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「SANDS OF THE KALAHARI」 [映画(洋画)]

表題の作品は1965年の米英合作英がの「カラハリ砂漠」である。サバイバル・サスペンスという作品であるが、制作された時代が時代と言うこともあって、何処かでのんびりした所があるのだが、後に本作のようなジャンルの作品が何本か制作されていることを考えると、最新技術でリメイクをして欲しいと思う作品の1つである。

作品データを記しておくと、時間は119分、原作はウィリアム・マルビヒル、監督はサイ・エンドフィールド、脚本はサイ・エンドフィールド、撮影はアーウィン・ヒリアー、音楽はジョン・ダンクワースである。そして出演は、スチュアート・ホイットマン、スタンリー・ベイカー、ハリー・アンドリュース、セオドア・バイケル、ナイジェル・ダヴェンポート、スザンナ・ヨーク、たちである。

南ア・ヨハネスブルグに行くために、アフリカのある空港にやってきたグレイス、ポンダラカイ博士、ベインの3人だったが、そこからはヨハネスブルグ行の便がないと知ると、小さな乗用機をチャーターした。そして3人にグリメルマンという老人も同乗することになった。で、出発を迎えたが、その時、オブライエンという男が飛びこんで来た。彼は銃の入った鞄を持っていて、飛行機を乗っ取った。飛び立った小型機は数時間後に故障を起し、カラハリ砂漠に墜落したが、飛行機のオーナー兼操縦士のスタアドバンを含めた6人全員は奇跡的に助かったが、そこは砂漠の真ん真ん中で、水も食料もないという状況だった。アフリカに詳しいスタアドバンの意見に従って6人は南に移動し、3日目に池と洞窟のある場所に辿り着いた。スタアドバンは助けを求めるために一行から離れ、5人が残る。洞窟の中にダチョウの卵を見つけると、オブライエンとボンダラカイは卵に穴をあけて、それを水筒にして、食糧となる獲物を得るために出掛ける。が、オブライエンは突然ボンダラカイに銃を向け、砂漠の果てに追い払い、戻って来るとグリメルマンを追い出そうとする。そしてグリメルマンはオブライエンに殺される。オブライエンは人減らしに成功してしてやったりだったが、その様子を見ていたベインは逃げ出した。残ったのはオブライエンとグレイスの2人となる。が、ベインは物陰に隠れていて、隙を見てオブライエンを倒し、深い穴に閉じ込めた。ベインはオブライエンの殺しをグレイスに話した。翌日、オブライエンは自力で穴から脱出していた。ベインとグレイスはスタアドバンが呼びに言った助けが来るまであと何日あるのか、それまで生き延びられるかを考えようとする。そんな時、ヘリコプターが飛んできた、スタアドバンが助けを連れて戻って来たのだった。ベインとグレイスはヘリコプターに救助されたが、オブライエンは砂漠に取り残されるのだった。

登場人物が6人(実際は残っているのは5人ですが...)で、場所は砂漠の中の洞窟ということで、クローズド・サークルというサスペンス劇である。このジャンルの物語は設定が重要であるが、本作では砂漠のど真ん中ということで、申し分のない設定である。但し、クローズド・サークルになるまでの物語の展開にはちょっと強引なところがありますが...

部分的にはのんびりしている所があるものの、クローズド・サークルという緊張感、恐怖を堪能する古都の出来る作品である。で、こういう作品はリメイクして貰いたいところであるのだが...何せ、かつてはLDでリリースされていた本作だが、現在ではDVDもなくもビデオも無いという状況ですし...

 

↓本作の原作です。(但し、洋書です。)

Sands of the Kalahari

  • 作者: William Mulvihill
  • 出版社/メーカー: Amereon Ltd
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: ハードカバー

 

↓「クローズド・サークル」というとこういう名作がありますし...

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫


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