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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第14話(通算では第27話)「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語では通算11回目)となるが、今回はもろこし村の住民で「八つ墓村」を意識した老女がいたことから、その人の衣装がこれであったことから「白装束」について、「ケータイ刑事」ではすっかりお馴染みの諏訪太朗さんが演じていたのがこれだったことから「村長」について、そして高村さんは祟りはこれと言っていた「迷信」について記します。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/7/18、19、20、22、23、25、26、27、29日付けで記しています。)

白装束」:上下とも白い色をした服装のこと、またはそのような衣服を着ていることを言う。(全身が白ずくめということになる。)また、古くは、公家の装束の一つであって、下襲(したがさね)よりしたにキル下着の色が全て白色であるもののことを指した。(この場合は、下着が白色であるが、上に着るものは白色でなくても構わない。)

宗教の世界では、神主や巫女が着用している衣装がこれに当たる。(昔の「白装束」が該当する。→巫女の袴は白ではないのが一般的ですからね。)また、修行者や巡礼者が着用しているものもこれである。(こちらは全身白ずくめという方の「白装束」である。)

ちなみに「装束」(現代では「しょうぞく」と読むが、「そうぞく」と言う読み方もある。)とは、衣服のことであるが、それ以外の意味として、「身支度をすること」「装うこと」「衣服を着けること」も含まれている。また、「室内や庭などを装飾すること」と言う衣服しは関係のない意味もある。しかし「白装束」と言うと、白色の衣服ということになる。

白装束は、元々は平安時代に、防寒のために袴の下に綿を詰めたものを着用していたものが発展して、それが下着として装束を着用する際に用いられるようになった白色の下着のことを指していた。後に、これが普及して、下着としてだけでなく用いられるようになった。例えば、和式の結婚式では花嫁が着る衣装が白色のものであることから、それも指すようになった。また、下着ということでは、お産の時に妊婦が着ている服というものが白色の下着である。(そのえいきょうもあってか、産室では助産婦も白色の服を着るのが一般的である。)

また、ホラー映画などではお馴染みの「丑の刻詣り」(深夜の2時を中心とした夜中に神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を五寸釘で打ち込むという、日本古来から伝わる呪術である。)の際、それを行う人が着用する衣装ということでも知られている。尚、丑の刻詣りの際は、顔には白粉を塗るため、本当に全身白ずくめということになる。(それ以外にも、頭に五徳を乗せるということになっている。そして手には釘と金槌を持ち、胸には鏡を吊し、履き物は一本歯の下駄を使用する。)→この物語では、正にその「丑の刻詣り」をするような姿をしていましたね。

村長」:地方公共団体である「村」の最高責任者で住民の選挙によって選ばれた首長である。(一般的には、地方自治体には市町村があるため、市町村長としてまとめて呼ばれることが多く、特定の村の首長を指す場合に「村長」と呼ばれることが多い。)

現代では選挙で選ばれることになるが、その昔は村の有力者が村をまとめるために就任していたものである。但し、選挙で選ばれる訳では無いため、それを区別する意味合いもあって、「村長」と表記するが「むらおさ」と読む。

尚、現代の地方自治体の首長である「村長(そんちょう)」については、地方自治法によって規定されている。(詳しく知りたい場合は、法律の条文を読みましょう。)

この物語に登場した村長は、もろこし村の村長であるが、現代のことであるため、当然のことながら選挙によって選ばれている訳であるが、昔ながらのイメージのある村長さんでした。(難波清張という名前であったが、もろこし村ということや、物語が「八つ墓村」を意識していることを考えると、もう一工夫欲しかった所でもありましたが...)

尚、英語では「The Chief of the Village」と言う。(市長、町長は「Mayor」と言うが、村長は別の言い方となる。)

迷信」:道理に合わない言い伝え、迷妄と考えられている信仰、科学的な根拠のない事象として語り継がれていること、である。基準と鳴るのは相対的なものであって、古い宗教上の信仰の一部が断片的に語り継がれ、それが時代と共に改変されたものであったり、信仰の一部だけが一人歩きしたものであったり、民間伝承として信じられてきたことなどである。現代の科学では、伝えられてきたことに対して明確な説明が出来ないもの、または不合理であるものである。

科学的に説明できないことであるため、「俗信」の一つとされることもあり、内容的には信じられていないというものが殆どである。(が、言い伝えだけは何だかんだで受け継がれている。)

様々なことが迷信として語り継がれているが、日めく知られているものとしては、丙午(ひのえうま)、妖怪伝承、幽霊話、民間療法の一部などがある。また、これらの殆どは、不吉なこと、災いが起こる、というものが多い。(例えば「13日の金曜日」もその一つである。)

英語では「Superstition」という。(「迷信的な」と言う形容詞は「Superstitious」である。)

この英単語から思い出されるのが、1972年のSTEVIE WONDERのヒット曲『Superstitin』(邦題は文字通り「迷信」である。)や1988年のEURPOEのヒット曲『Superstious』である。(前者は全米No.1ヒットとなり、後者はノルウェーとスウェーデンで1位を獲得したヒット曲である。)また、1991年にイギリスのバンドであるSIOUXSIE AND THE BANSHEESが発表した彼らの10枚目のスタジオ・アルバムのタイトルでもある。(イギリスで最高位25位、アメリカで最高位65位を記録している。)

高村さんだったら、これらの中ではS. WONDERのヒット曲の方が印象に強いという気がするのですが、どうでしょうかね...(何せ、ロス市警勤務でしたから...ただ、1972年当時にはロス市警にはいなかったと思われるが、その後もこの曲はよく耳にする状況でありますし...)

 

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