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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第19話(通算では第32話)「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、ホシ丸がちゃんに対して言った言葉である「せっかち」について、「カルシウム」について、そして犯行時刻を特定することになった「腕時計」について、ちゃんが犯人指摘にこれを使ったと言うことから「扇子」について記します。尚、「腕時計」については「・29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものを、「扇子」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 3」と「・8話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして追記しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/9/13、16、17、19、20、21、23日付けで記しています。)

せっかち」:先を急いで、心の落ち着きがないさま、慌ただしくて短気なことを言う。英語では「Impatient」や「Rash」「Hasty」などが使われる。

言葉としては「急勝(せきかち)」が転じたものとされている。漢字で表記する場合は「性急」と表記される場合があるのだが、「性急(せいきゅう)」とほぼ同義である。但し、漢字で「性急」と記した場合は基本的に「せいきゅう」と読んで「せっかち」とは読まないのが一般的であるため、基本的には「せっかち」とひらがな表記されるのが普通である。→何でもかんでも漢字表記をするものではない、という言葉の一例である。

ちなみに、「ケータイ刑事」関係者では、丹羽Pがせっかちということで知られている。

カルシウム」:「Calcium」。原子番号20の元素であって、アルカリ土類金属である。元素記号では「Ca」、原子量は40.08、比重は1.55、融点は848゜C(839゜Cという実験データもある)、沸点は1487゜C(1494゜Cという実験データもある)、高度は1.75である。金属としては銀白色の柔らかい金属である。また、空気中に置いておくと表面が酸化される。(長期間になると空気中の水分と反応することで水酸化物、炭酸塩となって侵される。常温では水と化学反応する。)

また、人間の体内にもある必須の元素である。(骨、歯の主成分である。また、体の1.5~2%程度の成分がカルシウムである。)1日の必要量は約600mgとされている。→成長期の子供はそれ以上の量が必要とされていて、9~17歳の女性と9~11歳の男性は1日700mg、12~14歳の男性は1日900mg、15~17歳の男性は1日800mgが必要とされている。また、妊婦は+300mg、授乳婦は+500mgが必要とされている。

尚、日本人は平均するとこの摂取量に達しておらず、カルシウムが不足している。→サプリで補給する成分としては代表的な成分の一つになっている。)しかしカルシウムは大量に摂取すればよいものではなく、1日の上限摂取量は約2500mgとされている。(妊婦や授乳婦も含む。)長期にわたって上限摂取量を超える摂取量が続くと、腎臓結石の発症する可能性が高まる。(マグネシウムの併用でそのリスクを下げることが出来る。)

一方、金属としてのカルシウムの利用は、古代から建材として使用されるモルタルに使用されているが、金属加工製品としてはあまり使われることはなく、酸素との化学反応が良いと言うことから、製鉄をはじめ、鉛、アルミニウム、トリウム、ウラン、サマリウムなどの精錬を行う場合に脱酸素剤として利用されている。また、これと同じ目的で、食品を入れた容器内に一緒に入れられる乾燥剤や脱酸素剤に加工されて利用されている。(マグネシウムも同様の使用があるが、カルシウムも利用されている。)

尚、「血液中のカルシウム濃度が不足すると精神不安定に陥る」と言われているが、これは医学的には否定されている。というのは、血液中のカルシウム濃度が低下すると、骨のカルシウムが溶け出して、カルシウム濃度を保つように作用することが確認されている。よって、そのようなことが起こるには、まずは骨が無くなってしまうことが先に来なければならず、骨が無くなってしまうのならば人間は生きていないだけに、あり得ないということである。→骨のカルシウムが溶け出すということで、骨粗鬆症の原因となるので、やはり毎日カルシウムを摂取することが大事である。

腕時計」:小形の携帯用の時計であって、それに付いているバンドによって、腕に装着して使用する時計のことである。19世紀になって登場したものであるが、一般に広く普及したのは20世紀になってからである。(時計の歴史からみると、比較的新しい部類の時計である。)

腕時計が登場するまでの携帯型の小形時計というと、鎖が付いていて、普段は衣服のポケットに入れて携帯するという「懐中時計」が存在していた。当時の時計は精密な機械部品の組み合わせで作られていたので、懐中時計は(当時の)最先端の工業技術、加工技術を用いた製品であったが、それよりも更に小さい腕時計は、技術的には更に高度なレベルを要求された。そのため、技術の進歩だけでなく工作精度の向上によって製品化されたもので、正に当時の最先端工業製品であった。そういうこともあって、腕時計を持つことがステイタスのようになり、デザイン的にも凝ったものが登場することになる。また、腕時計の登場は、懐中時計では時間を見る時にポケットから出す必要があったが、そのスタイルを無くし、腕を見ることで時間が分かると言うことで、一段と便利になった。

しかし、腕に付けていると、日常生活では水と接することが多く、水が機械である時計には大敵であった。しかし、それも防水機能を持った腕時計の登場で改善され、ゼンマイを巻かなくても良い自動巻時計が登場する。また、機能的にはカレンダー付きの時計が登場し、一段と便利になっていった。

機械式時計としてほぼ完成の域に達していた中、1969年の暮れに、日本のセイコーが初めてのクオーツ式の腕時計を発売し、機械式時計とは比べものにならない高精度な腕時計が登場した。(但し、当時は腕時計にしては余りにも高価であった。)しかし、クオーツは量産されることで価格が下がり、機械式時計を完全に追いやった。また、、電卓の小型化と共に発展してきた液晶表示装置を用いて時間をデジタル表示する時計が登場した。(こちらも当初は高価であったのは言うまでも無い。)やがて量産効果によってデジタル表示式の時計が普及していき、針式表示(アナログ式時計)は絶滅すると思われた。しかし、デジタルの味気なさとアナログの良さが評価されて、現在ではクオーツ珠玖のアナログ表示時計が主流になっている。また、近年では時刻の誤差を自動的に修正できるというメリットがある電波時計も安価になってきたことで、電波時計が伸びている。(表示はやはり針式が中心である。)

