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LICK THE TINS『BLIND MAN ON A FLYING HORSE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表されたアルバムであって、彼らが発表した唯一のアルバムである。イギリスのインディーズ・シーンで活動をしている彼らであったが、プレスリーの名曲のカヴァーをするということで注目を集めることになった。(ただ、元々インディーズで活動していただけに、大きなヒットにはならなかった。)

収録曲は、オリジナル盤では以下の全12曲である。『Can't Help Falling In Love』『In the Middle Of The Night』『Light Years Away』『Every Little Detail』『Hey Joe』『Get Me To The World On Time』『Ghost Story』『Lights Out』『Only A Year』『Here Comes Kali』『Road To California』『Belle Of Belfast City』。

尚、1991年に再発されたときに、以下の6曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Bad Dreams』『Looks Like You』『Calliope House』『Can't Help Falling In Love (12" Version)』『In the Middle Of The Night (12" Version)』『Belle Of Belfast City (12" Version)』。

この中からシングル・カットされたのは以下の3曲である。リリース順に『Can't Help Falling In Love』『Belle Of Belfast City』『In the Middle Of The Night』である。が、いずれも特に大きなヒットにはならなかった。尚、『Can't Help Falling In Love』は言うまでもなくE・プレスリーが1961年にはなったある大ヒット曲のカヴァーである。

お薦め曲は、やはりこの曲は永遠のスタンダード・ナンバーになっていて、誰が歌っても味がある曲ということで、シングルの『Can't Help Falling In Love』、そしてやはりシングル曲である『In the Middle Of The Night』、それ以外からは『Lights Out』と『Road To California』をピックアップしておく。

ケルト系の民族音楽的な要素とフォーク・ロック系の要素を持っている彼らのサウンドは素朴なサウンドであって、とても聴きやすい音楽であるのだが、民族音楽が中心なのか、フォーク系が中心なのか、またはロックを中心にやりたいのか、いずれもが中途半端な感じになってしまっているため、纏まりという点が今一つということで、アルバムとしても曲を集めただけ、という印象を受けてしまうのが残念な所である。(→自分たちのアイデンティティが何かがはっきりしていないということである。)素材としては悪く無いだけに、実に残念なところであるが、'80's後半にはワールド・ミュージックが台頭してきて、'90'sには様々なものが世界的に受け入れられることになっていくだけに、もう少し頑張って貰いたかったと思えるバンドである。インディーズ系がお好きな方や、素朴なサウンドがお好きな方は、耳を傾けてみたら宜しいかと...

 

Blind Man on a Flying Horse

Blind Man on a Flying Horse

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Talking Elephant
  • 発売日: 2007/08/07
  • メディア: CD

Blind Man on a Flying Horse

Blind Man on a Flying Horse

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mooncrest Records UK
  • 発売日: 1995/11/20
  • メディア: CD

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