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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その189) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「カムフラージュの車椅子」です。(車椅子に乗っているのに、実際にはその車椅子が必要ないということです。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.1話」、「007」からは「ゴールデンアイ」です。(「007」については、過去にこの部分を「その61」で取り上げたことがあるが、その時は「ギブス」ということで取り上げており、今回のテーマとは異なる所での共通点がありました。→1つのシーン、シチュエーションであっても角度を変えると別の共通点があるということでもある。で、「複雑に絡んだ共通点」ということで、これも「驚くべき類似点」と言って良いでしょうね。)

ケータイ刑事」:「・1st.1話」。「マーメイド刑事登場 ~素もぐりクイーン殺人事件」という物語である。6代目のちゃんが初登場となった物語である。また、6代目はシリーズで初となる夏服でのスタートとなり、名前が「」、季節も夏と言うことで、海に関する場所での事件が多かったちゃんの記念すべき物語となった物語である。

ちゃんは、事件の犯人は素もぐりクイーンの魚住麗子だと睨んだ。麗子は交通事故によって車椅子生活を余儀なくされていたが、捜査を進めていく内に、ちゃんは麗子の証言(「窓から被害者を見た」)は、車椅子に座った状態では窓枠が邪魔をするためにおかしいと気づいた。で、ちゃんはそれを指摘した。

しかし、麗子は「私は歩ける」ということを認めて、半年前から密かにリハビリを行っていて、周囲の人たちを驚かせようと考えていたことを告白した。高村さんは「歩けるの?」と驚いていたが、ちゃんは全く驚くことはしなかった。

麗子は、歩けることは認めたが、犯行は否定し、更にちゃんを「それでも刑事なの?」とこき下ろした。しかしちゃんは、それても麗子の犯行だと考えていた。(結局、この後ちゃんは、海岸でタイマーを使って犯行時刻を誤魔化した麗子のトリックに気づき、その証拠となるタイマーの文字盤を発見し、「謎は解けたよ、ワトソンくん」ということで、トリックを解明し、麗子の犯行手口とトリックを暴いた。で、麗子は犯行を認めたのだった。)

007」:「ゴールデンアイ」。1995年のシリーズ第17作であって、5代目ボンドの初登場となった物語である。前作から6年ぶりと言うことになり、その間に東西冷戦の終結、ソ連の崩壊など、シリーズの根幹を揺るがす事態が現実に起こったが、そういうことを越えて新たな娯楽大作として登場した記念すべき作品となった物語でした。

Qの実験室で、Qが左足にギブスを填めて、(電動)車椅子に乗って現れた。ボンドはギブスを見てQが怪我(骨折)したものと思った。しかしQはその左足を前に伸ばすと、そのギブスから小形のミサイルランチャーを発射した。それを見たボンドは(Qの発明品にはあまり驚かないのに)これには驚いていた。

Qはミサイルランチャーと言うことでは日用品に仕込んでおくということが好きなようだが、怪我人を装ってミサイルランチャーが仕込まれているとは誰も考えないという盲点を突いた秘密兵器のデモンストレーションを行ったのだった。で、ギブス型ミサイルランチャー発射装置は、蝶番によって開閉できるようになっている。で、開いて装置のメンテナンスとミサイルの装填を行うようになっている。つまり、ギブスというのは見た目だけであって、ギブスとしての役割はない。(武器が隠された足袋のようなものと言ったらいいでしょうね。)また、当然のことながら、Qは怪我をしている訳ではなく、車椅子はあくまでもボンドを驚かせるということのカムフラージュであった。→車椅子が無くてもそのまま歩行することが可能であった。

尚、これは開発中の段階というものであったため、ボンドが実際に使うことは無かったものである。まあ、実験室レベルでの秘密兵器(=開発中ということになる)も結構色々と登場していますね。

共通点は、車椅子に乗っている人物は、本当は車椅子生活をする必要がないということ、そして他のことをカムフラージュするために車椅子を利用していたということである。また、他人を驚かせようと考えていたこと、そして実際に驚いている人がいた(「ケータイ刑事」では高村さんが驚いていて、「007」ではボンドが驚いていた。)ということも共通している。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では現在は車椅子生活の必要がないものの、交通事故のために一時的に車椅子生活を余儀なくされたということがあったが、「007」では事故も怪我も全くしていないということである。また、周囲の人を驚かせようと考えていたものの、驚かせようと思っていた人物を「ケータイ刑事」では驚かせることが出来なかったが、「007」では思っていた通りに驚かせることが出来たということがある。

次回もやはりシチュエーションということで記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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