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ケータイ刑事銭形泪33話(2nd.20話)[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第20話(通算では第33話)「赤坂の中心で、愛を叫ぶ! ~時効直前!赤坂超美人ホステス殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、この物語は時効直前のこれだったということで「未解決事件」について、この物語では大活躍となった備品である「ホワイト・ボード」について、そしてちゃんがいつも自慢しているが、今回は色々と笑わせてくれることになった「IQ」について記します。尚、「IQ」については「・33話(2nd.20話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/9/24、26、27、30、10/1、3、4、6日付けで記しています。)

未解決事件」:事件が解決していない事件、則ち、被疑者が検挙されていない事件、または被疑者が分からない事件のことである。

解決していないということでは、発生したばかりの事件もこれに含まれることになり、時効が成立した事件もこれに含まれることになる。しかし、一般には時効になった事件は捜査が行き詰まった状態になって解決できなかったものであることから「迷宮入り」と呼ばれることが多い。(「迷宮入り事件」は未解決事件であって、解決したら「迷宮入り」とは言わない。)

尚、事件が解決したというのは、基本的に被疑者が逮捕された時点で解決したとされるため、被疑者が特定できて、手配も行われたが、犯人が逃走していて逮捕されていない事件もこれに含まれることになる。また、時効が成立した事件では、犯人が指名手配もされたが、そのまま時効成立まで逃走を続けて時効が成立した事件も、犯人が特定出来ずに公訴時効が成立してしまった事件(=「迷宮入り事件」)も「未解決事件」になるのは言うまでも無い。

また、未解決事件(時効が成立した事件も含む)の中には、実際は事件ではなくて偶然の事故によるものも含まれていると言われている。

この物語での「未解決事件」は迷宮入りして公訴時効の成立が直前に迫っている事件である。尚、現在では刑事訴訟法の法改正が行われているため、この物語の状況は大きく変わることになる。この物語の本放送は2004/8/15であって、劇中での事件発生日は1989/8/28であった。当時の法律では公訴時効は15年であったため、2004/8/28ということになるが、2004年のの法改正(施行は2005/1/1である。)では時効成立が15年から25年に延長された。しかし、法の不遡及の原則が適用されたため、2005/1/1以降に発生した事件に適用されて、それ以前の事件の時効は15年のままであった。更に、2010/4/27に公布・施行された改正刑事訴訟法では、「人を死亡させた罪であって死刑に当たる罪」の場合は「公訴時効無し」となった。しかも、これは改正法の施行日(2010/4/27)までに公訴時効が成立していない全ての事件に適用されることとなった。

尚、この物語の事件は「殺人罪」であるため、罪の種類としては「死刑に当たる罪」であるため、現在の法律では公訴時効は成立しないので、この物語はあり得ない物語ということになる。(尚、この事件の罪は「死刑に当たる罪」に該当するが、起訴後の裁判で「死刑判決」とはならない可能性はあるが、それは裁判で判断されることである。)

ホワイト・ボード」:英語の「White Board」から来ているため「白板」と呼ばれることもある。水性のフェルトペンを用いて文字などを書き留めるボードのことである。後から布で拭くことで、書いた文字を消すことが可能である。

元々はちょっとした掲示板のようなものとして登場したが、次第に大きなサイズのものが登場し、現在では黒板に取って代わるようになり、広く使われる用になった。黒板は白墨(チョーク)を使って文字や絵を書くため、書く場合に手が汚れる拭き取った際の粉が健康被害を与える可能性があるということで、その問題を解決するものとして利用が広がっている。特に、水性ペンを使うため、手が汚れることが無く、また、粉を出すことがない。また、ボード自体は鉄板をベースにしているため、黒板と同様に磁石がくっつくため、黒板と同様の使い方が出来る。そして、黒板とは逆にバックが白地であることも紙書類を見るのと同様になるため、ビジネス・シーンでも歓迎されている。

また、「電子黒板」と呼ばれるものは、「ホワイトボード」の使い勝手を更に良くしたものであって、シート状の盤面上に記した文字や絵をプリントアウトすることが出来るものである。(乱暴に言うと、スキャナーとプリンターとホワイトボードが一体になったものである。)特にビジネス・シーンでは、会議の際の議事録として、簡単に記録を書類として残すことが出来るということで歓迎され、広く普及することになった。(コンピューターが当たり前のようにオフィスに普及する前に浸透した。)現在では、更にコンピュータと接続してネットワーク機能を持ったホワイトボードまで登場している。

尚、ホワイトボードが登場したのは1980年代になってからであるが、当初はオフィスでの普及が中心であった。これが広く普及するようになったのは1990年代後半になってからであるが、21世紀になってからはコンピュータとのリンクが当たり前のようになっている。→歴史的には比較的新しいものであって、「黒板」の進化したものと言うことが出来る。

