SSブログ

「一心太助」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第49弾として取り上げる作品は、戦前から、小説、講談などに登場していて、昭和の一桁の時代に映画化されたこともある「一心太助」です。それらの中でも1958年から1963年にかけて、東映(京都)がシリーズとして全5作を中村錦之助(後の萬屋錦之介)の主演で製作していることでも知られている作品である。(大久保彦左衛門は月形龍之介が演じている。)また、それ以外にも何本かの映画作品があり、TVドラマ化されたこともある作品でもある。(基本的には東映のシリーズを中心にして記していきます。→但し、かつてLDではリリースされていたが、現時点ではDVD化されていない...)

物語は、三代将軍家光の時代に、「天下のご意見番」として活躍したとされている大久保彦左衛門の元で活躍したのが一心太助である。(大久保彦左衛門の逸話に関しては、構成に創作されたものがかなりありますが...)職業は魚屋であり、喧嘩っ早いが義理人情に厚く、曲がったことが大嫌いという、正に江戸っ子というキャラクターとして知られている男である。それだけに、定番中の定番というキャラクター・ドラマと言うことにもなるが、時にはこういう定番中の定番という作品と接するのも良いでしょう。

今回は初回ということで、各シリーズ作品のおさらいということで、各シリーズ作品のタイトルを記しておく。

シリーズ第1作「江戸の名物男 一心太助」(1958年)、シリーズ第2作「一心太助 天下の一大事」(1958年)、シリーズ第3作「一心太助 男の中の男一匹」(1959年)、シリーズ第4作「家光と彦左と一心太助」(1961年)、シリーズ第5作「一心太助 男一匹道中記」(1963年)。

また、東映シリーズ以外の作品では、日活の「一心太助」(1930年と1938年にそれぞれ別の人の主演で製作されている)、松竹キネマの「お馴染 一心太助」(1933年)、東宝の「天晴れ一心太助」(1945年)、大映の「天下の御意見番を意見する男」(1947年)があり、東映の「一心太助 江戸っ子祭り」(1967年)という作品もある。尚、東映は1962年に「サラリーマン一心太助」という作品もあるが、これは一心太助の23代目という現代の物語であるので、完全に別物である。

次回は、東映シリーズ以外の作品について記すことにしますが、戦前の作品はデータだけと言うことになります。それ以降は、東映のシリーズ作品について、年代順にそれぞれの作品についてを記していきます。

 

一心太助 (1952年)

  • 作者: 中沢 〓夫
  • 出版社/メーカー: 同光社磯部書房
  • 発売日: 1952
  • メディア: -

一心太助 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東映
  • メディア: VHS
一心太助 江戸っ子祭り [DVD]

一心太助 江戸っ子祭り [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。