ケータイ刑事銭形雷4話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「名曲探偵アマデウス」の新作の放送があったのだが、トラブルによって録画出来なかったため、火曜朝の再放送を待つことにするため、1日ずらす(遅らせる)ことにします。(→直ぐに再放送があるというのは、こういう時のため、またはニュース速報や災害情報のテロップが出た場合の再録が直ぐに出来るということで、嬉しいところです。)で、本日の1番目の記事は、正午の予定だった雷ちゃんを繰り上げて登場して貰います。
※(7/6 12:00追記)
7/6朝のBS-hiの再放送も録画されていませんでした。(HDDレコーダーに「予定が変更されたため録画出来ませんでした」とあったけど、ちゃんと放送していたのですが...)ということで、水曜深夜の再放送を別の予約方法を含めたダブル録画予約することにしたため、「名曲探偵アマデウス #69」は更に遅れます。
「銭形雷」の第4話「死体は夜あるく? ~病院たらい回し殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、この物語で色々と遊んでいた部分のネタから、雷ちゃんが白い毛と黒い毛から出していた「パンダ」について、岡野さんが「犯人確率は…」と言っていたことから「確率」について、それに対して雷ちゃんがこれではないと言っていた「天気予報」について記します。尚、「パンダ」については「愛・15話[裏ネタ編]PART 5」で、「天気予報」については「泪・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして加筆しました。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/1/23付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「パンダ」:食肉目パンダ科の哺乳類の総称であって、ジャイアントパンダとレッサーパンダの2種類が含まれる。ちなみに「パンダ」を漢字で記すと、ジャイアントパンダのことは「大熊猫」、レッサーパンダのことは「小熊猫」というようにそれぞれ別の漢字が使われる。→以前はジャイアントパンダとレッサーパンダは類縁関係があるものとされていたのだが、現在では類縁関係はないとされている。共通点というのは、単に名前に「パンダ」という言葉が入っているだけである。一応、手根骨の存在という共通点はあるのだが、大きさも異なれば、色も異なる動物であって、ジャイアントパンダはクマ科、レッサーパンダはレッサーパンダ科に分類されている。
ジャイアントパンダはネコ目クマ科(ネコ目ジャイアントパンダ科)に属する哺乳動物である。中国の四川省などのごく限られた地域に生息している珍しい動物であり、世界三大珍獣の1つ(他の2つはコビトカバとオカピである。)とされている。生息数が少なく、現在、野性の個体数は1600頭と言われている。また、餌となるのが笹竹であることから、こちらも限られた地域にしかなく、絶滅の恐れのある動物としてワシントン条約の付属書Ⅰに掲載されている。そのため、商業目的の国際取引は全面禁止、学術研究目的の取り引きも輸出許可書と輸入許可書が無いと認められない。(動物園への貸し出しについても当然ながら許可が必要であり、動物園で飼育しようとしても色々とハードルが高い。)
体長は1~1.5m程度で、立ち上がると2mぐらいにまでなる。体重は雄だと100~150kg、雌だと80~120kgぐらいになる。また、10~20cm程度の尾っぽを有している。体毛の色は白であるが、目の周囲と耳、肩から前肢、そして後肢は黒である。
生まれた時の体長は15~20cm、体重は100~200g程度であるため、生まれたばかりの赤ちゃんが母親に押しつぶされて圧死するということがよくあるとされている。(それが体長で10倍程度、体重だと1000倍程度まで成長する(見事に体重は3乗で利いていますね。)のだから、ある意味では凄い成長ということになる。)
現在(2010/7)、日本には8頭のジャイアントパンダがいるが、神戸市立王子動物園の2頭(コウコウ、タンタン)と和歌山県のアドベンチャーワールドの6頭(永明、良浜、愛浜、明浜、梅浜、永浜)である。この中で永明を除くアドベンチャーワールドの5頭は日本生まれであり、梅浜、永浜は日本生まれの3世になる。(尚、2010/3に日本生まれの幸浜が中国に戻った。)8頭の全てが中国から借り入れをしているパンダである。
「確率」:ある事象が起こりうる可能性を数値で表したものである。その数字は1より小さく、負数ではない値であるが、百分率の数字として100を最大値として言う場合もある。(本来の数字を100倍して言っていることになる。)
過去の頻度数から推定する経験的な確率(統計的確率)と、数学的な組み合わせから算出される数学的確率とがある。
前者の例としては、天気予報(降水確率)は、ある意味では前者の手法で算出される確率と言うことが出来る。(→最終的に発表される数字は丸め込み修正が行われますが...)一方、後者の例としては、「サイコロで1の目が出る確率」「コインを投げて表が出る確率」などがある。
