かまやつひろし『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2006年にリリースされた文字通りのベスト盤である。'70'sの香りに満ちたノスタルジックなサウンドは21世紀になっても変わらず、味のあるところを聴かせているが、そんな彼のこれぞと言う曲が詰まったベスト盤である。しかも、レコード会社の垣根を超えた音源が収録されているというのは嬉しい所である。また、ラストの1曲はライヴ収録であり、これも嬉しい所である。
収録曲は以下の全20曲である。『のんびりいくさ』『どうにかなるさ』『僕のハートはダン!ダン!』『ソー・ロング・サチオ』『四つ葉のクローバー』『ブレイン・フード・ママ(頭の体操)』『20才の頃』『シンシア』『我が良き友よ』『海のうた』『1920-1950』『ハロー、ミスター・サンシャイン』『サマー・ラヴ・アゲイン』『やつらの足音のバラード』『時を呼び停めて』『ボブ・ディランはいま何を考えているか』『キスの下手な男』『ALLORA…』『AURA』『ゴロワーズを吸ったことがあるかい(Live Version)』。
大ヒットを記録した『我が良き友よ』や彼の存在を知らしめることになった『のんびりいくさ』というメジャーな曲から、沖縄海洋博の時の非売品である『海のうた』(ちなみに「銭形海」の主題歌もこれと同名タイトルであるが、当然、別の曲である。)という希少価値の楽曲まで収録されているということで、アルバム・タイトルに恥じない充実した内容となっている。(お薦め曲は「全部」と言うことにしておきます。(と言うか、削ることなど出来ません。))
また、従妹である森山良子との共演した曲(『時を呼び停めて』『AURA』)もしっかりと収録されているのも、当たり前ではあるがポイントの高いところでもある。
ムッシュがソロ活動を始めたのは1970年であるので、今年で満40年と言うことになる。(それ以前は、言うまでもなくザ・スパイダースのメンバーでした。)節目となる今年に何かアルバムをという期待もあるが、本ベスト盤の内容が充実しているので、本アルバムでムッシュの足跡を振り返ってみるのも宜しいかと...
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