堀江美都子『Ready MADONNA』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1982年に発表されたミッチの4枚目のオリジナル・アルバムである。当時のミッチはアニソン・シンガーとしても既に10年以上のキャリアを持っていて、高い歌唱力があることからシンガーとしての道も歩み出していた。(当時は20代の真ん中である。)本アルバムはパンチ力のあるミッチのボーカルを活かしたロック色の強いアルバムであって、ミッチのオリジナル・アルバムの中でも人気の高い作品である。また、本アルバムはスペクトラムの新田一郎がプロデューサを務めている。
また、このアルバム・タイトルは1968年のBEATLESのシングル曲と同名であるが、BEATLESの曲をカヴァーしているということはなく、無関係である。
収録曲は以下の全10曲である。『No More Good-bye』『私の彼はヘビースモーカー』『波色シャンプー』『Morning Mirror』『さよならマイ・ラヴ』『茅ヶ崎メモリー』『今夜はミステリー』『サタデーナイト~二人だけの夜~』『Sexy Rain』『風の予言』。
尚、この中から『茅ヶ崎メモリー』はシングル・カットされていたこともあって、アニソン・シンガーではないシンガー・ミッチの代表曲となっている。(新田一郎も『サンライズ・サンセット』というタイトルで歌っている。)
お薦め曲は、本アルバムの内容を象徴するロック色である『No More Good-bye』と『茅ヶ崎メモリー』『Sexy Rain』というところと、ミドル・テンポでポップ色の強い『私の彼はヘビースモーカー』と『サタデーナイト~二人だけの夜~』、ゆったりとしたバラード系の『波色シャンプー』『風の予言』というところをピックアップしておくが、それ以外の3曲も捨てがたい所があるのもまた事実である。→捨て曲が無く、全てをお薦めとしても全く問題無いでしょう。→それだけ充実した内容のアルバムであって、ミッチのオリジナル・アルバムの中では最高傑作と言っても良いでしょう。(「EMOTION」も捨てがたいですが...)
ただ、内容的には「夏」にピッタリというアルバムであるため、冬を迎えようとしている今からの季節にはどうか?という内容のアルバムでもある。(この辺りはご愛敬と言うことで...)また、『茅ヶ崎メモリー』と『今夜はミステリー』は新田一郎が1982年に発表した彼のアルバム「クールが熱い」にも収録されている。(但し『茅ヶ崎メモリー』は『サンライズ・サンセット』というタイトルになっている。また、『茅ヶ崎サンセット』というタイトルになったカヴァーソングも存在している。(誰が歌っていたかは失念しました。))
ちなみに、本アルバムをはじめとしたミッチのオリジナル・アルバム(9作)は、2009年にデビュー40周年ということでリリースされた「歌のあゆみ8」に、紙ジャケ仕様で復刻されてセットになっているので、安心して聴くことが出来るようになった。(「歌のあゆみ8」は、ミッチのファンであれは嬉しすぎる内容である。)
↓これも拾っておきます。(オリジナル・アルバムの復刻版付き)
1968年はミッチのデビューの年だからそのアルバム名になったんじゃないですか。私も買います。ちなみにデビュー曲は「紅 三四郎」です。
by オカジュン765 (2010-11-21 18:17)
ミッチのデビューは1969年4月ですよ。
by MEICHIKU (2010-11-23 11:24)