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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 13 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第19話(通算では第32話)「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」の裏ネタ編・増補はやっと打ち止めです。(前回で打ち止めにする予定だったが、余りにも長くなったので、2回に分けることにしました。よって、順番からすると、この位置では「銭形雷」の裏ネタ編とするのだが、「・裏ネタ編」を続けてUPすることにしました。)

で、この物語でアリバイ工作に使われたもの色々の続きということで、「レストラン」について、「カセットテープ」について記します。尚、「レストラン」については「・18話[裏ネタ編]PART 5」で、「カセットテープ」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆して補充したのだが、特に後者が長くなっちゃいまして...

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/9/13、16、17、19、20、21、23日付けで記しています。)

レストラン」:店舗内で調理した料理を客に提供する店舗のことである。(簡単に言うと、「食堂」である。)客は店内で飲食をするのが普通であるが、近年ではデリバリーを行ったり、テイクアウトで提供するのも一般的になっている。

日本では西洋料理店のことを「レストラン」と言うが、全ての料理店のことを「レストラン」とは言わない。(「食堂」と言うのが一般的であって、西洋料理を提供する食堂のことを「レストラン」と言うのが一般的である。)特に「レストラン」の中にはノーネクタイでは入店を拒否する店舗が一部にはあって、「食堂」(特に「大衆食堂」と呼ばれる飲食店)とは差別化して高級感を出している所がある。そういうこともあって、日本では「食堂」と「レストラン」は飲食店ということでは同じであるが、全く別の客層をターゲットにしているものとして認識されている。また、日本料理を提供する店舗は、基本的に「レストラン」と呼ばれることを嫌う傾向があるのもまた事実である。→そのため、「レストラン」は「西洋料理店」と言うのが現状である。(日本食を提供する店舗の一部では「和食レストラン」という言い方をするものもあるが、単に「レストラン」と言うと、和食は扱わない店舗のことを指している。)

日本に最初に出来たレストラン(ここで言うレストランは「西洋料理店」という意味である。)は、1857年ごろに長崎に出来たものである。その後、1862年に横浜で開業された店舗か続き、それ以降は各地で営業が開始されるようになった。(言うまでもなく、日本食を提供する「食堂」というものは、それ以前にも多数存在している。)

尚、「ファミリー・レストラン」の一部では和食を扱っているが、これはあくまでも「ファミリー・レストラン(ファミレス)」であって、「レストラン」とは飲食店であるものの、別物扱いとなっている。

外国語では、英語、ドイツ語、フランス語では「Restaurant」(但し、英仏は発音は同じであるがアクセントの位置が異なり、ドイツ語は発音が異なる)、イタリア語では「Ristorante」、スペイン語では「Restaurante」と言う。海外旅行した場合、飲食店のお世話になるのは当たり前であるだけに、外国に行くことがあればこれらの単語は頭に入れておきましょう。

カセットテープ」:磁気テープをカセット式のホルダーに収容した形態で使用するメディアの総称である。が、一般的には、音声を記録する「コンパクト・カセット」のことを指す。(実際、規格化されて世の中に登場したカセット式ホルダーを利用したカセットテープの企画は複数ある。当然、音声を記録するオーディオテープと、映像を記録するビデオテープとがある。)

音声用のものとしては、「8トラック」「Lカセット」「コンパクトカセット」「マイクロカセット」等があり、デジタル記録の「DCC」「DAT」も含まれる。一方、映像用のものとしては「Uマチック」「VHS」「β」「8ミリビデオ」「DT」等がある。(それ以外にも、フォーマットとしては作られて研究開発されたものの、商品化されることなく消えていった方式がいくつかある。)

磁気テープを使った記録では、磁気テープをリールに巻いただけの形で保管する「オープンリール」を使ったものが最初に開発されて、音声記録やビデオ記録に使用されていた。が、オープンリールだと、使う度に装置にテープをセットするだけでなく、巻き取り用の空リールまでもセットしないとならないため、手間が掛かる。また、テープ自体も大きいため、扱いにくいものであった。そのため、扱いやすいように工夫したものとして、リールに巻いたテープを、それを巻き取る空リールと共にカセットケースに収容して、カセットのまま使用するものが開発された。そのため、「カセットテープ」と呼ばれるようになった。

