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DANGER DANGER『DANGER DANGER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。BON JOVIのデビュー当時を思わせるサウンド(プロデューサーがBON JOVIを手掛けていた。)ということで期待された彼らのデビュー・アルバムである。サウンドの方は'80'sに全盛を誇ったハードポップと呼ばれるものであったか、'80'sもまもなく終わるという'89年6月のリリースと言うこともあって、チャート成績やセールスの方は伸び悩む結果になった。(Billboardでは最高位88位を記録している。)

収録曲は以下の全11曲である。『Naughty Naughty』『Under The Gun』『Saturday Nite』『Don't Walk Away』『Bang Bang』『Rock America』『Boys Will Be Boys』『One Step From Paradise』『Feels Like Love』『Turn It On』『Live It Up』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルの『Bang Bang』がBillboardで最高位49位を記録し、2nd.シングルの『Naughty Naughty』はチャートインしていない。(結果的に、彼らのシングルでBillboardのHOT 100にチャートインしたのはデビュー・シングルのみである。)

お薦め曲としては、シングル曲からは『Naughty Naughty』、それ以外からは『Under The Gun』『Don't Walk Away』『Boys Will Be Boys』『One Step From Paradise』という所をピックアップしておく。

アルバムとしては、完成度も高く、'80'sのハード寄りのロック・バンドのデビュー・アルバムと言うことでは非常にクオリティの高いアルバムとして仕上がっている。'80'sHR/HMではパワーバラードも重要なものであるが、バラード・ナンバーにしてもクオリティが高く、パワフルなロック・ナンバーも十分なエネルギーがあって、柔軟、動静、強弱のメリハリも見事である。内容的にはもっと大きなヒットになってもおかしくないだけの完成度があるアルバムである。が、本アルバムのリリースが'80'sもまもなく終わりを告げるという時期であって、世の中では'90'sに向けての新しいサウンドが求められていた時期であったため、取り残された感じになってしまったのが残念なことになってしまった。(あと1年早くリリースしていれば、随分と違った結果になっていたことでしょうね...)

現在も(メンバーチェンジはあるものの)現役で頑張っている彼らであるが、「タイミング」を逸したことが尾を引いたのか、3rd.アルバムになるはずだったアルバムのリリース直前のトラブルで裁判沙汰になったことから、すっかり運にも見放されてしまっているのが残念である。

とは言っても、'80'sのHRの締めくくりという意味では、クオリティも十分であるだけに、'80'sサウンド・ファンの間では支持されているアルバムである。チャート成績では「そこそこ」というのもおこがましい所があるものの、ある意味では「恵まれなかった一発屋」と言うことも出来、その「一発」となるには十分なクオリティのあるアルバムである。'80'sサウンドのファンであれば、やはりしっかりとチェックしておきたいアルバムの一つである。

 

Danger Danger

Danger Danger

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: CD


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