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JOHN WAITE『NO BRAKES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の2nd.アルバムである。本アルバムからは全米No.1ヒットとなったシングル『Missing You』が生まれている(しかし、この曲のみの一発屋という印象があるのもまた事実ですが...)ということで、彼の名前を一躍知らしめることになったアルバムであり、同時に彼の発表したアルバムの中では最大のヒット・アルバムでもある。チャート成績は、アメリカではBillboardで最高位10位を記録していて、1984年の年間アルバム・チャートでは100位にランクインしている。また、イギリスでも最高位64位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Saturday Night』『Dreamtime / Shake It Up』『For Your Love』『Love Collision』『Missing You』『Dark Side Of The Sun』『Restless Heart』『Tears』『Euroshima』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Missing You』が全米No.1ヒット(1位は1週のみであった。また、1984年のBillboard年間シングル・チャートでは11位にランクインしている。)となったのをはじめ、イギリスでも最高位9位を記録する大ヒットとなった。尚、2nd.シングルの『Tears』は全米で最高位37位、3rd.シングルの『Restless Heart』は全米で最高位59位を記録しているが。他の国々ではチャートインを果たしていない。

お薦め曲としては、何と言っても彼の代表曲である『Missing You』である。言い方は悪いが、他の曲がこれという曲が無いだけに、突然変異の傑作と言ってもいい出来である。それ以外では『Dreamtime / Shake It Up』と『Euroshima』をピックアップしておくが、『Missing You』の引き立て役にしかなっていない。

彼は、ソロ・キャリアの前にBABYSとして、本作の数年後にはBAD ENGLISHとして、それぞれバンドでのキャリアがあるのだが、最初の頂点になったのが本アルバムである。BABYSでもそれなりのヒットを放っているものの、彼の持ち味が活きたのはやはり本アルバムである。(ただ、それが全米No.1シングルが生まれるまでいくとは... というのが正直なところでもあった。)

本アルバムでは『Missing You』が突出した出来の傑作であって、それに続くような曲(秀作、佳作)が無いのだが、『Missing You』を聴くために他の8曲があって、露払いをしていると言っても良い内容である。ある意味では日本のシンガーが1曲のシングル曲を中心としたアルバムを作ったというものに内容的には一致しているが、そういうアルバムがあっても宜しいかと...

尚、本アルバムの次ぎに製作された3rd.アルバム「MASK OF SMILES」とセットになったもの(但し「2 in 1」ではなく、それぞれを1枚とした2枚組になっている。)がリリースされている。こちらにすると、『Missing You』に対して露払いだけでなく太刀持ちもいるような感じとなり、お買い得感がありますね...

 

No Brakes

No Brakes

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import [Generic]
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD

↓「2 in 2」(?)はこちら

No Brakes/ Mask Of Smiles

No Brakes/ Mask Of Smiles

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Beat Goes On
  • 発売日: 2008/02/04
  • メディア: CD


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