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メジャー(6th.)#14 [アニメ]

ここのところ、すっかりつまらない展開となっていたが、今回は久しぶりに吾郎が主役という所を見せた物語でした。が、作品の主役というポジションを見せているものの、以前のような型破りな主人公という面影は消えていて、優等生的なキャラクターになっていたということで、もう本作も終わりだと感じさせた物語でした。しかも、ED曲が変わり、バックの映像として第1シーズンからの映像を使っていると言うことで、ここでも作品の締めくくり、幕引きに向けての展開に突入しました。(あと11回あるのですけどね...)

連敗中のホーネッツ。それを止めるために吾郎はパンサーズ戦に先発し、踏ん張り続けていた。が、ショート・ロイのプレイからエラーと記録され、その時のマードックの守備をきっかけに、乱闘直前という状況になる。が、それを吾郎が止めた。が、マードックに対する不信感から、チームは分解直前まできていた。

ピンチも吾郎は切り抜けて、7回無失点で降板するが、試合の方は0-0から8回裏に中継が打たれて0-1。そして9回表のホーネッツ最後の攻撃はリリーフ・エースがマウンドに。諦めムードも出始める中、先頭バッターのロイが闘志を見せ、粘ってヒットを打った。ロイの心意気にチームメイトたちは同じ思いを持って一つになり、チャンスを繋いでいく。が、マードックの前の打者が敬遠される。監督は代打も考えるが、吾郎がマードックに掛けた言葉から、この試合まではマードックに任せたと言うことでそのまま打たせる。簡単に追い込まれるマードック。が、吾郎の自分に対する接し方が違っていたことを思い、何か吹っ切れたようにスイングすると、ポール直撃の逆転スリーランということで結果を出した。で、ようやくホーネッツの一員として迎えられたことを感じたマードック。更に追加点を得て、最後は守護神が抑え、6-1で勝利したホーネッツは優勝争いに向けてチームが一丸となった。

吾郎が主人公であって、吾郎の気持ちがチームをまとめさせることになって、という展開は悪くないものの、大リーグでは何の実績もないひよっこの吾郎に引きずられてチームが纏まるというのは、「主人公だから」という都合が良すぎるような気もするのですがね...何せ、吾郎の周囲にいるのは海千山千の大リーガーたちなんですから...

主人公がチームをまとめて優勝に向かって行くというのはありふれた展開であるのだが、苔までに破天荒な所を色々と見せていた吾郎が優等生になってしまったということでは面白みのない物語でした。(一応、吾郎の人間的な成長があったと補間しておくが、吾郎というキャラには似合っていない...)

その一方で、マードックの起用に対して試合中に監督に抗議の電話を入れるホーネッツ・オーナーの姿と、「試合中ですから」と言って途中で切ってしまった監督という所に、商売人と勝負師というキャラの違いが出ていた面白い所でした。(商売優先のオーナーの姿勢が「マスゴミ」という隠しテーマのある第6シーズンのポイントでもありますから...)

 

↓原作ではこの辺りです。

MAJOR(メジャー) 71 (少年サンデーコミックス)

MAJOR(メジャー) 71 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: コミック


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