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ARCADIA『SO RED THE ROSE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたアルバムである。(邦題は「情熱の赤い薔薇」)ARCADIAというバンド名義になっているが、これはDURAN DURANのメンバーを中心としたプロジェクトであり、発表したアルバムは本アルバムのみである。DURAN DURANの3人にジャズ、ロックなどを主にやっているアーティストたちが参加しているということで、自分たちの畑以外のジャンルの音楽を奏でていると言うことも注目点の一つである。(畑が違うと言っても、そこは一流ミュージシャンであって、音楽的にもしっかりと仕上げたサウンドを聴かせているのは言うまでもない。)また、本アルバムはBillboardでは最高位23位、イギリスでは最高位30位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Election Day』『Keep Me In The Dark』『Goodbye Is Forever』『The Flame』『Missing』『Rose Arcana』『The Promise』『El Diablo』『Lady Ice』。

この中からシングル・カットされたのは4枚である。最もヒットを記録したのは『Election Day』であって、アメリカではBillboardで最高位6位、1986年の年間シングル・チャートでも86位、イギリスで最高位7位、ニュージーランドで最高位4位、アイルランドで最高位5位、ノルウェーで最高位7位というTOP 10ヒットになっている。2nd.シングル『Goodbye Is Forever』はアメリカで最高位33位、『The Promise』はイギリスで最高位37位、『The Flame』はイギリスで最高位57位を記録している。

お薦め曲は、やはりトップは『Election Day』、そしてシングル曲の『Goodbye Is Forever』『The Promise』『The Flame』、シングル以外では『Lady Ice』をピックアップしておく。

音楽的な評価よりもビジュアル面での話題が先行することになったが、一流の参加ミュージシャンたちに負けずにDURAN DURANの3人のメンバーたちも引けを取らないプレイをしている。サウンドの方も、ポップでありながら、何処かに怪しげな雰囲気が漂うものとなっていて、アートなセンスとポップな音楽性とが融合して、独特の世界を構築している。

尚、参加しているミュージシャンとしては、H・ハンコック、M・イーガン、S・ガッド、D・ギルモア、A・マッケイ、スティング、C・アマロー、土屋昌巳、G・ジョーンズという蒼々たる顔ぶれであるが、彼らにしても自分たちの世界とは異なるジャンルでもその力量を発揮しているということで、流石である。

ということで、音楽的にもしっかりとした完成度となっているだけに、必聴のアルバムである。

 

So Red the Rose

So Red the Rose

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2004/02/23
  • メディア: CD

So Red the Rose

So Red the Rose

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 1991/07/02
  • メディア: CD
So Red the Rose (W/Dvd)

So Red the Rose (W/Dvd)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: CD
情熱の赤い薔薇

情熱の赤い薔薇

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD

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