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ケータイ刑事銭形雷18話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第18話の「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、この物語に登場した気象学の四天王の名前にあった「オゾンホール」について、「トルネード」について、「エルニーニョ」について、「ラディン」について、そしてこの物語でちゃんがこれをしようね、と言っていたことから「エコ」について記します。尚、「オゾンホール」、「トルネード」、「エルニーニョ」については「・18話[裏ネタ編]」で記した物をベースにして、それぞれ加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/30付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

オゾンホール」:特に、南極圏や北極圏の成層圏に見られる現象であって、オゾン層に穴が開いたように、オゾンの濃度が低くなった場所が生じる現象のことをいう。

1970年代から発生していたことが確認されているが、それ以前から怒っていたものと考えられている。原因は完全に解明されてはいないが、フロンやハロンが紫外線によって分解・破壊されることによって生じた塩素ラジカルが触媒となってオゾンを破壊するため、とされている。温度が低いほどオゾンが破壊されやすいということもあって、南極での発生が顕著である。(北極圏でも起こっているが、南極圏の方が規模が大きい。)また、発生する時期は春から初夏が主であり、年々その規模は拡大している。

オゾン層の破壊によって、地表に到達する紫外線の量が増加し、皮膚癌の発生率を高くするということと、到達量が増加した紫外線が酸素を破壊して発熱する量が増加することで、地球温暖化が促進されるという問題がある。

英語では「Ozone Hole」、ドイツ語では「Ozonloch」、フランス語では「Trou de l'ozone」、イタリア語では「Buco di Ozono」、スペイン語では「Agujero de Ozono」という。

トルネード」:「トーネード」と言うこともある。英語では「Tornado」。「竜巻」のことであるが、特にアメリカで発生する竜巻のことを「トルネード」と言う。(それ以外の地域で起こるものは「竜巻」という。→日本では「トルネード」は発生しないが「竜巻」は発生する、ということになる。)→後日、「竜巻」について別途記すので、そちらを参照されたし。

この物語では、この名前を使ったキャラ(トルネード・ジョージ)はアメリカ人ということにしているのは、「トルネード」はアメリカで発生する竜巻のことであるだけに、しっかりと考えられている所である。

エルニーニョ」:元々の意味(「El Niño」)は、スペイン語で「幼子・イエス」である。気象用語の「エルニーニョ」または「南方振動」と呼ばれる現象は、東太平洋・ペルー沖の海水温度がクリスマスの時期に上昇する現象のことを言う。尚、「エルニーニョ」はペルー沖で発生するものを指すが、「エルニーニョ現象」と言うと、ペルー沖に限らず、世界各地で長期的に発生する海水温度上昇現象のことを指す。(「エルニーニョ」と「エルニーニョ現象」は区別されていて、「エルニーニョ」は「エルニーニョ現象」の一例である。)また、「南方振動」は海水温度ではなくて大気温度に着目した場合について呼ばれる名称であるが、現在では回数温度と関連していることが分かったため、「エルニーニョ・南方振動」(略号では「ENSO」)と呼ばれることもある。

尚、「エルニーニョ」の反対に、太平洋赤道域東部(ペルー付近)の海水温が低下する現象を「ラニーニャ現象」と呼ぶ。

1950年代から発生していたことが確認されている。(文献では、それ以前の時代にも発生していると思われる記述が存在している。)発生するのはエルニーニョとラニーニャとが数年周期で繰り返し起こっているということで、その都度、世界的に何らかの気象的な影響を与えている。(日本でも、猛暑/寒波などが発生していて、地域によっては大雨/小雨、干ばつなどが発生している。)しかし、これが問題とされるようになったのは1980年代になってからである。

現在では、この発生メカニズムについてはまだ完全に解明されてはいない。(部分的には解明されている。)しかし、発生すると、その海域の大気温度の上昇に繋がり、これが気圧変動を生み、大気の流れに変化を生じさせ、世界各地の天候に影響を与えることになる。(以前は「風が吹けば桶屋が儲かる」というような話として笑われていたが、現在では、エルニーニョの発生メカニズムに関しては完全に明かにされていない物の、波及効果に就いては気象学的には理論的に説明されていて、「風桶」というような笑い話では無くなっている。)

語源がスペイン語の「El Niño」であるため、各国語でもそのまま「El Niño」と言うのが一般的である。尚、中国語では「聖嬰」と言う。しかし現在では南方振動との関連が分かったことで、それと一緒にして英語で「El Niño-Southern Oscillation」、またはこの頭文字を取って「ENSO」と言うようになり、各国語でも「ENSO」という言い方が広がっている。尚、中国語では「聖嬰-南方振盪現象」という。

ラディン」:イタリア北部のチロル地方で使用されている言語に「ラディン語」というものがあるが、この物語ではこれではなく、現在、世界的に指名手配されているサウジアラビア出身のイスラム過激はテロリストのウサマ・ビンラディンのことをモデルにしたものである。(エルニーニョ・ラディンはターバンを頭に巻いていたことから明かである。)

日本では、「オサマ・ビンラディン」「ウサマ・ビンラーディン」というように表記されることもある。サウジアラビアの出身であるが、現在はサウジアラビア国籍を略奪されていて国外追放され、行方については不明となっている。(死亡説もあるが、確認されていないため、一般的には認められていない。)

反米・反ユダヤということを掲げて過激なテロを行っているアルカーイダを立ち上げ、1990年代から様々な反米行動を指揮しており、2001年の911アメリカ同時多発テロ事件の首謀者として国際的に手配されている。

この物語の本放送は2006/4/29であり、ウサマ・ビンラディンは911アメリカ同時多発テロ事件の犯行声明を既に発表しているだけに、そういう人物をモデルに使うというのは問題にされてもおかしく無いだけに...(地上波だったらやり玉にされたかも...)

エコ」:「エコロジー」の省略した言い方であり、現在では「エコ」(和製英語である。)という言い方が一般的に定着している。但し、「エコ」が通じるのはあくまでも日本語であって、英語では「Ecology」と言わないと通じない。

環境問題に関することを指す場合に使われるが、近年では、「地球に優しい」という言葉がキーワードになって、人間生活と自然との調和を表す考え方、及びそれに関する事柄のことを言う。また、接頭語として様々な言葉の頭に付けることで、環境関連の言葉として使われることも多い。

但し、現在では、まだブームというように何でもかんでも「エコ」という言葉を使うことになっているような所があるだけに、本当の意味での「地球に優しい環境」に繋がるのか、というと、疑問のあるところである。→企業がイメージアップのために「エコ」という言葉を使っているだけという批判の声も根強くあるのもまた事実である。

 

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