「TANK GIRL」 [映画(洋画)]
表題の作品は1995年のアメリカ映画「タンク・ガール」である。(日本での劇場公開は1995年11月であった。)イギリスの人気コミックの(実写)映画化作品であるが、漫画の原画を挿入しているということで、漫画チックな表現方法を導入し、更に音楽の方も、当時流行っていたオルタナ系サウンドを中心にしていて、コミックの世界がそのまま映画になったと言って良い作品となった。(但し、内容的には...ということになってしまいましたが...)
作品データを記しておくと、時間は104分、原作はアラン・マーティンとジェイミー・ヒューレットの2人、監督はレイチェル・タラレイ、脚本はテディ・サラフィアン、撮影はゲイル・タッターサル、音楽はグレーム・レヴェルである。そして出演は、ロリ・ペティ、ナオミ・ワッツ、アイス・T、ジェフ・コーバー、レグ・E・キャシー、マルコム・マクダウェル、アン・キューザック、ドン・ハーヴェイ、イギー・ポップ、ブライアン・ウィマー、スコット・コフィ、たちである。
近未来の地球は文明が崩壊していた。荒れ果てた地には資源を独占しようとする悪徳会社が資源を狙っていた。また、生き残った僅かな人たちは強制労働者として働かされていた。仲間たちと暮らしていたタンク・ガールは、エイリアンによって住み処を襲われ、壊滅した。で、タンク・ガールは復讐のために立ち上がる。しかし、エイリアンに捕まって強制労働所へ送られた。そこで彼女はジェット・ガールと知り合い、脱出すると、悪徳会社とエイリアンを倒すために戦いを挑んだ。そして、恋人となったエイリアンたちも加え、敵を追いつめていき、そして倒した。で、地球は再び開放されたのだった。
物語としてはありがちな近未来SFアクションものの内容であるが、コミック風の描写、コメディの要素を用いて漫画チックに描いているため、表現方法は面白いのだが、ストーリー的にはB級作品を見ている気になる。ということで、B級作品がお好きな方にはお勧めできるが、大作志向の方は近づかない方が宜しいかと...(そういうこともあって、かつてLDではリリースされていたが、日本ではDVD化されていない作品である。)
↓ビデオです。
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Tank Girl: The Odyssey (Remastered Edition) (Tank Girl (Unnumbered))
- 作者: Peter Milligan
- 出版社/メーカー: Titan Books
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: ペーパーバック
Tank Girl: The Odyssey (Tank Girl (Graphic Novels))
- 作者: Peter Milligan
- 出版社/メーカー: Titan Books
- 発売日: 2003/07/01
- メディア: ペーパーバック
Tank Girl: Apocalypse (Tank Girl (Graphic Novels))
- 作者: Alan Grant
- 出版社/メーカー: Titan Books
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: ペーパーバック
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