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ケータイ刑事銭形雷4話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第4話「死体は夜あるく? ~病院たらい回し殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、物語の冒頭で岡野さんがこれをしていたということから「焚き火」について、そしてちゃんに突っ込まれてこう言っていたことから「実地試験」について、この実験と言っていたので「上昇気流」について記します。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/23付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

焚き火」:暖を取るために、枯木や枯れ草、落葉などを燃やすことである。冬ではお馴染みの光景であったが、現在の日本では野焼きという形での焚き火を行うことは禁じられている。そのため、焚き火ということで行われるものはキャンプなどで行われるキャンプファイヤーが主なものになっている。

火を使うということでは、人類の歴史の中でも初期からこれが行われてきたことであって、火を使うことによって人類の文明がスタートしたと言っても良いので、人類の歴史に於いては重要な位置づけができるもの(行為)である。(他の動物は火を使わない。)

燃やすもの(木の枝や枯葉など)を地面に組んでから火を点けるが、これは十分な酸素の供給が必要であるためである。そのため、「薪」という木を切ったものや木の枝と、それ以外の枯れ草や落葉などの両者を適当に混ぜて使うのが一般的である。で、その中にサツマイモを入れて焼き芋を作ったり、栗を入れて焼き栗を作るというのも冬の風物詩であった。

尚、「焚き火」は言うまでも無く冬の季語である。また、英語では「Fire」と言うが、大がかりに木(薪)を組んで行われる焚き火のことは「Bonfire」という。更に、ドイツ語では「Funkenfeuer」、スペイン語では「Hoguera」と言う。

実地試験」:実際の場で行う試験のことである。これには、製品などを実際に使用される場所を想定して、実際に使用される環境下でその製品の各種試験を行うものと、実際の現場で技能を試すための人が受ける試験とがある。

前者は製品テストとして色々と行われるものであり、後者は資格試験では導入されているものが多く、運転免許の技能試験はその代表的なものである。(実地試験だけが行われるものではなくて、筆記試験も合わせて行われるのが一般的な試験形態である。)また、資格試験以外でも技能検定では行われている。(→誰もが何らかの「実地試験」を実際に受けていることでしょうね。)

尚、実際の場所で試験ではなくて何らかの検証や検討を行うことは「実地検証」と言うが、警察が事件現場で行う検証については「実地検証」とは呼ばずに「現場検証」と呼ぶ。(「現場検証」も定義からすると「実地検証」の一つである。)

上昇気流」:上方に向かって流れる空気の流れのことである。いくつかの種類のものがあるが、いずれもが大気の鉛直方向の移動に伴うことで起こるものである。多くは雲を作り雨を降らせる原因となるものである。尚、下方に向かって流れる空気の流れのことは「下降気流」と言う。また、英語では「Convection」、または「Lift」と言う。

発生メカニズムは大別すると3つのパターンがある。1つ目は「地形性上昇気流」と呼ばれるものであり、地表付近の熱せられた空気が上昇していく流れが山の斜面に沿って上昇していくものである。これはその土地の地形によるものであり、各地には雲が出来やすい場所、雷の発生が多い場所などがあるが、そういう場所ではこれがその原因となっていることが多い。

2番目は「対流性上昇気流」と呼ばれるものであって、大気の対流によって生じる上昇気流のことである。これは太陽熱によって温められた空気が上昇することで発生するものである。(この上昇気流は大きな対流の渦を作り、離れたところで下降気流も作っている。)太陽光による自然対流ということである。特に南国では、海面で温められた湿った空気が激しい上昇気流を作り、急速に成長する積乱雲を作り、スコールのような豪雨を降らせる原因となるものである。また、夏場の急激な雷、夕立もこれが原因る。

3つ目は2つ目に含んで考えられることも一部にあるのだが、台風(ハリケーン、サイクロン)を含む低気圧に伴う大規模な気流の流れによる上昇気流である。台風が発達している時は上昇気流が激しく発生している状態である。

上昇気流は高度が上がるに従って温度が下がるが、温度が下がるため水蒸気が凝結し、それが雲を作ることになる。特に急速に雲が出来る場合(積乱雲)には、水蒸気が摩擦によって帯電するため、大きな電気的エネルギーが蓄えられることになる。そしてそれが地上に放電されると雷になる。ということで、上昇気流のある所では基本的に天気が悪く、雨が降りやすい状態になっている。が、上昇気流を生じるからこそ、適当な雨が降るということも言えるので、無くなったら良くなるというものではない。

尚、航空機が時々巻き込まれることがある「乱気流」(不規則になった空気の流れ)は下降気流が殆どであるが、不規則な空気の流であるため、(不規則な)上昇気流も一部にはある。が、航空機事故に繋がるものは基本的に乱気流の中でも下降気流である。(飛行中の航空機が下方に向かっての力を受けるため、墜落するという事故が起こりやすい。特に離着陸時では、飛行高度が低いため、下方への力を受けると地面と激突して、という事故に直結する。高度何千mという上空でも同じことは起こるが、地面までの距離かあるため、体勢を立て直すだけの余裕がある。)飛行中の事故に繋がると言うことでは「上昇気流」も「下降気流」も同じであるが、墜落を含む大事故に繋がるのは「下降気流」であって、「上昇気流」ではそこまではいかない。

 

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