但し、(音声用の)オープンリールだと、編集作業を行う場合は、物理的にテープを切断してつなぎ合わせる、所謂「切り張」という編集が容易に行うことが出来たが、カセット式の音声用テープになると、そのような編集は基本的に困難となった。(オープンリールでは、テープを切り貼りするため、編集しても音質劣化が無い、というメリットがあった。但し、適当に繋げただけだと、再生中にテープが切れてしまうというトラブルが発生する可能性もある。→「スプライシング・テープ」を使って、丁寧に仕上げる必要があるが、スプライシング・キットを使えば比較的容易に切り張を行うことが出来る。但し、そのような編集作業を行う場合は、テープを何度も再生して、編集点となる位置を確定させるのがもの凄く手間が掛かる作業であった。)尚、映像用のオープンリールは、「VHS」や「β」と同様に回転ヘッドによってテープに対して斜め方向に記録トラックが位置するため、切り張編集は不可能である。

音声用の「コンパクトカセット」を「カセットテープ」というのは、これが最も普及したということもあるが、開発競争での戦略的な戦術が受け入れられたこともある。

「コンパクトカセット」は1962年に登場したものであるって、オランダのフィリップスが開発したものである。当時、他社も独自方式の音声用カセット式テープの開発をそれぞれ行っていたこともあって、企画がバラバラであった。(当然、技術的に優れたものを開発するという競争となるが、販売網を持っているということも重要な決め手となるのは言うまでも無い。)そんな中、フィリップスは「互換性」を厳守することを条件としてコンパクトカセットの特許を無償公開することにした。このため、他の開発メーカーも余計な負担(=特許料)をすることがなくなったため、他社の方式はあっという間に淘汰されることになり、事実上、コンパクトカセットが音声カセット式テープの事実上の統一規格となった。(競合する他の者が撤退することで、残ったものが事実上の統一規格になるということは、この後もいくつかのものでありますね。)

しかし、開発された当初は音質的には未熟なものであった。というのは、オープンリールと比べると、テープ幅も狭く、テープ速度も遅いため、音質的には高いものは望めないとされていた。(ちなみに、登場当初の音質は、会議の音声メモ用という程度の音質であった。)また、カセットはA面とB面というようにひっくり返して使用することが出来たため、テープを切り張りしての編集を行うことが事実上不可能となったことが業務用機器の世界からは嫌われることになった。→業務用とでは、やはり切り張り編集が支持された。ダビングではどうしても音質的な劣化が生じてしまうということがその最大の理由である。

収録可能時間は、標準となるテープ(C-60)では片面で30分、両面で1時間であったが、短時間用のC-30(片面15分、両面30分)、長時間用のC-90(片面45分、両面90分)、超長時間用のC-120(片面60分、両目菜120分)が登場し、十二応じて時間を選べるようになった。(その後、LPを録音するのに適したC-45が登場したが、片面が22.5分という半端なことからC-46(片面23分、両面46分に置き換わったり、より細かい時間のものが発売になった。)また、収録時間はテープの長さで決まるため、他社に無い時間を揃えるということで、短い方は数分というものから、LP、CDの曲の収録時間に合わせた40分、42分、50分、54分、64分、70分、74分、80分などの(どう考えても細かすぎる)中途半端な時間のものが、こぞって発売になった。(用途を考えると無駄が無くて便利であるが、大量生産される工業製品ということでは、実に効率が悪かった。)→音楽用ではC-46、C-60、C-90が、一般用ではC-30、C-60、C-90、C-120が一般的に用いられることになった。

尚、テープの厚さは、C-60以下は全て同じで、18μmであったが、C-90では12μm、C-120では9μmというように薄くなっている。(更に、C-150という長尺テープは更に薄く、則ち、トラブルがあった場合は切れたり、ワカメになりやすくなる。)当然、カセットのサイズが決まっているため、リールに巻くことが出来るテープの長さを長くするには物理的に薄くするしか方法がない。

しかし、カセットが小さく掌サイズということで、その扱いが簡単であることは受け入れられた。そして、テープの改良、装置の改良、技術の発展によって音質も次第に向上していくことになって、1970年代には音楽を録音するメディアとしても十分の性能を持つようになって、認知されることになった。

特に、この中でも大きいのは、最初は酸化鉄系の磁性体を使ったテープを用いていたが、二酸化クロム磁性体を使ったテープ、及びコバルト系磁性体を使ったテープ(TYPE2)の登場、更には非酸化鉄磁性体を使ったメタルテープ(TYPE4)の登場によって飛躍的に音質が向上することになった。また、酸化鉄系磁性体と二酸化クロム磁性体を2層塗りしたフェリクロム・テープ(TYPE3)の登場は、普及の点では伸びなかったものの、製造技術の点では大きな進歩となり、コバルト系、およびメタルテープは後の映像用カセットテープの開発やデジタル記録式音声記録テープの開発には無くてはならない基礎技術となった。