IQ」:アルファベット2文字ということで、略号ととて使われている言葉であるので、いくつかの意味がある。この物語での意味もこれであるが、一般的には「知能指数」という意味で使われている。それ以外では、イラクの国名コードがこれであるため、「イラク」という国のことでもある。(但し、「IRQ」という3文字で記す場合もある。)数学(情報理論)の世界では「データ圧縮における逆量子化」という意味がある。更に、「Import Quota」の略としてのIQは輸入管理の一つであって、輸入する物の総量を決定し、その範囲内で輸入を行うようにする制度のことである。また、会社の名前が「IQ」であったり、音楽の世界では「IQ」という名前のバンドが存在する。というように、それぞれの専門分野の関係者であったり、貨車に勤務している方であれば、そちらの方を先に思い浮かべることになろうが、世間一般では、「IQ」と言うと「知能指数」のことを指しているのが現状である。

で、その「知能指数」は英語では「Intelligence Quotient」と言って、この頭文字から「IQ」と呼ばれている。尚、ドイツ語では「Intelligenzquotient」、フランス語では「Quotient intellectuel」、イタリア語では「Quoziente d'intelligenza」、スペイン語では「Coeficiente intelectual」、ポルトガル語では「Quociente de inteligência」、オランダ語では「Intelligentiemeting」と言うが、これらの言葉では略しても「IQ」とはならないのだが、英語での略である「IQ」が通用するため、世界中で「IQ」と言うことで通じる。

知能指数は知能検査の結果を表す数値であって、「生活年齢と精神(知能)年齢の比」を基準としたものである。算式は、『「精神年齢」÷「生活年齢」×100 』である。

また、平均値は100である。→柴田太郎さんのIQは100ということがこの物語で語られていることから、柴田さんは実に平均的な知能指数の持主ということになる。また、ちゃん、高村さん、柴田さんの3人の合計が300というのは、「平均値×3人」ということから考えると、実に妥当な所である。が、高村さんの知能指数を「300-180-100=20」として算出するのはちょっと違っていますね。

尚、普通の結果から算出される数値は、最高値で160程度、最低値で40ぐらいである。このことから、IQ180の銭形姉妹は非常に高い値を持っていると言うことになる。尚、50~70だと「軽度知的障害」、35~50だと「中度知的障害」、20~35は「重度知的障害」とされている。→これを考えると、この物語の中でIQ20とされた高村さんの立場は一体どういうことになるのやら...

算式から分かることであるが、IQは年齢によって左右されるものであるため、例え同じ数値であっても年齢が異なると同じ知能とは言うことが出来ない。例えば、5歳の子供のIQ200と、10歳の子供のIQ100は、数値で見ると大きな差があるように思えるが、実はこれは同じ知能とされている。→IQ180の銭形姉妹であるが、実は年齢差がある。「ケータイ刑事」の時に17歳だった、命は16歳のよりも少しだけ知能が高いことになり、13歳のちゃんの知能が一番低いということになる。(17歳組の5人と同じ知能ということになるには、ちゃんはIQ191、ちゃんはIQ235とならなければならない。)このことがあるのかは定かではないが、本家姉妹ではでは就任時の年齢差があったが、一応は同じ知能にしようという意図があったのか、分家姉妹(7代目までの3人)では17歳の時に務めているのでしょうか...???

尚、算式から同じ知能であっても年齢が上がっていく程IQは下がっていくことになるが、人間は日々学習をして知能を高めていくことになるのが普通であるため、突然IQが下がるということはまずはあり得ないこととされている。(徐々に下がっていく傾向にあることだけは確かのようですが...)

数学的な統計を取ると、IQの平均値は100(=IQ100)であって、標準偏差は約15である。また、数学的にIQの分布は正規分布となることが分かっている。そのため、68%の人はIQ85~IQ115の範囲に収まることになり、95%の人がIQ70~IQ130の間に入り、99.7%の人(1000人いたら997人)がIQ55~IQ145の中に含まれることになる。また、IQ180は「平均値+5σ」を超えることになるので、数百万人以上に1人というような希少な存在確率となる。これを考えると四姉妹、更には分家四姉妹も全員がIQ180という銭形姉妹の存在の方が異常と言って良いでしょうね...(そもそも、IQが160以上、または40以下というのは、現在の知能テストに於いてはあり得ない数値である。)→IQ200、IQ300というようなインフレIQの持主という人物が登場する物語が他にあることを考えると、IQ180という銭形姉妹が登場する「ケータイ刑事」の数字は、まだまだ可愛いものである、ということが出来る。(より現実味を持たせるのなら、IQ160にしておけば良かったということになるのかしら...???)

とは言っても、IQは知能を表す一つの指標であって、これが万能というものではない、と注意しておきます。

 

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戦後未解決事件史―犯行の全貌と「真犯人X」 (宝島社文庫)

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【昭和・平成】 9大未解決事件の真犯人! (宝島SUGOI文庫)

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消えた殺人者たち―あの“未解決事件”の真犯人はここにいる! (ナックルズBOOKS)

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迷宮入り!?未解決殺人事件の真相―真犯人たちは、いまどこにいるのか? (別冊宝島Real (053))

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
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  • メディア: 単行本

戦後未解決事件史 (別冊宝島)

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