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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形泪・裏ネタ編」も今回からは通算で32話となる2nd.19話の「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」に突入です。この物語の「裏ネタ編」は過去にはPART 7まで記している(2009/9/13、16、17、19、20、21、23日付けで記しています。)ので、PART 8からということになります。今回はサブタイトルにある言葉か、「座布団」について、「落語」についてと「落語家」について記します。尚、「座布団」と「落語家」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 1」で、「落語」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

座布団」:「座蒲団」と表記されることもある。床や畳の上に座る場合に敷く小形の布団である。日本の日常生活で使われるものである。厚さは数cm程度であって、大きさは50cm四方前後の正方形に近い形をしているのが一般的である。(一応、大きさによってそれぞれ名前が付けられている。茶席判(43cm×47cm)、木綿判(51cm×55cm)、銘仙判(55cm×59cm)、八端判(59cm×63cm)、緞子判(63cm×68cm)、夫婦判(67cm×72cm)などがあるが、一般的なものは木綿判、銘仙判、八端判であり、これらがS、M、Lサイズといったら良いでしょう。)また、近年では、床や畳の上に座る場合だけでなく、椅子に座る際にも使用されるようになっいる。但し、椅子に使用する場合、前記のものよりも小さいものが主流であって、形は円形のものなどもある。

座布団は、座る際の緩衝材という役割をしているが、それ以外の役割としては、(冬場の)冷たい床に直接触れることを防ぐという役割がある。また、畳の上で寝る場合には、半分に折って枕の代用品として用いられることもある。更に、第二次世界大戦中には2枚の座布団を頭に乗せて、頭部を守るための保護具として使われ、これが防空頭巾を産むことになった。現代では防災頭巾の代用になるということでも知られている。

構造は簡単なものであって、布製の袋の中に綿やスポンジなどが入っている。尚、ソファに用いるクッションのような弾力性は基本的に持っていないため、構造も簡単で、修理などの手入れも簡単に行うことが出来る。

歴史は古く、起源は鎌倉時代にまで遡る。が、当時は権力者や僧侶が使うものであって、一般の人が使用するものではなかった。権力者が使用するものということで、実用性よりも見栄えを良くすることが優先され、その結果、様々な装飾がなされたものが多く使われていた。一方、僧が使うものは仏教の中に溶け込み、宗教的な儀式で使用する物という位置づけとなっていった。特に木魚を置く際にも専用の座布団が用いられるようになった。そんな座布団が一般人の間に普及するようになるのは江戸時代になってからであって、その時には現在のようなほぼ正方形の形にもなった。

日本的なものの一つであるため、日本の伝統を受け継いでいる所(茶道、華道など)では、座布団に対しても様々な作法がある。また、大相撲でも力士が土俵下で自分の取組を待つ時に使う座布団にも作法がある。(関取(十両以上)になると自分専用の座布団を使うことが出来る。)

大相撲では座布団が舞うということが度々あるが、これは横綱が幕内力士に敗れて金星を配給した時、桟敷席の観客が座布団を投げることから始まったとされる。(平幕力士が横綱に勝つというのは番狂わせであり、興奮した観客が行うことである。)されが次第に他の場面でも行われるようになり、番狂わせが起こった際には座布団が舞うのは当たり前のようになった。これに対して相撲協会では、座布団を投げることは危険なため、禁止しているが、それでも座布団が投げられることが起こる。で、一部では座布団を投げられないような形にするという工夫が行われている。(例えば、1つの桟敷席にある4枚の座布団を繋いで大きくして、投げにくくする、などがその工夫である。)

また、落語では、高座で落語家が噺をする時に、座布団の上に座って行う。そこから、「笑点」の大喜利のコーナーで、座布団を得点代わりとして使うようになって、座布団を重ねて使うという姿が一般らも広がった。

尚、英語では「Japanese Cushion」または単に「Cushion」と言っていたが、近年では英語、ドイツ語、フランス語などでも「Zabuton」と呼ばれるようになってきた。(特に、和食ブームの浸透が影響しているとされている。)

落語」:寄席演芸の一つであり、近世の日本で生まれた話芸である。内容は面白おかしく語るものであり、日本独特のスタイルを持ったものである。「落とし噺」と呼ばれていたが、オチで結ぶ話芸であり、語られるものということから、「落とし話」を経て「落語」と呼ばれるようになった。(また、更に縮めて「噺」と言うこともある。)但し、明治以前は「落語」と記しても「おとしばなし」と読んでいて、「らくご」と読まれるようになったのは明治の中期以降のことである。

基本的には、1人の話者が高座に座った状態で話すものである。話す際には、扇子や手ぬぐいを小道具として使うことがあるものの、基本的にはそれ以外の小道具は使わずに、話術の身振り、表情で語り、表現するものである。

