MOODY BLUES『DAYS OF FUTURE PASSED』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1967年に発表された彼らの2nd.アルバムであり、かつ、最初のコンセプト・アルバムである。(プログレの祖とされている彼らの記念すべきアルバムと位置づけることも出来る。)イギリスでは最高位27位を記録していて、かれらがブレイクすることになった。また、アメリカでは'60'sの発表から遅れた1972年になってBillboardで最高位3位を記録していて、1973年の年間アルバム・チャートでは30位にランクインしている。
オリジナル盤では収録曲は全7曲であったが、2008年にリマスターされた時に10曲のボーナス・トラックが追加収録されている。収録曲は以下の通りである。『The Day Begins』『Dawn: Dawn Is A Feeling』『The Morning: Another Morning』『Lunch Break: Peak Hour』『Evening: The Sun Set/Twilight Time』『The Afternoon: Forver Afternoon (Tuesday?)/(Evening) Time To Get Away』『The Night: Nights In White Satin』。(以下は2008年盤のボーナス・トラック)『Don't Let Me Be Misunderstood [BBC Radio Session]』『Fly Me High [1967 Mono Single Masters]』『I Really Haven't Got The Time [1967 Mono Single Masters]』『Love And Beauty [1967 Mono Single Masters]』『Leave This Man Alone [1967 Mono Single Masters]』『Cities [1967 Mono Single Masters]』『Tuesday Afternoon [Alternate Mix]』『Dawn Is A Feeling [Alternate Version]』『The Sun Set [Alternate Version Without Orchestra]』『Twilight Time [Alternate Vocal Mix]』。
この中からシングル・カットされたのは2曲であり、『Nights In White Satin』が'67年にイギリスで最高位19位を記録し、1972年にアメリカでシングルとしてリリースされた時にBillboardで最高位2位を記録して、1972年の年間シングル・チャートでは32位にランクインしている。また、この時にイギリスでは再度チャートインして、最高位9位を記録した。もう1曲はアメリカでのシングルで、『Tuesday Afternoon』が1968年にリリースされていて、その時にBillboardで最高位24位を記録している。
お薦め曲としては、特定の曲を取り上げることはしないで、「全曲」ということにしておく。というのは、本アルバムは歴史的なコンセプト・アルバムであって、一部の曲を取り上げて聴くのではなく、アルバムを1つの作品として、最初から最後までじっくりと堪能するためである。(特にプログレ系のコンセプト・アルバムはこういう形で聴くべきアルバムが多数ある。)
尚、2006年にはSACDでもリリースされており、曲数も全19曲にまで膨れていて、時間も100分弱になったものがリリースされている。(CDとしては2枚組としてリリースされた。収録曲に関しては省略する。)
発表から40年以上が経過しているが、ここには全く色褪せることのないサウンドがある。時間を掛けてじっくりと聴き込みたいアルバムであるだけに、ゆっくりと堪能しましょう!
↓2008年リマスター盤
デイズ・オブ・フューチャー・パスト+10(紙ジャケット仕様)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2008/10/22
- メディア: CD
↓2006年SACD/2枚組CD盤
↓DVD-Audio盤(全7曲)
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