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「TAKE THE MONEY AND RUN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年のアメリカ映画「泥棒野郎」である。(日本での劇場公開は1971年3月であった。)セミ・ドキュメントというスタイルが用いられたW・アレン作品ということで、映画ファンであればチェックしておきたい作品の一つである。(彼の初期作品ということで注目度も高い作品の一つである。)

作品データを記しておくと、時間は85分、監督はウディ・アレン、脚本はミッキー・ローズとウディ・アレンの2人、撮影はレスター・ショア、音楽はマーヴィン・ハムリッシュである。そして出演は、ウディ・アレン、ジャネット・マーゴリン、ジャクリン・ハイド、マルセル・ヒライヤー、ロニー・チャップマン、ルイーズ・ラサー、ジャン・マーリン、たちである。

バージルは悪の道で名をはすことを夢見ている変わった男である。喧嘩は弱く、内気でひ弱な男であり、更にドジな一面も持っているという冴えない男であるが、5つの偽名を使い分けるしたたかな所もあって、FBIからは数多くの罪で手配されていた。これまでにも何度か刑務所にも入っているが、アル・カポネの様な大物になることを目指していた。それでも、運が悪かったということで殆ど気にしていなかった。そんな彼が久しぶりに出所して何をしようか考えていると、公園でルイーズという美女と出会う。「チェロの奏者」と嘘をついてしまったバージルに彼女も気があるところを示した。が、彼女とデートするにはお金が必要と言うことで、バージルは銀行強盗をやろうとする。しかし、悪事に関してはことごとく運のないバージルは逮捕されて、またまた刑務所へ収監された。そんなバージルの元にルイーズが面会にやってきて全てを知る。しかし「待っている」という言葉を受けて、バージルは模範囚になって一日も早く出所しようと決意した。しかし、そんなバージルに脱獄計画の誘いが寄せられる。これに乗せられたバージルだったが、計画実行は中止になった。しかし、中止になったことを知らないバージルは、計画通りに脱獄をして、ルイーズの元に逃げてきた。2人は他州へ逃げて結婚し、新婚生活を始める。バージルはセールスマンとしての新たな生活をスタートさせた。が、彼が勤める会社の秘書が、バージルの過去を知り、ゆすりを始めた。バージルはそれを逃れるために秘書を殺そうとあれこれするが、いずれもが失敗し、ルイーズと共に他州へ逃げていった。が、先立つものがないということで、昔の仲間を集めて銀行強盗を計画するが、あっさりと逮捕されて刑務所へ。またまた脱獄してルイーズと共に逃避行を始める。昔の仲間を脅して金を得ようとしたら、その男は刑事になっていたと言うことで、またも逮捕される。で、遂に彼は前科53犯となっていて、それらの罪で800年の懲役という判決がでて、またまた刑務所へ。しかし、現在のバージルは、刑務所の外で犯罪学の公演を行って稼いでいたのだった。

主人公がドジであるということで、コメディ仕立ての展開になっていて、笑いを誘っているので、見ていても重くならない。悪いことをすると逮捕されるという所はよいのだが、それに懲りずに何度でも犯罪を繰り返していくというのはどうかと思うところもある。(ラストが(主人公にとって)ハッピーエンドではなくてバッドエンドになっていたらと思うのだが...)まあ、コメディ仕立てということで、笑って楽しむのがよろしいかと...

 

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