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ケータイ刑事銭形命9話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

銭形命・裏ネタ編]も今回からは第9話の「恋愛泥棒マリン再び現る! ~謎の怪盗予告事件」に突入です。この物語の初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「怪盗」について、「予告」について、そして冒頭のちゃんと松山さんのやりとりで出てきた「ラブレター」についてと「脅迫状」について記します。尚、「脅迫状」については「・12話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

怪盗」:神出鬼没で正体を掴ませない盗賊のことである。英語では「Mysterious Thief」と言う。歴史上、「怪盗」と呼ばれる盗賊も存在したが、それよりも小説や映画などのフィクションの世界には数多くの怪盗が存在している。

実在した怪盗としては、安土桃山時代の石川五右衛門(「ケータイ刑事」では「M2」の敵の先祖ということでもお馴染みですね。)や江戸時代後期の鼠小僧が知られている。また、最近では戦後のフランスのジャック・メスリーヌが知られている。

一方、フィクションの世界では、怪人二十面相、怪盗ルパン、怪盗ジゴマ、怪盗ファントマ、怪盗ジバコなど、多数が存在している。「ケータイ刑事」ではこの物語に登場した怪盗マリンと、泪、零、雷に登場した怪人十面相がいる。

怪盗と呼ばれる盗賊は、独自の美学を持っている者が多く、生活のための窃盗というようなことは行わず、名前のある芸術品、美術品などを狙う者が多い。また、予め犯行予告を行い、厳重な警備の中で犯罪を行うという者が多い。また、盗んだものを個人的に収集する者もいるが、自分の手元には置かずに、金銭に換えて義賊のような行いをする者もいる。

また、フィクションの世界に登場する怪盗は、たいていは名探偵をライバルとして、盗むという行為を楽しんでいるような所があるのも特徴である。

予告」:文字通り、ことが起こる前に予め告げ知らせることである。英語では「Notice」という。

テレビ番組などでは「次回予告」が行われ、映画でも「予告編」というものがある。また、この物語のような「犯行予告」というものも、いずれもが予め知らせる者であるので「予告」ということになる。

尚、「予め予告する」という言い方は、「予め」という意味が重複するので、このような使い方はしない。(これはよくある過ちの一つである。)

ラブレター」:「恋文」のこと、愛を告白する手紙のことである。英語では「Love-Letter」と言うが、「Amorous Letter」と言う言い方もある。

面と向かって直接相手に告白することが出来ない場合、文章によって相手に手紙を渡し、愛情を表現するものである。平安時代などの古い時代では、短歌を送るということで愛を告白するということが行われていた。少し前では、学園ドラマでは、下駄箱やロッカーなどに入れておくというようなことは定番であった。近年では携帯電話(メール)を使ったものもある。(但し、送信相手を間違えて…、というようなドラマも多々見られるだけに...)

ちゃんは、この物語で「初めて貰った」と言っていたが、本家のお姉ちゃまは毎日数人をふっていたと言っていたので、同じ17歳であっても随分と違うものですね。

脅迫状」:英語では「Threatening Letter」と言う。ある特定の人物や団体などに対して、一方的な要求を突き付け、そこに記された要求が実現しない場合(拒否された場合)はその報復行動として、社会的な破壊行為や殺生を行い、要求を実現するように迫ることを知らせる文書のことである。また「状」と言うからには、これは手紙の形態を取っているのが基本である。(最近は手紙の形態を取らないものがあり、その場合は「脅迫文」と呼ばれる。)

ある要求を行うものであるため、誘拐事件に於いてはお馴染み(?)のものであるが、恐喝、事件の予告、イベントの中止要求など、内容は千差万別である。尚、脅迫状の内容によって、問われる罪状が異なることになる。ちなみに、脅迫罪の場合は2年以下の懲役、または30万円以下の罰金、強要罪の場合は3年以下の懲役、という罰則が定められている。尚、強要罪の場合は未遂も処罰の対象となる。

脅迫状は、差出人の手掛かりの宝庫となるため、これが届いたら警察は色々と調べることになる。指紋が有れば動かぬ証拠になるが、手書き文字で書かれていれば、筆跡鑑定が行われる。また、使用している紙も特殊なものを使っていたら差出人を特定する手掛かりになる。(広告の裏白を使っていると、広告内容から配布場所が分かり、おおよその場所が分かる。)そのため、タイプライター/ワープロを使ったものが登場したが、使用したタイプライター/ワープロの機種を特定できるのは言うまでもない。(プリンターも同様である。)ということで、脅迫状を出す犯人というのは、警察に大きなヒントを与えることになる。

近年では、電子メールを使ったものもあるが、これなどは送信場所の特定も簡単に行える。また、ネット上の掲示板に殺人予告などの事件を起こす書き込みが行われたというニュースを時々耳にするが、これも分類上は「脅迫状」になる。(当然、これも直ちに書き込みが行われた場所が特定されてしまい、手が後ろに回るだけである。)

尚、「ケータイ刑事」に登場する脅迫状は新聞や雑誌の活字を切り貼りして作られたものがお馴染みであるが、これもその活字がどの雑誌や新聞を使用しているのかが分析され、差出人を特定するのに役立つことになる。(使用した糊なども役に立つが、指紋が残っている場合が多い。)

 

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