更に、1979年にウォークマンが登場したことが、「コンパクトカセット」を更に普及させることに拍車を掛けることになり、1980年代には全盛期を迎えることになった。そして、一時的には音楽ソフトの販売額で、LPレコードの額をカセットテープの方が上回るような黄金期もあった。(但し、カラオケ・ソフトでのの売り上げが大きく、所謂ポピュラー音楽やクラシック音楽の全てでLPよりもカセットが上回った訳ではない。)→これには1982年にCDが登場したことで、LPがCDに置き換わっていくことによるLPの販売額減少という特殊事情も関係している。

アナログ記録のLPがデジタル記録のCDに変わっていったことから、録音メディアであるカセットテープにもデジタル化の波が押し寄せることとなって、デジタル記録方式のDATやDCCというカセットテープを使ったメディアが登場したが、それらは価格的にも高価だったことから広く普及せず、既に十分な音質を達成していたコンパクトカセットは生き延びた。

コンパクトカセットの牙城を崩したのは、皮肉なことに、ディスクに記録するMDの登場であって、MDの普及によってコンパクトカセットは次第に減少していくことになる。しかし、カセットテープ自体の価格が安いこと、装置も簡単で安価であること、音質的にも特に見劣りするようなものではないことから、現在でも最盛期と比べると数量的にはかなり落ち込んでいるものの、絶滅することなく、現役の企画として広く使用されている。→新しい企画が登場すると、以前のものは市場から淘汰されて消えていくというのは当たり前であるのだが、コンパクトカセットだけはその例外となって、ピーク時よりも需要は大きく落ちているものの、現在でも現役のメディアとして残っている。

但し、1980年代にパソコンが登場した当初、MSXではカセットテープをデータ保存用媒体として使用していて、重要な媒体と位置づけていた。しかし、フロッピーディスクの登場によって、パソコンでのテープ媒体はアクセス性能がディスクよりも大幅に劣ること、また、MSX自体も広く普及しなかったことで、流石のコンパクトカセットも、パソコンの世界ではあっという間に消えてしまった。

ちなみに、「コンパクトカセット」の規格は、テープ幅は3.81mm(=0.15インチ)、テープ速度は4.75cm/s(=オープンリールの38cm/s、19cm/s、9.5cm/sという規格から、その半分ということになる数値である。)、トラック数は片面1チャンネルの2トラック(A面とB面)のモノラル規格が先に完成し、後に片面2チャンネルの4トラック(ステレオ2チャンネルの両面)という規格が生まれた。特にフィリップスは「互換性」を重視したため、モノラル規格とステレオ規格の間には互換性があるというのが大きな特徴となっている。(モノラルトラックをステレオで再生すると、L、Rそれぞれのチャンネルとも同じ信号が再生されることになる。また、ステレオトラックをモノラルで再生する、L、Rチャンネル両方の信号が足された形で再生されることになる。)→ステレオ規格のトラックは、クロストーク低減のために両トラックの間にガードトラックが設けられているため、ステレオ規格のトラック幅はモノラル規格の半分よりも更に狭くなっているので、電気特性(S/Nやダイナミックレンジ)としてはモノラル規格の方がステレオ規格よりも優れている。(そのため、ステレオ規格では特性を向上させる工夫が更に行われている。)

テープ媒体は紐状のものに信号を記録し、それを再生するため、どうしても皿状の媒体に記録したもの(CDなど)と比べると、ランダム・アクセスが即座に行えないという特徴がある。(これは媒体の物理的な形から来る制約である。)そしてこの物理的な制約がDATやDCCが普及せず、MDの普及の一因となったとされている。実際、「紐」よりも「皿」が便利というのは、「ビデオテープ」と「DVD」を比べても分かることである。しかし、ランダム・アクセスの性能は劣るものの、テープ(媒体)の取り扱いが容易であること、(装置を含めて)価格が安いこと、登場から半世紀近く経っていることで技術的にも成熟しているため品質が安定していること、などの理由から、現在でも根強く支持されているメディアである。(特に中高年での支持が高い。)そのため、最も普及したメディアとも呼ばれている。但し、現在デハピーク時と比べると需要は大きく減っているため、現在ではコンパクトカセットのメディアの生産量も大きく落ち込んでいる。(日本メーカーは現在では国内生産を行っておらず、韓国製のカセットが世界中心になっている。)

 

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