内容の方は、「まくら」と呼ばれる導入部と、「オチ」と呼ばれる結びの洒落というものがあって、「まくら」」と「オチ」の間は、それを結ぶ形で物語が語られる。

歴史は意外と新しく、起源は戦国時代の武将の話し相手として仕えた御伽衆の話術、若しくは、江戸時代初期の安楽案策伝が大名に聴かせた滑稽話とされている。(これからいうと歴史はせいぜい400年ということになる。)が、当時は大名に対して話されるものであって、一般の人の耳に入るようなことはなかった。江戸時代になって戦乱が無くなり、次第に大名への話から下に降りてくることになるが、一般人の間に浸透するのは18世紀後半になってからである。

上方で雑俳や仮名草子に関わる人々が滑稽な話を語り始め、「軽口」または「軽口ばなし」と呼ばれたものがその起源とされている。(同時にこれは上方落語の起源でもある。)これを狂歌師・白鯉館卯雲が江戸に伝え、江戸小咄が生まれることになった。(「落とし噺」と呼ばれて、江戸落語の起源となった。)18世紀末には江戸に寄席が作られて、そこで上演されて人気を得るようになり、大衆の娯楽として定着することになった。(これを元にすると、200年ちょっとという歴史になる。)

尚、初期の「落とし噺」は話し聞かせるものであって、話を聞かせるだけであったが、語り手が話す際、身振り手振りが入り、更には小道具を使って語られるようになる。(これらは「仕方噺(しかたばなし)」と呼ばれた。)そしてその「仕方噺」が更に発展していって、今日の落語へと発展していった。

現在の落語には、江戸時代に大阪で生まれた上方落語と、江戸で生まれて現在に至っている江戸落語とがある。大まかに言うと、どちらも同じような伝統芸能として根付いているが、細かい所では、習慣の違いや小道具の使い方などに差がある。しかし、現在では、共にこれを専門とする職業の人が徒弟制度によって芸を受け継いでいて、伝統芸能として定着している。

尚、英語では「Comic Storytelling」または「Comic Story」と言うが、近年では日本の伝統芸能という認識が浸透していったこともあって、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語などでは「Rakugo」と呼ばれるようになりつつある。

落語家」:落語を演じることを職業とする人のことである。寄席で演じられることから、寄席芸人でもある。また、「話家」「噺家」「咄家」という言い方もある。英語では「Comic Storyteller」と言う。(確かに「落語」は「Comic Story」と呼ばれているだけに、「-teller」という言い方をすると言うのはそのままですね。)近年では「落語」のことを「Rakugo」というようになってきているが、「Rakugoka」という日本語を横文字にした名称となるのは難しいのでしょうね...(日本の「漫画家」の場合は「Mangaka」という言い方もあるだけに、いずれは「Rakugoka」という言い方になるかも知れませんね...)

落語家の演ずるものには、噺の最後にオチ(「さげ」と言うこともある)を語って結びとするもの(=所謂「落語」)と、オチが無く、人情噺と呼ばれるものとがあるが、基本的にはオチがある前者をメインの芸としている。(後者をメインとする人は「落語家」というよりも「噺家」と呼ばれる傾向がある。)

落語家の世界は師弟制度がある世界であり、師匠の元に弟子入りをして修行を積んでいく制度が取られている。東京の落語家には、「見習い」「前座」「二つ目」「真打ち」という身分がある。「真打ち」になると、興行のトリを務めることができるようになり、同時に弟子を取ることも許され、「師匠」と呼ばれることになる。(上方落語ではこの制度は無いが、落語家の評価は客が決めることであり、制度化するのはおかしい、という声がある。実際、東京落語では「真打ち」になっている人が半数を超えている状態になっていて、もはや意味がない、という意見もある。→「真打ち」といっても名前だけというような上手くない落語家が実際にいますからね... 誰ということは言いませんが...)

一方、上方落語でも徒弟制度がある所は同じであるが、関西では落語よりも漫才の方が人気が高いこともあって、落語は苦戦気味である。かつては「真打ち」と呼ばれる制度があったが、漫才に人気を奪われていった戦中期に事実上崩壊して消滅した。現在でも上方落語は、演芸場での上演でも、テレビの演芸番組でも、漫才の方が人気が高く、落語はあくまでも二番手に甘んじている。一応、真打ち制度が現在でもあるねのの、名前だけあるということで、実際には機能していない。

また、東京と大阪以外でも、名古屋や岡山などにも落語家がいて、演芸活動が行われている。(それ以外の土地にも何人かいる。)しかし、現在、落語家というと東京が中心である。

 

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