英語では「Probability」、ドイツ語では「Wahrscheinlichkeit」、フランス語では「Probabilité」、イタリア語では「Probabilità」、スペイン語では「Probabilidad」と言う。
「天気予報」:主に、本日、明日、明後日の天気の予想された状態を知らせるものである。予報の参考にするものは、過去の天気や気圧配置などのデータであり、そこから将来の天気や気圧、風向、風速、気温、湿度などを予想するものである。よって、あくまでも過去のものから導き出した予想であり、統計学的に処理された推測値である。そのため、当たることが多いとはいうものの、外れることもあるのは言うまでも無い。また、「予想」であって「予知」ではない。
基本的に、天気予報は、特定の地域ごとに、天気、気圧、風向、風速、気温、湿度などを予測するものであって、広い範囲の広域予報と、ごく狭い範囲の特定地域予報とがある。近年では、後者の予想精度が上ってきていて、例えば、行楽地の予報や、空港、港などの交通機関のターミナルのある場所の予報などが行われている。
一方、広域予報は、日本では都道府県単位で行うのが普通であって、1つの都道府県を2~3の地域に分けた程度の範囲というのが一般的である。(北海道など、面積の大きい道県はもう少し多くなるが、普通は南部/北部、東部/西部というのが普通である。)
時間的なことでは、「短期予報」と呼ばれる「今日、明日、明後日」の予報、「週間予報」と呼ばれるこれから一週間先までの予報、「長期予報」と呼ばれる一ヶ月、または三ヶ月先の予報がある。(「今年の夏は○○」とか「冬は○○」というような傾向の予報も含む。)
最近はデジタル放送のデータ放送で、市区町村単位という比較的狭い範囲の地域で、しかも3時間ごとの「地域時系列予報」と呼ばれるものも行われている。→デジタル放送では、天気予報はいつでも情報を見ることが出来る。しかも、複数の市区町村を登録できるようになっているので、自宅と勤務先/通学先、その他を登録しておけば、実に便利である。(と言っても、鞄の中にいつも折りたたみの傘を入れておけば、天気予報(特に「降水確率」や「雨」に関する情報はあんまり必要ではなくなるのですけどね...)
また、天気予報には、将来の天気の予想意外にも、気象警報や注意報もある。これらは将来の天気を予想するものではなく、現状の気象条件から災害が起こる可能性が高くなった場合に出されるものであるので、厳密に言うと「天気予報」とは異なるものである。(が、広義に解釈すると、天気に関する情報ということが出来るので、「天気予報」に含まれるとも考えられる。)
「警報」は重大な災害が起こる可能性が高くなった時に発令されるものであり、警戒を要するというこレベルである。「大雨」「洪水」「波浪」「強風」などの警報は発令されることが多く、近年は「ゲリラ豪雨」(「スコール」と言っても良いと思うのですがね...)などにより、発令回数も増えている。(「洪水警報」は単に天気だけでなく、排水設備の容量も影響していますが...)また、「大雨」「洪水」という警報は、土砂災害に繋がることも多いため、これらが発令された時には土砂災害警報も発令される場合もある。
一方、「注意報」は、「警報」を発令するレベルよりは災害が起こる可能性が低いが、重大な災害が起こる恐れがある場合、または社会活動に何らかの支障を及ぼす可能性がある場合に、注意喚起のために発令されるものである。(こちらでは「乾燥注意報」というのは冬場はお馴染みである。)
特に、「大雨」「洪水」などの警報は、これまではある程度の広域単位で発令されていたが、2010年4月からは市町村単位というより狭い単位で出されることになったので、今までよりも対応しやすくなりましたね。が、隣の市町村に警報が出ていれば、自分のいる市町村に警報が出ていなくても十分注意する必要があるのはいうまでもない。
天気予報については、どの程度当たるかが議論されることがあるが、短期予報(特に本日の予報)であれば、近年ではかなりの精度になっている。(80%程度と言われている。)が、当たらなかったからと言って、損害賠償を求めるようなことは出来ない。あくまでも過去の気象データから導き出した未来の天気の予測に過ぎず、確率的なものである。よって、天気予報を鵜呑みにするのは問題である。(おおむね、そういうことになる、というように考えておくのが良いでしょう。→だからこそ、鞄に折りたたみ傘を常時入れている筆者です。)
尚、英語では「Wether Forecast」または「Wether Report」「Wether Information」と言い、ドイツ語では「Wettervorhersage」、フランス語では「Meteo」、イタリア語では「Previsione det Tempo」、スペイン語では「Parte Meteorologico」と言う。→それぞれの言語は分からなくても、「晴れ/曇り/雨/雪」というのはイラスト・マークが使われているので、一応は理解出来ますね。
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