CURE『THREE IMAGINARY BOYS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。当時のイギリスはパンクの後のものとしてポスト・パンクが様々な形で提唱されていた活気のある時代であり、彼らもポスト・パンクの中でも主軸であったニューウェーヴ系のサウンドのバンドとして登場した。(メンバー・チェンジを繰り返している内にサウンドが変わり、現在ではオルタナ系のバンドになっていますが...)で、'80'sに期待されるバンドとして一定の支持を受けることになる。本アルバムは、イギリスでは最高位44位を記録して、まずまずという結果を残している。
収録曲は以下の全13曲である。『10:15 Saturday Night』『Accuracy』『Grinding Halt』『Another Day』『Object』『Subway Song』『Foxy Lady』『Meathook』『So What』『Fire In Chairo』『It's Not You』『Three Imaginary Boys』『Weedy Burton』。
尚、本アルバムからシングル・カットされた曲はない。但し、本アルバムを発表してまもなく、アルバム未収録のシングル曲として『Boys Don't Cry』が、それから約半年後に『Jumping Someone Else's Train』が発表されている。この2曲は2004年にDELUX EDITIONとしてリリースされたもののボーナス・ディスクに、ボーナス・トラックとして収録されている。(その後のアルバム未収録シングルも含まれている。)
お薦め曲としては『Accuracy』『Another Day』『Subway Song』『Foxy Lady』とアルバム・タイトル・ナンバーである『Three Imaginary Boys』をピックアップしておく。
現在(特に'90's以降の彼らのことである)の彼らのサウンドからすると、少し違うものであるが、本アルバムには若々しいエネルギッシュな所があって、勢いを感じられる。サウンドの方も当時の先端を井雲のであり、時代を感じられるところでもある。(特に、'70's終盤のブリティッシュ・サウンドは、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの大きな波が起こることもあって、非常にエネルギッシュであり、クリエイティヴであり、元気である。
また、サウンドに変化があることから本当にCUREなの?という疑問を持つかも知れないが、彼らのキャリアは本アルバムから始まるものであり、原点はここにある。それだけに、しっかりとチェックしておきたいアルバムの一つである。
尚、これから(新たに)購入しようというのならば、やはり「DELUX EDITION」を探すべきですね。
↓DELUX EDITIONはこちらです
Three Imaginary Boys [Deluxe Edition]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Universal UK
- 発売日: 2005/01/25
- メディア: CD
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