただ、彼女は歌については実に上手く、当時はティーンであったが表現力はなかなかのものがあった。(実際、後に復帰した際にも、歌の面では高く評価されている。)サウンドの方は、やはり'80'sポップスらしいものであって、とても聴きやすいものである。何だかんだと言っても結局彼女は、'80's終盤を支えた一人であることに変わりはなく、'80's終盤のサウンドを楽しむのであれば、忘れてはならない1人である。特に本アルバムは忘れられている所が大きいだけに、忘れずにチェックしておきたい所である。

 

Hold an Old Friend's Hand

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

フレンズ

フレンズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1991/05/21
  • メディア: CD


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