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MODERN TALKING『THE 1ST ALBUM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された(文字通りの)彼らの1st.アルバムである。(実に分かりやすいアルバム・タイトルである。)ドイツ出身のデュオである彼らは、'80'sに欧州で大ヒットをしばしていて、ドイツ出身のグループの中では最も成功していたと言ってもいい存在となっていたが、活動4年目となる1987年に解散したこともあって、'80'sを駆け抜けていったグループでもあった。(後、1998年に再結成、2003年に再び解散している。)本アルバムは、そんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。尚、本アルバムは本国(西)ドイツでは1位を獲得し、オーストリアとスイスでは2位、ノルウェーでは5位、スウェーデンでは12位を記録している。(US/UKではチャートインしていない。)

収録曲は以下の全9曲である。『Daimonds Never Made A Lady』『The Night Is Yours-The Night Is Mine』『Do You Wanna』『Lucky Guy』『One In A Million』『Bells Of Paris』『You're My Heart, You're My Soul』『You Can Win If You Want』『There's Too Much Blue In Missing You』。

この中からシングル曲としてリリースされているのは2曲である。アルバムよりも半年ほど先行してリリースされたデビュー・シングルの『You're My Heart, You're My Soul』は本国(西)ドイツとオーストリア、スイスで1位を獲得している。また、スウェーデン、ノルウェー、フランスでは3位を、オランダでは6位を記録している。また、イギリスでも56位を記録していて、欧州では大ヒットを記録した。2nd.シングルの『You Can Win If You Want』も、実はアルバムよりも先行してのリリースである。(このため、本アルバムからは「シングル・カットは無し/シングル・リリース曲を収録している」と言った方が正しいことになる。)この曲も(西)ドイツとオーストリアでは1位を獲得、スイスは2位、オランダ7位、フランス8位、イギリス70位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲の『You're My Heart, You're My Soul』と『You Can Win If You Want』、そして『Daimonds Never Made A Lady』と『Lucky Guy』をピックアップしておく。

『You're My Heart, You're My Soul』は『愛はロマネスク』という邦題で日本でもカヴァーされてそこそこのヒットを記録したことから、彼らの名前はある程度日本でも知られている。また、当時はイギリスのポップ・デュオのWHAM!の人気が高かったことから、「(西)ドイツのワム!」と言われたこともあった彼らである。そのサウンドはディスコ調のダンス系ミュージックであり、親しみやすいものであるのだが、ボーカルの方はファルセットを中心としていたため、評価が分かれているのもまた事実である。(ディスコ・ミュージックということで、歌詞よりもノリ、リズムを求める方には歓迎されたが、ボーカルを楽しみたい方には嫌われた。)

'80's中期には、彼ら以外にもいくつかのミュージシャンがファルセットを中心にしたこともあったが、彼らもそんな中の1つのグループとして'80's中期に名前を残したグループである。それだけに、'80'sのダンス系ミュージック(ディスコ・ミュージック)を堪能するのであれば、しっかりと聴いておきたい所である。

それにしても、彼らは欧州では大ヒットを記録しているのに、アメリカではさっぱりだったというのも不思議なところである。(イギリス出身ならばともかく、このあたりは(西)ドイツ出身ということなんでしょうね...)

 

First Album

First Album

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmg Int'l
  • 発売日: 1998/10/13
  • メディア: CD


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