MIKE OLDFIELD『TUBULAR BELLS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。'60'sには姉とフォーク・デュオを結成して活動したり、解散後はセッション・ミュージシャンとしてロンドンで活動を続けていた彼であるが、ヴァージン・レコードの第一弾アーティストとしてソロ・デビューを果たすことになた記念すべきアルバムである。イギリスで大ヒットとなっていて、発売から1年以上経過してから全英1位を獲得しているアルバムである。(翌年に発表された2nd.アルバムが全英1位にいたが、それに取って代わって1位を獲得したが、後から発表したアルバムが先に1位を獲得していたという珍しいことが起こった。)
収録曲はLPではA/B面に1曲ずつで、合計2曲であった。(タイトルは以下の通りである。)『Tubular Bells, Part 1』『Tubular Bells, Part 2』。Part 1は26分弱、Part 2は23分強という超大作である。
また、2009年にリリースされたデラックス盤(CD:2枚、DVD:1枚の3枚組)では、DISC 2が上記1973年盤の2曲を収録し、DISC 1は『2009 Stereo Remix. Part 1』『2009 Stereo Remix. Part 2』『Mike Oldfield's Single』『Sailor's Hornpipe』の4曲を収録していた。(DISC 3のDVDは、DISC 1の4曲(最初の2曲は「5.1 Surround Sound Mix」である。)と『Part 1 (Visual Content)』の5曲が収録されている。)
時間的なことから、収録曲をそのままシングルと言うのは不可能であり、Part 2からの抜粋部分に彼のギター・プレイなどをオーバー・ダビングして『Mike Oldfield's Single』というタイトルのシングルがリリースされている。このシングルは、イギリスでは最高位31位、豪州で12位、カナダで3位、アメリカではBillboardで最高位7位(1974年の年間シングル・チャートでは79位にランクイン)を記録する大ヒットとなった。
サウンドの方は、雄大なスケールの一大シンフォニーと言っても良く、'70's当時には色々と試みられたクラシック音楽との融合させたものであるが、単にロックとクラシックの融合というだけでなく、ジャズやフォークの要素までもを融合させていることで、完全に新しい音楽世界を生み出している。
また、デラックス盤では、それをリミックスしていて、音質的にも改善されているため、これを聴かない訳にはいかない。(まして、DVDの5.1チャンネルのバージョンまであるのですから...)→2003年盤の新録音されたものも悪くないが、デラックス盤が登場した現在ではこちらに限ります。
歴史的名盤であるだけに、じっくりと聴き入りましょう!!
↓デラックス盤
↓デラックス盤のDISC 1(4曲収録)のみはこちら
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