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ANITA BAKER『THE SONGSTRESS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。1986年の2nd.アルバムで、ジャズ・テイストの楽曲を中心とした路線に進んで行くが、本アルバムはその方向性がが決まる前であって、'80's初期のポップなテイストと、ファンキーな曲、そして聴かせる曲というように、内容としてはバラエティに富んだアルバムとなっている。所属していたグループを、レコード会社の倒産によって脱退してソロに転向したのだが、ソロ・シンガーとして試行錯誤の内に船出したというアルバムでもある。尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位139位という記録を残しているが、当時は殆ど見向きもされないような感じであった。

収録曲は以下の全8曲である。『Angel』『Your're The Best Thing Yet』『Feel The Need』『Squeeze Me』『No More Tears』『Sometimes』『Will You Be Mine』『Do You Believe Me』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、いずれもがBillboardのHOT 100にはランクインせず、R&Bチャートのみのランクインであった。シングル曲は『No More Tears』『Will You Be Mine』『Angel』『Your're The Best Thing Yet』であるが、3rd.シングルの『Angrl』がR&Bチャートで最高位5位を記録している。

お薦め曲は、シングル・カットされている曲からは『Angel』と『No More Tears』、それ以外の曲では『Squeeze Me』をピックアップしておく。

3年後の2nd.アルバムからは、方向がはっきりしていることもあって、大ヒットを記録してソロシンガーとしても認められることになって、その道を進んでいくことになるだけに、本アルバムのサウンドは後の彼女のサウンドとは少し毛色が異なるものである。後の彼女のアルバムに慣れ親しんでいると、本アルバムには違和感を感じることになるだろうが、逆に、変わった曲を歌っていると考えれば、実に貴重なアルバムと言うことにもなる。(と言っても、ジャズ・テイストのボーカル・ナンバーも収録されています。)ということで、今となってはレアなアルバムという認識で、'80'sの明るく楽しいサウンドを楽しむということでよろしいかと...

 

The Songstress

The Songstress

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1991/11/12
  • メディア: CD


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