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「TAKE A HARD RIDE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカとイタリアの合作映画「ワイルドトレイル」である。西部劇であるため、本場アメリカの西部劇の要素と、マカロニウエスタンとしての娯楽的な要素とが合わさった作品に仕上がっているということで、アメリカの西部劇としては異色の作品ということになる。

作品データを記しておくと、時間は104分、監督はアンソニー・M・ドーソン、脚本はエリック・バーコヴィッチとジェリー・ルドウィッグの2人、撮影はリカルド・パロッティーニ、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、ジム・ブラウン、リー・ヴァン・クリーフ、フレッド・ウィリアムソン、カトリーヌ・スパーク、ジム・ケリー、ハリー・ケリー・Jr.、ダナ・アンドリュース、バリー・サリヴァン、ロバート・ドナー、たちである。

テキサスのある町に牛を届けたボブは、その代金として8万6千ドルを手にして帰路に就こうとしたが、心臓発作で死んでしまった。で、彼の道案内を務めたパイクがそのお金をボブの妻の元に届けることになった。しかし、このニュースが伝わったため、賞金稼ぎの悪党たちがこの金を狙うというのは明らかだった。ということで、タイリーという男がバイクを守りながら同行することになった。また、お尋ね者の死体を保安官に届けて200万ドルの賞金を得たキーファーや保安官のケーンもパイクの後を追った。パイクとタイリーは、山賊に襲われて夫を亡くしたキャサリンという未亡人とインディアンのカシトクを助け、共に旅をすることになる。追いついたキーファーが襲って、銃撃戦でキャサリンが死んでしまう。何とか難を逃れたパイクたちはメキシコに逃れたが、今度はケーンが襲ってくる。それを撃退するが、キーファーは諦めずに山賊を味方に引き入れてバイクたちを再び襲うことを考えた。その頃、パイクとタイリーは山賊の襲撃を考えて、ボブの金をカシトクに託し、目的地にまで届けさせることにした。山賊の襲撃に激しい戦いとなる。ダイナマイトが爆発し、山賊は退治され、生き残ったパイクとタイリーはカシトクを追っていった。が、キーファーは生き残っていた。しかし傷ついたこともあって、パイクとタイリーを追うことはしなかった。

西部劇であるのだが、正統派の西部劇に登場する要素はなく、異色の作品と言うことになる。(マカロニウエスタンとしても正統派とは呼べないですが...)が、次々と刺客が現れるということで、連続アクションと言う「娯楽作品」としては十分楽しむことが出来る。

純粋な西部劇ファンには物足りないところが色々とあるが、西部劇が殆ど製作されなくなった現在では、こういう異色の西部劇を娯楽作品として製作するというのも面白いと思うのですが...

 

↓輸入版です。(日本版はありません。かつてはLDでリリースされていたのですが...)

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