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「TAPEHEADS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「テープヘッズ」である。(日本での劇場公開は1989年9月であった。)音楽ビデオの作品をいくつか作っていたB・フィッシュマンが作ったポップなコメディ作品である。部分部分ではセンスの良さが出ているのだが、全体を通すとハチャメチャ・コメディという勢いで作り上げた作品と言ってもよいものになった。

作品データを記しておくと、時間は88分、原案はビル・フィッシュマン、ピーター・マッカーシー、ジム・ハーツフェルド、ライアン・ロウの4人、監督はビル・フィッシュマン、脚本はビル・フィッシュマンとピーター・マッカーシーの2人、撮影はボジャン・バゼリ、音楽はナイジェル・ハリソンである。そして出演は、ジョン・キューザック、ティム・ロビンス、メアリー・クロスビー、ケイティ・ボイヤー、コニー・スティーヴンス、スーザン・ティレル、ジェシカ・ウォルター、ザンダー・バークレイ、ダク・マックルアー、たちである。

しがない警備会社に勤めるジョッシュとアイヴァンは仲の良い親友同士であった。ある日、2人は一念発起してビデオ製作会社の「ビデオ・エース」という会社を設立した。で、低予算CM、葬式ビデオなど、何でも撮影するということで、様々な仕事こなしていく。中には下らないビデオ製作もあったが、そこは持ち前の明るさで乗り切っていた。そんなある日、2人は大統領候補者のノーマン・マートのショーを撮影することになる。無事に撮影を終えたが、彼を強請ろうとしていた愛人からポルノ・テープを渡されてしまう。そしてそのテープはロック・ジャーナリストのサマンサ・グレゴリーの手に渡ることとなった。2人はサマンサの依頼で製作したミュージック・ビデオが、そのミュージシャンの事故ということも重なって大ヒットすることになった。大きなチャンスを掴んだジョッシュとアイヴァンだったが、大きな仕事で成功を掴むことてせはなく、売れないミュージシャンのスワンキー・モーズのために働くことを決意して、スワンキー・モーズの姿を衛星回線で全国に流す計画を立てる。その頃、例のポルノテープがサマンサの元にあることが分かり、サマンサは殺し屋に狙われることになる。更に、スワンキー・モーズは10万ドルの現金を持って姿を消した。全てが悪い方向になったと思いきや、ノーマン・マートとはジョッシュの恋人のベリンダと言うことが判明し、スワンキー・モーズもコンサート会場に姿を現わし、全ては上手く行くことになった。で、ジョッシュとアイヴァンも成功を手に入れたのだった。

ノリはミュージック・ビデオというところがあって、テンポよく物語が進んで行くことになる。カット割りなどもミュージック・ビデオの手法を使っているところはテンポの良さを感じることになる。ということで、映像的には色々と面白いところがあって、更には歯切れの良さを感じるのだが、ストーリー展開の方が今一つ乗り切れていないのが残念な所である。ギャグにしても所々にテンポの悪さが感じられる。まあ、連続ストーリーを持ったミュージック・ビデオをまとめたと言ったら分かりやすいが、そういう印象のする作品である。→ポップで明るく楽しい所はあるが、映画作品としての統一感、纏まりが今一つである。(そういう所もあってか、それとも日本では今一つ評価が低いコメディ作品ということなのか、)本作は日本ではDVD化されていない。(かつてLDではリリースされていた。)この点も残念な所である。

 

↓ビデオです。

テープヘッズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ
  • メディア: VHS

↓輸入版のビデオとDVD(日本語字幕は当然ありません)

Tapeheads [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Starz / Anchor Bay
  • メディア: VHS

Tapeheads [DVD] [Import]

Tapeheads [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD


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