ケータイ刑事銭形雷6話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第6話「お帰りなさいませ、ご主人様! ~萌え系メイドカフェ殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、雷ちゃんが口にした「『電車男』」について、「CX」について、そしてこの物語の被害者・城星ナーミの元ネタである「月城ミーナ」について記します。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/2/6付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「『電車男』」:インターネット掲示板の2ちゃんねるに書き込まれたスレを基にしたラブストーリーであり、それを本として出版するとベストセラーになり、更に漫画化され、映画化され、TVドラマ化され、舞台化されでヒットを記録した。インターネット発の純愛ストーリーとして話題となった。
2ちゃんねるでの書き込みは2004年3月から5月であり、この時期は「ケータイ刑事」としては3代目泪ちゃんが現役で活躍していた時期である。単行本は2004/10に出版されたが、この時期は4代目零ちゃんにバトンタッチしていた。映画の公開は2005/6、TVドラマは2005年の7月期の放送で、フジテレビ系での放送で全11話であった。(後に2本のスペシャルも制作されている。)
映画版の作品データを記しておくと、2005年の東宝作品で、時間は101分、原作は中野独人の『電車男』、監督は村上正典、脚本は金子ありさ、撮影は村埜茂樹、美術は柳川和央、音楽は服部隆之、主題歌はORANGE RANGEの『ラヴ・パレード』である。そして出演は、山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太、佐々木蔵之介、木村多江、岡田義徳、三宅弘城、坂本真、西田尚美、大杉漣、たちである。
一方、TVドラマ版は映画版とは異なるキャスティングとなっているが、中には映画版にカメオ出演した人もいる。TV版の主なキャストは、伊藤淳史、伊東美咲、白石美帆、佐藤江梨子、須藤理彩、速水もこみち、劇団ひとり、菅原永二、佐藤二朗、前川泰之、堀北真希、小出早織、小栗旬、六角精児、温水洋一、我修院達也、山崎樹範、岸部シロー、豊原功補、秋吉久美子、たちである。→直接の共演は無かったが、2代目・舞&5代目・雷+佐藤公安が出演していた。
その後、2005/8~9月には舞台公演が行われているが、キャストは映画/TVドラマとは異なる顔ぶれであった。(キャストとを記しておくと、武田真治、優香(声の出演)、河原雅彦、鈴木一真、モロ師岡、佐伯新、脇知弘、千代将太、たちである。)
それ以外では、CDドラマ、朗読劇なども行われているが、それらの時期は2005年に集中している。まあ、ブームというのはそうそう長続きしないのが常であるが、短期集中的にブームを盛り上げて一気に稼いだと言うことが出来ますね。
「CX」:アルファベット2文字ということで、略号として色々と使われている言葉であるため、いくつかの意味がある。但し、普通の日常生活における必需品というようなものはない。国際的に知られているものとしては、香港を拠点にしているイギリス系の航空会社・キャセイパシフィック航空のIATA航空会社コード(2レターコード)となっているのと、インド洋にあるオーストラリア領・クリスマス島の国名コードである。また、日本ではフジテレビのことをさす。(コールサインが「JOCX」であることからきている。)自動車では車種としていくつかがある。(既に製造完了となっているものもある。)例えば、シトロエン・CX、マツダノCX-7、CX-9などがある。また、バイク(スクーターを含む)では、ホンダのCX、ヤマハノーのチャンプCXなどがある。また、それ以外の工業製品の型番にも、様々な物にこの2文字が入っている。
また、LD(レーザーディスク)のアナログ音声のノイズリダクションとして採用されていたのが「CXノイズリダクション」というめいしょうであった。→開発当初は2チャンネルのアナログ音声(FM変調方式)であり、音楽ものを収録したソフトなどでは音質向上のためにノイズリダクションを採用していた。しかし、1984年にLDとCDのコンパチブル・プレイヤーの登場により、LDでもデジタル音声(サンプリング周波数はCDと同規格の44.1kHzである。)が採用されたことから、アナログ音声のことは忘れられていき、CXノイズリダクションに関しても、旧ソフトが採用しているために採用されていたが、忘れられた存在になっていた。→ノイズリダクションが目立たないということは、音声規格としたら安定しているということにもなる。何せ、コンパクトカセットではDOLBY以外の各種のイズリダクションの規格が乱立し、DOLBYも複数のタイプがあり、結局、DOLBY以外が共倒れしてしまっただけでしたから...
「月城ミーナ」:「電車男」に登場するテレビアニメ「月面兎兵器ミーナ」の主役キャラである。劇中の設定では、アニメ「月面兎兵器ミーナ」の主役キャラであってアニメオタクたちに絶大な人気を誇っていることになっている。また、「電車男」の主人公・電車男もミーナのファンということになっている。で、ミーナのフィギュアなども多数劇中に登場していた。
また、「月面兎兵器ミーナ」でミーナの声を担当していたのが声優の武田花梨であるが、武田花梨を演じた早織ちゃんが演じていた。
その後、「月面兎兵器ミーナ」は「電車男」からスピンオフして、2007年1月期に全11話(後にDVD化された時にはTV未放送の2話が追加されているので、全13話)のアニメ作品として製作・放送された。(当然のことながらフジテレビでの放送である。但し、関東ローカルであったため、全国放送としてはBSフジが担っていた。)しかし、このアニメ作品は内容、声優、デザインなどは「電車男」に登場したものとは完全に異なっていて、名前だけを使った完全オリジナルの別作品である。→よって、早織さんも声を担当していない。
で、早織さんが過去に演じた役名を引っ張ってきて、それをもじって「城星ナーミ」としたのは、「ケータイ刑事」らしい所でした。
電車男 1―ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 原 秀則
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/04
- メディア: コミック
月面兎兵器ミーナ 月城 ミーナ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
- 出版社/メーカー: アルター
- メディア: おもちゃ&ホビー
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