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KISSING THE PINK『NAKED』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。イギリス出身である彼らは、当時の先端技術であるシンセサイザーを取り入れたダンサブルな曲を奏でていたポップ・グループの一つである。ヒット・チャートを賑わすと言うことは無かったが、一部の世界(ファッションショー)では派手に使われたこともあって、カルト的な人気のあるグループとして知られている。本アルバムはそんな彼らのデビュー・アルバムであり、'80's前半の明るく楽しいサウンド(後に「エレポップ」と言う言葉で呼ばれるようになるが、当時はこのような言葉はまだ無かった。)をたっぷりと聴かせてくれるアルバムである。

収録曲はオリジナル盤では前12曲であったが、2006年に再発されたときに、5曲収録のミニ・アルバムとしてリリースされていたものとの「2 in 1」となってリリースされている。

収録曲は以下の通りである。『The Last Film』『Frightened In France』『Watching Their Eyes』『Love Lasts Forever』『All For You』『The Lasts Film (Hymn Version)』『Big Man Restless』『Desert Song』『Broken Body』『Maybe This Day』『In Awe Of Industry』『Mr Blunt』。(以下、ミニ・アルバムの収録曲であって、デビュー・アルバムから見るとボーナス・トラックとなる。)『Watching Their Eyes』『Maybe This Day』『Big Man Restless』『Love Lasts Forever (7" mix)』『We Are Your Family』。

この中からシングル・カットされたのは、本アルバムのリリースの前年にリリースされた『Watching Their Eyes』と『Mr Blunt』が先にあり、本アルバムからは『The Last Film』『Maybe This Day』『Big Man Restless』の3曲がシングル・カットされている。

お薦め曲(オリジナルの12曲からのチョイス)は、シングル曲の『The Last Film』『Maybe This Day』『Big Man Restless』の3曲ということにしておく。尚、当時はこれらのシングルは、'90'sでは当たり前のようになる様々なバージョンを収録したマキシ・シングルの様な形(当時は12"シングルとしてであり「マキシ・シングル」という言葉はなかった。)でリリースされている。

サウンドとしては'80's前半のものらしく、当時流行したニューロマンティック派の流れを受けたポップで心地よいテンポで聴かせてくれるものである。(後に「エレポップ」と呼ばれる曲に近いものである。)それだけに、親しみを持って楽しく聴くことが出来るものである。

確かに、現在では部分的に陳腐な感じがするところもあるが、'80'sサウンドの要素はしっかりと備えているので、'80'sサウンドがお好きな方であれば、何の抵抗感もなく受け入れることが出来るものである。尚、聴いていると、当時どうして大ヒットしなかったのか?と思ってしまいますね...

 

Naked

Naked

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2006/06/13
  • メディア: CD


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