尚、英語では「Wristwatch」と言ったが、最近では単に「Watch」と言うことが多くなっている。また、ドイツ語では「Armbanduhr」、フランス語では「Montre」、イタリア語では「Orologio da Polso」、スペイン語では「Reloj de Pulsera」  、韓国語では「ソンモクシゲ」と言う。

扇子」:「扇(おうぎ)」と言うこともある。涼を得るために、自分に向けて風を送るのに使用される携帯性を高めた道具である。(非使用時は折り畳むことで小さくなるので、持ち運びの際はかさばらない。「団扇」は折りたたみできないものであるため、折りたたみ可能とした団扇とも言うことが出来る。)

英語では「Folding Fan」または単に「Fan」と言い、ドイツ語では「Fächer」、フランス語では「Éventail」、イタリア語では「Ventaglio」、スペイン語では「Abanico」と言う。

折り畳むことが可能となるように、数本から十数本程度の細長い骨(木製、または竹製というものが一般的である。当然、特別な材料を使ったものも存在する。)を重ねて、一点(この点のことを「要(かなめ)」と言う。)で束ね、骨と骨の間には紙(和紙)を張る。(無地のものもあるが、ここに様々な絵柄が記されるとデザイン扇子となる。紙を使うので、そこに予め印刷しておけば、簡単にデザイン扇子を作ることが出来る。)

使用しない時、則ち折り畳んだ時は、骨が重なるようにすることで、扇子は短い棒状になり、小さくなる。使用する時は骨を広げることで、骨と骨の間に張った紙が広がり、ある面積をもった扇形の面になる。(団扇のようになる。)で、団扇と同様に自分に向けて扇ぐことで、風を得て涼を得ることが出来る。

使用する時の扇子を開く角度は、90度を超えて180度に満たない間の角度(所謂「鈍角」)であり、一般的には120度程度というのが主流である。(特に規格がある訳ではない。)扇子を開いた形のことを「扇形」と言うが、この形は末広がりとなっているので、縁起がよいものとされている。そのため、扇子は祝い事の引き出物として用いられることも多い品である。

歴史は古く、8世紀頃の日本で生まれたものである。折り畳むことの出来ない「団扇」はそれよりも前から、しかも世界各国に多数存在している。(特に、古代エジプトの壁画や古代中国で使用されていた記録もある。→世界中、何処でも考えることは同じであって、暑い時には風で涼を得たいと思うものであり、殆どの古代王国では、王族に対して風を送る役目(=団扇を仰ぐ)の従者が配置されていましたからね...)しかし、そこで使われていたものは「扇子」ではなくて「団扇」と呼ばれるものである。当然、大きなものであって、折りたたみ式は出来ないものであって、携帯できるような代物ではなかった。(王族が他の場所に行った時は、その従者も付いて行き、大きな団扇を持っていった。)それを折り畳み式にして、携帯性を良くしたものとして生まれたものである。

誕生した当初は、折りたたみ式の団扇というスタイルであった扇子であるが、平安時代になると、涼を得るための風を送る道具としてだけではなく、和歌を記して相手に送るという使い方というように、贈答の品となり、広く普及することになった。また、折りたたむことで小形になるということが評判となり、大航海時代には(中国を経て)世界中に輸出されるようにもなった。日本から伝わってヨーロッパに入ると、欧州独自の発展が見られ、これが「洋扇」と呼ばれるものとして発展していくことになる。特に、王侯貴族の間では、派手な装飾が付いたもの(例えば羽根扇など)が登場し、実用的な品としてではなく、見栄えを競うものになっていた。(王侯貴族は使用する道具は何でも見栄えを競うようになるのですね...)ただ、日本でもバブルの時代にディスコで派手な扇子がトレードマークになっていたことがありました。

それ以外では、日本舞踊、能楽、狂言の世界や落語家が演じる時に小道具として使われている。特に落語家は、話している落語の場面に応じて、箸、刀、鏡などに見立てて用いられる。(落語は身振り手振りを交えて演じられるが、こういうことを行うことで、状況がより伝わりやすくなる。)

変わった使い方としては、源平の時代に弓の達人・那須与一が平氏の船の上に的として掲げられた扇を射抜いたことから、特別な場の弓矢の的として使用することや、和紙の中に暗号文を仕込んでおき、密使が関所などの検問を誤魔化しやすくして軍事目的の通信手段として利用されたという記録がある。また、金属製の骨を使ったものは武器としても使用されることがあった。

将棋や囲碁の棋士が対局の時に手にしているのも一般的であるが、この場合はごく普通の扇子としての利用(風を送る用途)での使用である。

更に、扇子が元になった他の道具としては、ドツキ漫才でお馴染みのハリセンがある。(漫才では人を叩くのに使用されているが、手近なサイズの紙でハリセンを作ると、立派な扇子として使用することが出来る。→新聞の折込広告の紙が1枚あれば、それでハリセンを作れば立派な扇子として使用できる。例え薄い紙であっても、細かく折れば、それなりの強度が得られるので、実用上は全く問題無い。)

尚、「扇子」は日本で生まれたものであるが、世界中で「Sensu」と呼ばれていないのは、近年のに本ブームで海外に出たものではなく、古くから広がっているということが原因である。それぞれが団扇の改良したものという様に受け取り、普及しているので、今更日本語をローマ字表記した「Sensu」とは言い換えないでしょうし...

 

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